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三千世界・反転(9)
第八話 「久遠の傷跡」
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政府首都アルマ
新たに手にした力を存分に振るいながら、ホシヒメは敵だらけの政府首都を中央突破していく。道路から見える行政都庁の上部には、赤い鉤爪の黒竜が飛び回っていた。
「お!あれってノウンじゃない?やっぱ生きてたんだ!」
喜び勇むホシヒメに、右腕が輝きで返す。
「え?何々……あいつは凶竜だからルクレツィアと同じで会話は通じない……?なら、ぶん殴ってゼルみたいに吸収しちゃおう!」
ホシヒメは全く怯むこと無く、行政都庁へ突っ込んでいく。
行政都庁
「とーぉう!」
ライダーキックでエントランスの強化ガラスをいとも容易く貫いてホシヒメは行政都庁へ突入する。内部はメビウス化した職員で埋め尽くされており、ホシヒメは片っ端から彼らを右腕に吸収していく。
「ゴーゴー!」
粗方吸収し終えると、エレベーターシャフトに突貫して、そのままの勢いで一気に浮上して通路を進み、連絡エリアまで突っ切る。
行政都庁・連絡エリア
四つの塔を繋ぐ連絡エリアに出たホシヒメがしばし歩いていると、上空から黒竜が急降下し、先制攻撃してくる。ホシヒメは強烈な脚の一撃を躱し、距離を取る。
「やっぱりノウンって竜化すると別人みたいになるよねー」
ホシヒメが拳を突き合わせつつそう言うと、竜化したノウンは赤く染まった瞳を向ける。
「殺す……全て、残さず……鏖《みなごろ》す!」
「えへへ、なるほどねー。ルクレツィアもおかしくなったわけじゃなかったんだ。ただ、本当の自分が目覚めた、それだけだったんだね」
ノウンは極太の熱線を放つ。ホシヒメは真正面から右腕で熱線を受け止め、ノウンは横にスライディングして翼爪を床に突き立ててブレーキをかけ、錐揉み回転をしながら突っ込む。躱したホシヒメへノウンは巨大な翼でブレーキをかけつつ暴風を放ち、空気の巨大な塊が飛んでいく。ホシヒメは螺旋状の闘気を全身に纏って突撃し、空気の塊を破壊してノウンを吹き飛ばす。ノウンは受け身を取り、咆哮する。禍々しいオーラが全身から立ち上ぼり、赤みが増していく。
「これがノウンの、凶竜の本当の力ってことだね」
ホシヒメはワクワクを抑えきれないのか、自然と笑みがこぼれる。ノウンは上空を高速で旋回しつつ、翼爪を次々と打ち込む。発射する度に翼爪は即座に再生され、ノウンは攻撃を回避したホシヒメに落下しつつ蹴りを放つ。
「あれ?よくよく考えたらさ、ノウンの翼爪っていくらでも復活するじゃん。あの時別に翼爪をルクレツィアが持ってたからってノウンが死んだとは限らなかったじゃん」
ホシヒメは蹴りを往なしつつ独り言を呟いていると、右腕が赤い光を返す。
「うーん、そだね。今はこういうこと考えてる場合じゃないよね」
蹴りを躱されたノウンは剣のごとき棘が生えた尾を床に突き刺し、そのまま捲り上げて翼で砕き、破片が降り注ぐ。和弓に乗って加速したホシヒメは破片を躱し、そのまま強烈な拳をノウンの腹に叩き込む。受け身を取ったノウンは、更に凄まじい咆哮を撒き散らし、高速で旋回しながら舞い上がっていく。着地したホシヒメは、その様を見上げる。
「なにするつもりなんだろう」
次第に周囲は暗黒に包まれてゆき、政府首都の建造物が瓦礫となって浮上していく。暗黒が周囲を包んで嵐のごとくなった瞬間、ノウンはその頂点から凄まじい速度で降下し、咆哮して霧のように立ち込めていた暗黒を吹き飛ばす。同時に、無数の瓦礫が雨のように降り注ぐ。ノウンの瞳は赤く、裂けたように長く、見た者を射殺さんばかりの輝きを放っていた。
「へへへ……すっごく楽しいよね、こういうのってさ!」
ホシヒメは笑顔で突っ込む。ノウンは迎撃に身を翻して尾を振り抜き、小さく跳躍したホシヒメに蒼炎を噛み砕いて拡散させ、即座に空へ飛んで急降下する。ホシヒメは火球を右腕の一薙ぎで打ち消すと、竜闘気を纏って竜化した左足での蹴りで、ノウンと真正面からぶつかり合う。蹴りでの競り合いはホシヒメが打ち勝ち、姿勢の崩れたノウンの胸部に和弓から放たれた闘気の矢が突き刺さり、そこに空いた傷口へホシヒメが右腕を叩き込む。
「もらった!」
ホシヒメの右腕が赤く光輝き、ノウンが吸収される。彼女はゆっくりと着地し、周囲の暗黒が晴れる。
「よし、じゃあ次のところに行こっか!ノウン、聞こえてるー?」
右腕をこんこんと叩くと、光が返事を返す。
「よしよし、ちゃんと正気に戻ってるみたいだね」
ホシヒメは連結エリアの端から、そのまま飛び降りる。
大灯台・頂上
ウルヌが縁から景色を眺めていると、後ろにストレンジが現れる。
「アカツキは仕留めた。ホシヒメが即座に再起した上にメビウス化した存在を自身に取り込んでそのまま浄化できるとは意外だったが、このままの勢いなら俺たちの勝ちだ」
ストレンジが声色を変えずそう言うと、ウルヌは僅かに顔をそちらへ向ける。
「新たな希望を手にしたか。まあ、正直言ってネブラの野望も、この世界もどうなろうがどうでもいい。我は、我の悦楽のために戦うだけだ」
「ふん、お前らしい。危ういところがあるお前だからこそ、俺も従っているがな」
ストレンジはウルヌに並ぶ。
「肝心要のホシヒメは今どこにいる?」
「先ほど政府首都で戦っていたようだが、奴の戦闘能力ならもう終わっているだろう。そして奴の異常なまでの勘の鋭さなら……俺たちがここにいるということもわかっているはずだ」
ウルヌは思わず笑みを溢す。
「ククク……もうすぐ復讐の時は来る……」
と、二人は背後に気配を感じて振り向く。そこにはゼロが立っていた。
「む……?」
ストレンジが違和感に気づく。
「お前、メビウス化していないのか」
ゼロが唾棄するように鼻で笑う。
「貴様らごときに俺が負けるとでも思っていたのか?」
彼は青い闘気の刀を抜き、二人へ向ける。
「エイグロンとファナスとやらは既に仕留めた。クラエスの邪魔になるのは貴様だけだ」
ゼロの狙いはストレンジのようで、それを察したストレンジは前に出る。
「ノーマークだったが、まさかお前がここまで生きているとはな。いいだろう、最高の舞台で相手をしてやる」
ストレンジが槍を掲げると、二人は転移した。
――……――……――
ゼロとストレンジの二人が転移したのは、装置で作られた簡易的な結界だった。
「異史でのお前など最初にメビウス化させる候補にすら上がらなかったが、まさか生きているとはな」
ストレンジの言葉に、ゼロは表情を変えずに答える。
「余程俺を甘く見ているようだな」
「ああ、完全に想定外だからな」
ストレンジの左右に、アセンダントと、それに似た兵装の兵器が一体ずつ現れる。
「ならば、俺が貴様の生涯最後の敵だ」
「大した自信だな。ちょうどいい、お前がこの世界で最後にメビウス化する竜だ」
ストレンジと二体のアセンダントが武器を構える。
「行くぞ!」
新たに手にした力を存分に振るいながら、ホシヒメは敵だらけの政府首都を中央突破していく。道路から見える行政都庁の上部には、赤い鉤爪の黒竜が飛び回っていた。
「お!あれってノウンじゃない?やっぱ生きてたんだ!」
喜び勇むホシヒメに、右腕が輝きで返す。
「え?何々……あいつは凶竜だからルクレツィアと同じで会話は通じない……?なら、ぶん殴ってゼルみたいに吸収しちゃおう!」
ホシヒメは全く怯むこと無く、行政都庁へ突っ込んでいく。
行政都庁
「とーぉう!」
ライダーキックでエントランスの強化ガラスをいとも容易く貫いてホシヒメは行政都庁へ突入する。内部はメビウス化した職員で埋め尽くされており、ホシヒメは片っ端から彼らを右腕に吸収していく。
「ゴーゴー!」
粗方吸収し終えると、エレベーターシャフトに突貫して、そのままの勢いで一気に浮上して通路を進み、連絡エリアまで突っ切る。
行政都庁・連絡エリア
四つの塔を繋ぐ連絡エリアに出たホシヒメがしばし歩いていると、上空から黒竜が急降下し、先制攻撃してくる。ホシヒメは強烈な脚の一撃を躱し、距離を取る。
「やっぱりノウンって竜化すると別人みたいになるよねー」
ホシヒメが拳を突き合わせつつそう言うと、竜化したノウンは赤く染まった瞳を向ける。
「殺す……全て、残さず……鏖《みなごろ》す!」
「えへへ、なるほどねー。ルクレツィアもおかしくなったわけじゃなかったんだ。ただ、本当の自分が目覚めた、それだけだったんだね」
ノウンは極太の熱線を放つ。ホシヒメは真正面から右腕で熱線を受け止め、ノウンは横にスライディングして翼爪を床に突き立ててブレーキをかけ、錐揉み回転をしながら突っ込む。躱したホシヒメへノウンは巨大な翼でブレーキをかけつつ暴風を放ち、空気の巨大な塊が飛んでいく。ホシヒメは螺旋状の闘気を全身に纏って突撃し、空気の塊を破壊してノウンを吹き飛ばす。ノウンは受け身を取り、咆哮する。禍々しいオーラが全身から立ち上ぼり、赤みが増していく。
「これがノウンの、凶竜の本当の力ってことだね」
ホシヒメはワクワクを抑えきれないのか、自然と笑みがこぼれる。ノウンは上空を高速で旋回しつつ、翼爪を次々と打ち込む。発射する度に翼爪は即座に再生され、ノウンは攻撃を回避したホシヒメに落下しつつ蹴りを放つ。
「あれ?よくよく考えたらさ、ノウンの翼爪っていくらでも復活するじゃん。あの時別に翼爪をルクレツィアが持ってたからってノウンが死んだとは限らなかったじゃん」
ホシヒメは蹴りを往なしつつ独り言を呟いていると、右腕が赤い光を返す。
「うーん、そだね。今はこういうこと考えてる場合じゃないよね」
蹴りを躱されたノウンは剣のごとき棘が生えた尾を床に突き刺し、そのまま捲り上げて翼で砕き、破片が降り注ぐ。和弓に乗って加速したホシヒメは破片を躱し、そのまま強烈な拳をノウンの腹に叩き込む。受け身を取ったノウンは、更に凄まじい咆哮を撒き散らし、高速で旋回しながら舞い上がっていく。着地したホシヒメは、その様を見上げる。
「なにするつもりなんだろう」
次第に周囲は暗黒に包まれてゆき、政府首都の建造物が瓦礫となって浮上していく。暗黒が周囲を包んで嵐のごとくなった瞬間、ノウンはその頂点から凄まじい速度で降下し、咆哮して霧のように立ち込めていた暗黒を吹き飛ばす。同時に、無数の瓦礫が雨のように降り注ぐ。ノウンの瞳は赤く、裂けたように長く、見た者を射殺さんばかりの輝きを放っていた。
「へへへ……すっごく楽しいよね、こういうのってさ!」
ホシヒメは笑顔で突っ込む。ノウンは迎撃に身を翻して尾を振り抜き、小さく跳躍したホシヒメに蒼炎を噛み砕いて拡散させ、即座に空へ飛んで急降下する。ホシヒメは火球を右腕の一薙ぎで打ち消すと、竜闘気を纏って竜化した左足での蹴りで、ノウンと真正面からぶつかり合う。蹴りでの競り合いはホシヒメが打ち勝ち、姿勢の崩れたノウンの胸部に和弓から放たれた闘気の矢が突き刺さり、そこに空いた傷口へホシヒメが右腕を叩き込む。
「もらった!」
ホシヒメの右腕が赤く光輝き、ノウンが吸収される。彼女はゆっくりと着地し、周囲の暗黒が晴れる。
「よし、じゃあ次のところに行こっか!ノウン、聞こえてるー?」
右腕をこんこんと叩くと、光が返事を返す。
「よしよし、ちゃんと正気に戻ってるみたいだね」
ホシヒメは連結エリアの端から、そのまま飛び降りる。
大灯台・頂上
ウルヌが縁から景色を眺めていると、後ろにストレンジが現れる。
「アカツキは仕留めた。ホシヒメが即座に再起した上にメビウス化した存在を自身に取り込んでそのまま浄化できるとは意外だったが、このままの勢いなら俺たちの勝ちだ」
ストレンジが声色を変えずそう言うと、ウルヌは僅かに顔をそちらへ向ける。
「新たな希望を手にしたか。まあ、正直言ってネブラの野望も、この世界もどうなろうがどうでもいい。我は、我の悦楽のために戦うだけだ」
「ふん、お前らしい。危ういところがあるお前だからこそ、俺も従っているがな」
ストレンジはウルヌに並ぶ。
「肝心要のホシヒメは今どこにいる?」
「先ほど政府首都で戦っていたようだが、奴の戦闘能力ならもう終わっているだろう。そして奴の異常なまでの勘の鋭さなら……俺たちがここにいるということもわかっているはずだ」
ウルヌは思わず笑みを溢す。
「ククク……もうすぐ復讐の時は来る……」
と、二人は背後に気配を感じて振り向く。そこにはゼロが立っていた。
「む……?」
ストレンジが違和感に気づく。
「お前、メビウス化していないのか」
ゼロが唾棄するように鼻で笑う。
「貴様らごときに俺が負けるとでも思っていたのか?」
彼は青い闘気の刀を抜き、二人へ向ける。
「エイグロンとファナスとやらは既に仕留めた。クラエスの邪魔になるのは貴様だけだ」
ゼロの狙いはストレンジのようで、それを察したストレンジは前に出る。
「ノーマークだったが、まさかお前がここまで生きているとはな。いいだろう、最高の舞台で相手をしてやる」
ストレンジが槍を掲げると、二人は転移した。
――……――……――
ゼロとストレンジの二人が転移したのは、装置で作られた簡易的な結界だった。
「異史でのお前など最初にメビウス化させる候補にすら上がらなかったが、まさか生きているとはな」
ストレンジの言葉に、ゼロは表情を変えずに答える。
「余程俺を甘く見ているようだな」
「ああ、完全に想定外だからな」
ストレンジの左右に、アセンダントと、それに似た兵装の兵器が一体ずつ現れる。
「ならば、俺が貴様の生涯最後の敵だ」
「大した自信だな。ちょうどいい、お前がこの世界で最後にメビウス化する竜だ」
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