催眠学校〜今日から君はAV監督〜

本田 壱好

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Another Story

高良 美兎④

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「田所、ゆづな‥」

ゆづなちゃん。可愛らしい名前。

身長、ウエスト、バスト、ヒップ‥

ありとあらゆる情報を機械的に口にする。

周りにいた周囲の人間たちもザワザワと騒ぎ始める。

気にしない、気にしない。
私は、やるべきことをするだけ。

「ゆづなちゃん。あなたは今、とてもストレスを感じてるよね」

「ストレス、かんじて、ます」

眉間に皺を作り、怒りにも似た顔色となる。

「ストレスを感じていると受験に失敗するよ。それでいい?」

「受験‥いや」

「そうだよね。だったら、ストレスを無くさないと。あなたのストレス発散方法は?」

「お風呂に、入ること」

幸せそうに笑顔を作る。

あぁ、食べちゃいたい。

「今、あなたは自分のお家にいます。そして、今からお風呂に入りましょう。その為には、着ている服を全部脱いで、ほらぁ、そこに、あったかぁいお湯がありますよ」

「おふろ、あったかい‥はぁ」

ゆづなちゃんは立ち上がり、服を脱ぎ始める。

「ちょ、ちょっと!」

隣にいた女性が声を上げる。
周りにいた男子生徒達も次々と騒ぎ立てる。

うるさいなぁ。

「ちょっとぉ。うるさいですよぉ。興奮しているくせにぃ」

現に男子生徒の下半身はズボンの上からでも分かるくらい膨らんでいる。

「あなた、公衆の面前で、なにをっ」

眼鏡を掛けた如何にも真面目そうな女性に私は『自白する優等生』と魔法の言葉を耳打ちする。

あ、という短いつぶやきの後、だらんと全身の力が抜けた。

「ほらほら、我慢しないで。開放的になっている彼女を見て、羨ましいでしょ」

「開放、羨ましい、は、い」

「あなたも、彼女を真似していいのよ」

恍惚の表情のまま、眼鏡を掛けた彼女も服を脱ぎ始めた。

悲鳴にも似た声が部屋中に響く。

「みなさーん。ちゅうもーく」

私のその声で、みんな注目し始めた。

私は、注目する中で、魔法の言葉を言い放つ。

教わった通り、全員虚ろな表情で椅子に座った。

「ほら、開放的になった女子生徒二人を見て、みんな興奮してきたよねぇ。ほらぁ、自分で慰めていいんだよぉ」

「う、あぁ」

「んっ、はぁ」

静かな自習室が、それぞれの快楽から漏れる言葉で埋め尽くされる。

「いいよねぇ、皆、ストレス溜まってるもんね。ほら、女性は男性の射精を手伝ってあげて」

そう言うと、女性はヨロヨロと立ち上がり、男子生徒の竿を握って上下に動かし始めた。

でもこれじゃ、男性だけが嬉しいことになるよね。

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