1 / 2
第一章 冒険の始まり
冒険前夜 時空門管理人
しおりを挟む
━今よりずっと未来の日本でのこと━
「時空門、開門!」
張りのある声とともに、‘’時空門‘’がギギギ…と音を立てて開き出す。
時空門は横は8メートル、縦10メートル程の教会の扉のような形をした門で、過去と現在、現在と未来を結ぶ、いわゆるタイムマシンの役割があって、時空旅行やいろんな時代の調査を行っている。
時空門からはガイドらしき人の後に7、8才ほどの子どもとその親がぞろぞろとでてきた。
恐竜の観察ツアーでもやってきたのだろう、子どもたちの手には、白亜紀土産、白亜紀の木のキーホルダーがあった。
「気を付けてお帰りくださいね」
と言われ親子らが帰っていく。
「時空門、閉門!」
役目を終えた時空門がゆっくりと閉まっていく
「凪、門の点検よろしく。」
「了解、閉開ご苦労だった剛」
おう、あとはよろしく
と言って剛は休憩ルームへ向かった。
「あ、凪いた!ねーね、明日お偉いさんが来るらしいよ」
剛とすれ違うように入ってきたのは、霞だった。霞は僕らの同僚で、俺と剛の三人でよく食事にいっている。
「まじか、どこの人だ?」
「時空省のトップの人たちだって。」
「明日のスケジュール見たら280年前だったから多分そうだと思う。」
「280年前って、あのウイルスがやばかったときか。確かコロなんちゃらってやつ。」
「あ、そうだそうだ。それ。」
歴史はあまり得意ではなく近代史は特にあやふやだったが自分の記憶があってて少しホッとした
「てか霞どうしたんだ。担当ここじゃないだろ。」
「あ…えっと…今夜一緒に食事どう?」
「あ…別に二人きりとかじゃなくて…剛くんも一緒に…」
「私達3人、ここで働き始めて1年になるじゃん、だからさ。」
「1年、もうそんなに経つか。」
一瞬告白されるんじゃないかと思ったことは口が裂けても言えないがこの3人が特別な存在であると思ってくれていたことが嬉しかった。
「てことで、先行ってるね。」
「あぁ、じゃあな」
よっしゃやってやるぞと思っていたその時、
ウーンウーンと大きなサイレンが鳴り響いた。
時空門の横のランプを見ると赤色だった。
つまりは緊急事態ということだ。こんなことは初めてで、驚いたが自動制御装置があるのでまあ大丈夫だと思った。
サイレンがなった数秒後には自動制御装置が作動し、時空門が強制停止される、はずだった。門は停止されるどころか開き出し、青白い光が出始めていた。‘’準備完了‘’の合図だ。
「おい、なにが起きてんだ…」
準備が完了し、門は開ききっていた。
門を閉じなければと門に近づいたとき、門に吸い込まれてしまった。
「うわぁ~~」
門に吸い込まれて、数十秒の間、暗闇に落ちていくと、出口が見えてきた。
出口を出ると、暗闇にひとり立っていた。
ひとくちコラム 「時空門管理人」
時空門管理人は時空門の門番のような役目をしていて、門の開閉を行ったり出入者の管理しているぞ!
「時空門、開門!」
張りのある声とともに、‘’時空門‘’がギギギ…と音を立てて開き出す。
時空門は横は8メートル、縦10メートル程の教会の扉のような形をした門で、過去と現在、現在と未来を結ぶ、いわゆるタイムマシンの役割があって、時空旅行やいろんな時代の調査を行っている。
時空門からはガイドらしき人の後に7、8才ほどの子どもとその親がぞろぞろとでてきた。
恐竜の観察ツアーでもやってきたのだろう、子どもたちの手には、白亜紀土産、白亜紀の木のキーホルダーがあった。
「気を付けてお帰りくださいね」
と言われ親子らが帰っていく。
「時空門、閉門!」
役目を終えた時空門がゆっくりと閉まっていく
「凪、門の点検よろしく。」
「了解、閉開ご苦労だった剛」
おう、あとはよろしく
と言って剛は休憩ルームへ向かった。
「あ、凪いた!ねーね、明日お偉いさんが来るらしいよ」
剛とすれ違うように入ってきたのは、霞だった。霞は僕らの同僚で、俺と剛の三人でよく食事にいっている。
「まじか、どこの人だ?」
「時空省のトップの人たちだって。」
「明日のスケジュール見たら280年前だったから多分そうだと思う。」
「280年前って、あのウイルスがやばかったときか。確かコロなんちゃらってやつ。」
「あ、そうだそうだ。それ。」
歴史はあまり得意ではなく近代史は特にあやふやだったが自分の記憶があってて少しホッとした
「てか霞どうしたんだ。担当ここじゃないだろ。」
「あ…えっと…今夜一緒に食事どう?」
「あ…別に二人きりとかじゃなくて…剛くんも一緒に…」
「私達3人、ここで働き始めて1年になるじゃん、だからさ。」
「1年、もうそんなに経つか。」
一瞬告白されるんじゃないかと思ったことは口が裂けても言えないがこの3人が特別な存在であると思ってくれていたことが嬉しかった。
「てことで、先行ってるね。」
「あぁ、じゃあな」
よっしゃやってやるぞと思っていたその時、
ウーンウーンと大きなサイレンが鳴り響いた。
時空門の横のランプを見ると赤色だった。
つまりは緊急事態ということだ。こんなことは初めてで、驚いたが自動制御装置があるのでまあ大丈夫だと思った。
サイレンがなった数秒後には自動制御装置が作動し、時空門が強制停止される、はずだった。門は停止されるどころか開き出し、青白い光が出始めていた。‘’準備完了‘’の合図だ。
「おい、なにが起きてんだ…」
準備が完了し、門は開ききっていた。
門を閉じなければと門に近づいたとき、門に吸い込まれてしまった。
「うわぁ~~」
門に吸い込まれて、数十秒の間、暗闇に落ちていくと、出口が見えてきた。
出口を出ると、暗闇にひとり立っていた。
ひとくちコラム 「時空門管理人」
時空門管理人は時空門の門番のような役目をしていて、門の開閉を行ったり出入者の管理しているぞ!
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる