4 / 43
バステリア編
オペレーション「Freedom of The Earth 」
しおりを挟む
強行偵察を受けた後のバステリア艦隊は勝った追い返したと盛り上がっていたが、指揮官クラスはただ手放しに喜ぶわけにはいかなかった。
最高指揮官が無能でも現場指揮官は優秀なのだ。いくら軍隊がマニュアル組織の手本のような組織といえど、最高指揮官が無能な上に現場指揮官まで無能では運用することは不可能なのだ。
故にあくまでも、デスター提督を中心に、という建前で運用するのだ。
「提督!念のため戦闘竜騎をこのまま空に待機させましょう。」
「あの、機械竜が飛んで行った方角に艦隊を差し向けましょう。」
「戦列艦を艦隊の前面で単横陣に並べ替えましょう。」
次々と参謀達から"意見"が提示される。唯、頷いていればその通りに実行され、会戦態勢に移される。
今までもこの様にして勝利を重ねてきた。
提督の仕事と言えば、戦闘前に兵に訓示を垂れ、敵国の元首に降伏文書にサインさせるくらいだ。
こうしている間にも、数百隻の戦列艦は、まるで一つの生き物かの様に陣形を組み直していく、そしてこの迅速な対応を可能にするのは通信球だ。
この巨大艦隊を統制するアドミラル・デスターには、通信球を集中的に運用するための部署があり、前世界の帆船とはここが異なる。
**************************
日米連合艦隊 旗艦 ニミッツ
フライトデッキ上ではデッキクルー達がひっきりなしに、F/A-18を打ち上げている。
空対空ミサイルをハードポイントに搭載出来るだけ載せた機体達は、凶悪なオーラさえ放ち、カタパルトによって打ち出される瞬間を並んで待っていた。
第一波では6個空母打撃群からそれぞれ10機ずつの計60機が送り込まれる、敵の数もさるものだが、こちらも数十の機体を狭いエリアに飛ばすと完全な管制を行うことは出来ないのだ。
テクノロジーの限界という奴だ、そもそも数千の敵を叩くことは設計思想に含まれていない。
しかし、F/A-18 F Eに搭載できる対空ミサイルの弾数はステルス性を考慮しないとしても11発である。
3000の竜騎兵を撃ち落とすためには、最低でも第5波まで送り込まなければならない。
日本一国であれば対処は難しかっただろう。
「αチーム、チームリーダージャック3へ貴隊は高度6000にて、250ノットで方位321へ飛行せよ。」
「αリーダー、了解!」
高高度で編隊を組み、E-2ホークアイの指示のもと他の隊とタイミングを合わせて一斉に攻撃を開始する。
早期警戒機の管制による攻撃は湾岸戦争でもワンサイドゲームになった要因の一つだ、相手が探知する前に相手を探知し、戦略的に動くということだ。
「こちら、シーカーキング、チーム アルファ、ブラボー、チャーリーへ 高度5000フィート、敵艦隊100キロ手前で待機」
「アルファリーダー ラジャー」
「ブラボーリーダー ラジャー」
「チャーリーリーダー ラジャー」
他の空域にも艦載機が集結し、指示があればいつでもなだれ込める。
実戦経験豊富なパイロット達にとっても、この大規模な作戦には高揚を感じた。
今までは、軍隊がもっとも苦手とする非対称戦が多かった。しかし今回は国と戦うのだ、ある意味では彼らの本領というところだろう。
「こちら旗艦ニミッツ、第一次攻撃部隊各員へ。本国より開戦の指示が出た。今こそ、君たちファイターパイロットの腕を振るう時だ。我が国の外交官達の処刑を企て、自由を尊ぶ我らに服従を求めた代償を奴らに払わせてやれ。この作戦を"Freedam of The Earth"と呼称する。各員の健闘を祈る。Good luck.」
「こちら、エリア1管制担当 シーカーキング、チームアルファ、ブラボー、チャーリー各隊へ方位 0から地点Δで変針 敵編隊の横腹をつく。オーバー Good luck 。」
編隊は速度を落とし空戦に備える。
「ジャック3よりチームアルファ各員へ、今から待ちに待った空戦の時間だ。
今回の相手は珍しくミグじゃない、ファンタジーの国から来たディズニーもびっくりな奴らだ。
ミサイルを1発無駄にするごとに、チーム全員にビール10杯だ。いいな、外しすぎて破産しないようにな。行くぞ。」
「アルファ2ラジャー」
「アルファ3ラジャー」
「アルファ4コピー!」
今日もいつもと同じ共に戦場を戦い抜いて来た仲間だ。
心強いことこの上ない。
そろそろ敵が視界に入る頃だ。
「ジョン、見えたぞっ前と同じ奴らだ!」
「バリー行くぞ。準備はいいか?<Are you ready?>」
「コンタクト!
こちらアルファリーダー,ジャック3、シーカーキングへ交戦開始する!」
「こちらシーカーキング了解した。交戦を許可する。
ウエポンズフリー。」
「エンゲージ!エンゲージ!」
各機のコックピットのモニター上に敵が割り振られ、表示される。AIM-120の搭載数は11発だ。
1チーム4機×11発の空対空ミサイルが敵、竜騎を屠る算段だ。1チームが全弾撃ち尽くすと、間髪置かずに次のチームが攻撃を仕掛ける。
そしてこれを数波に渡って行う。
距離は15キロを切った、とうに攻撃は可能な距離であるが、敵の数が多すぎるため的を絞るために接近したのだ。
視界には鳥の群れのように竜騎士達が待ち構えている。これから何が起ころうとも知らずに。
ジョンは隊長としての任も果たさねければならない。戦闘中の"隊長"ジョナサン・ブレスター中尉は至って真面目に振る舞う。あくまでも"隊長"としてはだが。
「各機散開、各員の判断で攻撃しろ。」
「ジャック3エンゲージ!」
「アルファ2エンゲージ」
「アルファ3エンゲージ」
「アルファ4エンゲージ」
戦闘開始だ。まだ距離があるので敵味方入り乱れた戦場というわけではない。
アウトレンジからのミサイルによる一方的な攻撃から始まる。敵はまだ攻撃に対しての準備を始めているようには見えない。この距離から攻撃を開始されるとは想像できるわけもない。
F/A-18 E/Fは同時に16の敵を認識し8の目標を同時にロックオンすることが可能である。2撃で全弾撃ち尽くすのだ。
HUD<ヘッドアップディスプレイ>に8つの目標がロックオンされた事が電信音と共に表示された。
8つに竜騎士と赤いサークルがディスプレイの中で重なっている。
「8enemys target Lock ON!」
ミサイル発射のスイッチに指をおき
「Fox2 fire!」
8つのAIM-120が火を吹き、白い航跡残しながらマッハ6で敵に向かって意思を持つかのように飛翔する。
何かが飛んでくることに気付いた竜騎士達は慌てて避けようと急降下するがそれも虚しく数秒後には、AIM-120によって正確無比に貫かれ、8つの肉片が出来上がり海に堕ちて魚の餌となった。
F/A-18 E/F達は既に次の目標に狙いを定め、竜騎士達に向けてAIM-120を放っていた。
一斉射目で撃ち落とされた竜騎士達は幸運だったのかもしれない。一度目を見てしまった竜騎士達の顔には恐怖が現れていた。
狂い出した者まで出てくるはめだ。
その火を吹き、煙を吐きながら飛んでくる矢はその数だけ竜騎士を消すのだ。しかも誰が狙われているのかもわからない。
今まで無敵を誇りにし無敗の記録を積み上げてきた分だけその反動は大きかった。
そして第2射撃で狙われたもの達はどれも例外なく逃れることは叶わず、AIM-120に貫かれたのだった。
「ジャック3、Target destroyed!」
僚機も1発も外すことなく全弾命中させた
「アルファ4、Enemys shot down!」
「アルファ2、Complete!」
「アルファ3、Finish!」
全弾命中の報告が届き、合計44騎の竜騎を排除した事が確定してた。
「こちらシーカーキング、チームアルファ機の全弾命中を確認した。
チームブラボー、チャーリーも全弾命中だ。
今この空域に残っているのはチームアルファのみだ。
残業しても残業手当は出ないぞ。たった今エリア2から第一波の別攻撃隊が戦闘空域へのアプローチを開始した。直ぐに帰投してくれ。」
「ジャック3ラジャー。聞いたか、直ぐに仲間が来るから出て行けと言われた。やり足りないだろうが帰るぞ。」
こうしてアルファチームはニミッツへ針路を向けた。しかし、これで終わりのわけがない。敵に休みを与えることなく"処理"し続けるのだ。
そう、バステリア帝国の悪夢はまだまだ始まったばっかりなのだ。
最高指揮官が無能でも現場指揮官は優秀なのだ。いくら軍隊がマニュアル組織の手本のような組織といえど、最高指揮官が無能な上に現場指揮官まで無能では運用することは不可能なのだ。
故にあくまでも、デスター提督を中心に、という建前で運用するのだ。
「提督!念のため戦闘竜騎をこのまま空に待機させましょう。」
「あの、機械竜が飛んで行った方角に艦隊を差し向けましょう。」
「戦列艦を艦隊の前面で単横陣に並べ替えましょう。」
次々と参謀達から"意見"が提示される。唯、頷いていればその通りに実行され、会戦態勢に移される。
今までもこの様にして勝利を重ねてきた。
提督の仕事と言えば、戦闘前に兵に訓示を垂れ、敵国の元首に降伏文書にサインさせるくらいだ。
こうしている間にも、数百隻の戦列艦は、まるで一つの生き物かの様に陣形を組み直していく、そしてこの迅速な対応を可能にするのは通信球だ。
この巨大艦隊を統制するアドミラル・デスターには、通信球を集中的に運用するための部署があり、前世界の帆船とはここが異なる。
**************************
日米連合艦隊 旗艦 ニミッツ
フライトデッキ上ではデッキクルー達がひっきりなしに、F/A-18を打ち上げている。
空対空ミサイルをハードポイントに搭載出来るだけ載せた機体達は、凶悪なオーラさえ放ち、カタパルトによって打ち出される瞬間を並んで待っていた。
第一波では6個空母打撃群からそれぞれ10機ずつの計60機が送り込まれる、敵の数もさるものだが、こちらも数十の機体を狭いエリアに飛ばすと完全な管制を行うことは出来ないのだ。
テクノロジーの限界という奴だ、そもそも数千の敵を叩くことは設計思想に含まれていない。
しかし、F/A-18 F Eに搭載できる対空ミサイルの弾数はステルス性を考慮しないとしても11発である。
3000の竜騎兵を撃ち落とすためには、最低でも第5波まで送り込まなければならない。
日本一国であれば対処は難しかっただろう。
「αチーム、チームリーダージャック3へ貴隊は高度6000にて、250ノットで方位321へ飛行せよ。」
「αリーダー、了解!」
高高度で編隊を組み、E-2ホークアイの指示のもと他の隊とタイミングを合わせて一斉に攻撃を開始する。
早期警戒機の管制による攻撃は湾岸戦争でもワンサイドゲームになった要因の一つだ、相手が探知する前に相手を探知し、戦略的に動くということだ。
「こちら、シーカーキング、チーム アルファ、ブラボー、チャーリーへ 高度5000フィート、敵艦隊100キロ手前で待機」
「アルファリーダー ラジャー」
「ブラボーリーダー ラジャー」
「チャーリーリーダー ラジャー」
他の空域にも艦載機が集結し、指示があればいつでもなだれ込める。
実戦経験豊富なパイロット達にとっても、この大規模な作戦には高揚を感じた。
今までは、軍隊がもっとも苦手とする非対称戦が多かった。しかし今回は国と戦うのだ、ある意味では彼らの本領というところだろう。
「こちら旗艦ニミッツ、第一次攻撃部隊各員へ。本国より開戦の指示が出た。今こそ、君たちファイターパイロットの腕を振るう時だ。我が国の外交官達の処刑を企て、自由を尊ぶ我らに服従を求めた代償を奴らに払わせてやれ。この作戦を"Freedam of The Earth"と呼称する。各員の健闘を祈る。Good luck.」
「こちら、エリア1管制担当 シーカーキング、チームアルファ、ブラボー、チャーリー各隊へ方位 0から地点Δで変針 敵編隊の横腹をつく。オーバー Good luck 。」
編隊は速度を落とし空戦に備える。
「ジャック3よりチームアルファ各員へ、今から待ちに待った空戦の時間だ。
今回の相手は珍しくミグじゃない、ファンタジーの国から来たディズニーもびっくりな奴らだ。
ミサイルを1発無駄にするごとに、チーム全員にビール10杯だ。いいな、外しすぎて破産しないようにな。行くぞ。」
「アルファ2ラジャー」
「アルファ3ラジャー」
「アルファ4コピー!」
今日もいつもと同じ共に戦場を戦い抜いて来た仲間だ。
心強いことこの上ない。
そろそろ敵が視界に入る頃だ。
「ジョン、見えたぞっ前と同じ奴らだ!」
「バリー行くぞ。準備はいいか?<Are you ready?>」
「コンタクト!
こちらアルファリーダー,ジャック3、シーカーキングへ交戦開始する!」
「こちらシーカーキング了解した。交戦を許可する。
ウエポンズフリー。」
「エンゲージ!エンゲージ!」
各機のコックピットのモニター上に敵が割り振られ、表示される。AIM-120の搭載数は11発だ。
1チーム4機×11発の空対空ミサイルが敵、竜騎を屠る算段だ。1チームが全弾撃ち尽くすと、間髪置かずに次のチームが攻撃を仕掛ける。
そしてこれを数波に渡って行う。
距離は15キロを切った、とうに攻撃は可能な距離であるが、敵の数が多すぎるため的を絞るために接近したのだ。
視界には鳥の群れのように竜騎士達が待ち構えている。これから何が起ころうとも知らずに。
ジョンは隊長としての任も果たさねければならない。戦闘中の"隊長"ジョナサン・ブレスター中尉は至って真面目に振る舞う。あくまでも"隊長"としてはだが。
「各機散開、各員の判断で攻撃しろ。」
「ジャック3エンゲージ!」
「アルファ2エンゲージ」
「アルファ3エンゲージ」
「アルファ4エンゲージ」
戦闘開始だ。まだ距離があるので敵味方入り乱れた戦場というわけではない。
アウトレンジからのミサイルによる一方的な攻撃から始まる。敵はまだ攻撃に対しての準備を始めているようには見えない。この距離から攻撃を開始されるとは想像できるわけもない。
F/A-18 E/Fは同時に16の敵を認識し8の目標を同時にロックオンすることが可能である。2撃で全弾撃ち尽くすのだ。
HUD<ヘッドアップディスプレイ>に8つの目標がロックオンされた事が電信音と共に表示された。
8つに竜騎士と赤いサークルがディスプレイの中で重なっている。
「8enemys target Lock ON!」
ミサイル発射のスイッチに指をおき
「Fox2 fire!」
8つのAIM-120が火を吹き、白い航跡残しながらマッハ6で敵に向かって意思を持つかのように飛翔する。
何かが飛んでくることに気付いた竜騎士達は慌てて避けようと急降下するがそれも虚しく数秒後には、AIM-120によって正確無比に貫かれ、8つの肉片が出来上がり海に堕ちて魚の餌となった。
F/A-18 E/F達は既に次の目標に狙いを定め、竜騎士達に向けてAIM-120を放っていた。
一斉射目で撃ち落とされた竜騎士達は幸運だったのかもしれない。一度目を見てしまった竜騎士達の顔には恐怖が現れていた。
狂い出した者まで出てくるはめだ。
その火を吹き、煙を吐きながら飛んでくる矢はその数だけ竜騎士を消すのだ。しかも誰が狙われているのかもわからない。
今まで無敵を誇りにし無敗の記録を積み上げてきた分だけその反動は大きかった。
そして第2射撃で狙われたもの達はどれも例外なく逃れることは叶わず、AIM-120に貫かれたのだった。
「ジャック3、Target destroyed!」
僚機も1発も外すことなく全弾命中させた
「アルファ4、Enemys shot down!」
「アルファ2、Complete!」
「アルファ3、Finish!」
全弾命中の報告が届き、合計44騎の竜騎を排除した事が確定してた。
「こちらシーカーキング、チームアルファ機の全弾命中を確認した。
チームブラボー、チャーリーも全弾命中だ。
今この空域に残っているのはチームアルファのみだ。
残業しても残業手当は出ないぞ。たった今エリア2から第一波の別攻撃隊が戦闘空域へのアプローチを開始した。直ぐに帰投してくれ。」
「ジャック3ラジャー。聞いたか、直ぐに仲間が来るから出て行けと言われた。やり足りないだろうが帰るぞ。」
こうしてアルファチームはニミッツへ針路を向けた。しかし、これで終わりのわけがない。敵に休みを与えることなく"処理"し続けるのだ。
そう、バステリア帝国の悪夢はまだまだ始まったばっかりなのだ。
3
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路―
EPIC
ファンタジー
建設隊――陸上自衛隊にて編制運用される、鉄道運用部隊。
そしてその世界の陸上自衛隊 建設隊は、旧式ながらも装甲列車を保有運用していた。
そんな建設隊は、何の因果か巡り合わせか――異世界の地を新たな任務作戦先とすることになる――
陸上自衛隊が装甲列車で異世界を旅する作戦記録――開始。
注意)「どんと来い超常現象」な方針で、自衛隊側も超技術の恩恵を受けてたり、めっちゃ強い隊員の人とか出てきます。まじめな現代軍隊inファンタジーを期待すると盛大に肩透かしを食らいます。ハジケる覚悟をしろ。
・「異世界を――装甲列車で冒険したいですッ!」、そんな欲望のままに開始した作品です。
・現実的な多々の問題点とかぶん投げて、勢いと雰囲気で乗り切ります。
・作者は鉄道関係に関しては完全な素人です。
・自衛隊の名称をお借りしていますが、装甲列車が出てくる時点で現実とは異なる組織です。

半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。

異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる