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異世界生活1日目の話をしよう。2
しおりを挟む名前:イク・カザト ( 郁・風戸 )
年齢:12
称号:◆異世界からの転生者 ◆神の加護を受けし者
魔力量:∞
魔法属性:全属性
所持魔法:◆未取得 → ☆取得可能な魔法があります
固有スキル:◆アイテムボックス →品物を所持した状態で「アイテムボックス収納」と唱えるか、念じることにより収納が可能。「アイテムボックス」と唱えてリストより選択するか、所持している品物を思い浮かべて念じることにより取り出しが可能。 ◆鑑定
所持スキル:◆未取得 →☆取得可能なスキルがあります
へぇ~。想像するだけで物が取り出せるとか、すごく便利だなぁ…
神様は適当に色々入れとくねって言ってたけど、まだ僕はアイテムボックスの中に何が入っているのか知らないので、今回はとりあえず普通に唱えて見てみよう。
「アイテムボックス!」
するとやっぱりまた僕の目の前に画面が現れた。
ええと、なになに…
アイテムボックス内所持リスト:◆携帯 ◆肩がけ鞄 ◆革袋 ◆水袋 ◆絹の下着 ×∞ ◆絹の肌着 ×∞ ◆絹のパジャマ ( ピンク ) ◆絹のパジャマ ( ブルー ) ◆生成りの服 ( 半袖 ) ◆生成りの服 ( 長袖 ) ◆革の上着 ( 半袖 ) ◆革の上着 ( 長袖 ) ◆生成りのパンツ ◆革のパンツ ◆魔法のローブ ◆魔法のブーツ ◆初級回復薬 ×∞ ◆中級回復薬 ×∞ ◆上級回復薬 ×∞ ◆状態異常回復薬 ×∞ ◆大金貨 ×5 ◆金貨 ×4 ◆小金貨 ×5 ◆大銀貨 ×10 ◆銀貨 ×70 ◆小銀貨 ×60 ◆大銅貨 ×700 ◆銅貨 ×400 ◆小銅貨 ×1000 ◆水 → ◆お茶 → ◆珈琲 → ◆ジュース → ◆牛乳 → ◆その他飲料製品 → ◆砂糖 → ◆塩 → ◆お酢 → ◆醤油 → ◆味噌 → ◆白だし → ◆みりん → ◆料理酒 → ◆ソース → ◆その他調味料 → ◆小麦粉 → ◆強力粉 → ◆薄力粉 → ◆片栗粉 → ◆唐揚げ粉 → ◆サラダオイル → ◆ごま油 → ◆オリーブオイル → ◆アマニ油 →…
他にも、その他食料品や魔法の調理器具や生活雑貨等々etc…
……………んんん?
色々と突っ込みたいところは満載なんだけれど、とりあえず僕は一番気になった"携帯"の文字を押して取り出してみた。
普通にスマートフォンみたいな形の携帯が出てきた。
画面のロックを右にスライドすると、画面には"新着MAIL"の文字。
"郁君へ
この携帯は僕との連絡専用だよ!郁君しか開けないし、失くしたり、落としたりしても一定以上離れると自動で持ち主の元へ帰る帰属機能設定付きだから安心してね!前世の物で他に何か必要になった物があったら連絡して良いよ~"
「………………」
僕は無言でスマホをポケットにしまった。
神様。神様は僕をあまりにも甘やかし過ぎではないでしょうか。
そして、もう一つ。
この水とかの横にある"→"は一体なんだろう?
僕は試しに画面上の水の横にある"→"をタッチする。
すると画面には
◆水
・◯の水だより
・◯ルプスの天然水
・◯ろはす
・◯ナジウム天然水
・◯水
…etc
「…………は?」
えぇ~!なんか水だけですっごくたくさんの種類があるんですけど??
僕がまだ一度も飲んだことないものまで入ってるし…
神様、僕のアイテムボックスにほんとに何でもポンポン入れ過ぎなのでは…?
「…………ま、いっか。ジュース飲も」
僕は情報量の過多に考えることを放棄してジュースの"→"ボタンを押し、オレンジジュースを飲んでひと息つくことにした。
キャップを開け、ボトルを傾けてこくこくと飲む。
「…ん!美味しい!」
久しぶりに飲んだオレンジジュースは、甘いけれどすっきりしていてとても美味しかった。
最近はお母さんから渡された金額の中から給食費を捻出しなきゃいけなかったし、さらにそこから食費も賄っていたからこういうジュースの類はずっと飲んでいなかったんだよね。
ピロン
そんなことを考えていた僕の耳に、電子音みたいな音が聞こえた。
あれ?この音、ひょっとしてさっきのスマホかな?
僕はいそいそとスマホを取り出して画面ロックを解除すると、やはり画面には再度"新着MAIL"の文字が。
"ごめんごめん!言い忘れちゃったんだけど、この世界は男の子でも妊娠出来る世界だから!郁君は可愛いからきっとモテモテだと思うよ!頑張って郁君似の可愛い子をたくさん産んでね!"
…………え?待って?どういうこと?
-------------------------------------------------------------
☆補足☆
補足ですが、この世界の貨幣価値です。
・大金貨→10万円
・金貨→5万円
・小金貨→1万円
・大銀貨→5千円
・銀貨→千円
・小銀貨→五百円
・大銅貨→百円
・銅貨→五十円
・小銅貨→十円
…そんなわけで、神様は郁君が困らないようにとアイテムボックスに初っぱなから百万円もぶっこんでたわけですね。
12歳の子相手に百万円。
神様、アホですね~。
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