2 / 9
哀れな王子
しおりを挟む
王子は夢の国の住人では無かった。
ただ自分の愛する姫を追いかけ夢の国にやってきた。
だが、姫は見つからず帰り道さえ分からなくなってしまった王子は、森の中で倒れてしまった。
気がつくとそこには赤い頭巾をかぶった少女と体格のいい男が立っていた。
少女に今の自分の状況を聞くと、「森の中で倒れていたのを見つけこちらの狩り人の方と一緒に私のお家までお運びいたしました。といってもほとんど狩人の人が運んで下さったんですけど…」と照れくさそうに少女は笑った。
狩人の方はと言うと、笑顔一つ見せず王子を警戒している様子だった。
そんな二人に慌てて感謝の言葉と自分が倒れていた理由を話すと少し狩人の警戒が和らいだ気がした。
彼女は、森のはずれにあるこの家でずっと一人で住んでいるらしい。
ここは狼が出るらしく少女と町の人を守るため彼(狩人)がいるのだろうと王子は、理解した。
少女の日課は血の繋がっていない森の中に住むおばあちゃんの家に遊びに行く事らしい。だから王子を発見できたのだろう。
ただ自分の愛する姫を追いかけ夢の国にやってきた。
だが、姫は見つからず帰り道さえ分からなくなってしまった王子は、森の中で倒れてしまった。
気がつくとそこには赤い頭巾をかぶった少女と体格のいい男が立っていた。
少女に今の自分の状況を聞くと、「森の中で倒れていたのを見つけこちらの狩り人の方と一緒に私のお家までお運びいたしました。といってもほとんど狩人の人が運んで下さったんですけど…」と照れくさそうに少女は笑った。
狩人の方はと言うと、笑顔一つ見せず王子を警戒している様子だった。
そんな二人に慌てて感謝の言葉と自分が倒れていた理由を話すと少し狩人の警戒が和らいだ気がした。
彼女は、森のはずれにあるこの家でずっと一人で住んでいるらしい。
ここは狼が出るらしく少女と町の人を守るため彼(狩人)がいるのだろうと王子は、理解した。
少女の日課は血の繋がっていない森の中に住むおばあちゃんの家に遊びに行く事らしい。だから王子を発見できたのだろう。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる