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第五章
氷姫は機嫌良く歌わない⑩
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顔にかかったモノは、想像以上に濃く、ゆっくりと垂れて落ちる感触が、この上なく、不快だった。
「か、会長‥すみません、ひぐっ、な、なにか、拭くもの」
完全に嗚咽を漏らしながら泣いている真中信雄を見て、私は先ほどと違う感情を抱く。
こんな状況だというのに、私の頭は至って冷静だった。
右隣には、愛液で床を濡らしている河合さん。
気持ちよさそうに喘いでいるのに、目には涙。
哀れね。何だか、とても。
『おめでとう!いやぁ、二回目の射精成功だ』
パチパチと拍手が聞こえてくる。
自分たちの意思ではなく、催眠なんていう非科学的なもので操られている私達は、とても哀れだった。
でも‥。
『ギャップの威力はさることながら、この短時間に2回とは恐れいっ、た』
「‥会長⁈」
私は彼の柔らかくなった男性器を手に持ち、再び動かす。
そして、意を決して、それを口に咥えた。
「会長、何を‥あっ」
ゆっくり、味わうように咥えて動かす。
精子の味、というのを初めて体験する。
気持ち悪い、悪臭、嫌だ。
でも、やらないと、ここまできたら、クリアしないと。
私は、この学校の生徒会長なのだから。
『ほぉ。凄まじいな。やはり、記憶を無くしているとはいえ、身体は覚えているものか』
後ろから、意味のわからない事を大門入人が言う。
記憶?
「会長、それ、本当にヤバいです。操られ、て」
口の中で大きくなっていく。
いける、このまま、射精して!
『しゅーりょー!』
しかし無情にも、そこで時間は来てしまった。
ギィ、と音を立て、生徒会室の扉が開く。
「お疲れ様。見ものだったよ」
わざとらしいくらい大きな拍手をして入ってきたのは、大門入人と真野先生だった。
真野先生の目には光は宿らず、一点を見つめている。まるで、人形だ。
「まさかあそこでフェラをするなんてね。それは操られていると感じても無理はないよな」
「‥んぐ、げほっ!」
私は男性器を離し、盛大に咽せた。
「頑張りをたたえて三人とも解放したいが、約束だからな。おい」
真野先生にスマホを渡すと、真野先生は河合さんを無理やり立たせて、真中信雄の隣に立たせた。
「はぁい、リラックスしてぇ」
甘えるような口調でスマホの画面を二人に見せる。
「‥ぁああ」
二人は段々と目の焦点が定まらなくなり、気持ち良さげに口をだらんと開けている。
「二人とも、今日ここで起こったことは何も覚えていないわよ。服を着て、家に帰りましょう」
はい、と答えて機械的に動き始める。
服を着る、その一点の動作に特化されたその動きは、プログラムをされた機械のようで、不気味だった。
服を着替え終えた二人は、そのまま外へ出る。
「さて、一ノ瀬。悪いがお前は解放するわけにはいかない」
「この、変態サディスト。人間のクズ、ゴミ!」
「クハッ!語彙力が乏しいな。元来、人の悪口など言ったことないのだろう。さて、お前にはこれから大仕事が待っているんだが、その最後の下準備に入ろう」
真野、と真野先生を隣に呼ぶ。
何を、始めるの?
「か、会長‥すみません、ひぐっ、な、なにか、拭くもの」
完全に嗚咽を漏らしながら泣いている真中信雄を見て、私は先ほどと違う感情を抱く。
こんな状況だというのに、私の頭は至って冷静だった。
右隣には、愛液で床を濡らしている河合さん。
気持ちよさそうに喘いでいるのに、目には涙。
哀れね。何だか、とても。
『おめでとう!いやぁ、二回目の射精成功だ』
パチパチと拍手が聞こえてくる。
自分たちの意思ではなく、催眠なんていう非科学的なもので操られている私達は、とても哀れだった。
でも‥。
『ギャップの威力はさることながら、この短時間に2回とは恐れいっ、た』
「‥会長⁈」
私は彼の柔らかくなった男性器を手に持ち、再び動かす。
そして、意を決して、それを口に咥えた。
「会長、何を‥あっ」
ゆっくり、味わうように咥えて動かす。
精子の味、というのを初めて体験する。
気持ち悪い、悪臭、嫌だ。
でも、やらないと、ここまできたら、クリアしないと。
私は、この学校の生徒会長なのだから。
『ほぉ。凄まじいな。やはり、記憶を無くしているとはいえ、身体は覚えているものか』
後ろから、意味のわからない事を大門入人が言う。
記憶?
「会長、それ、本当にヤバいです。操られ、て」
口の中で大きくなっていく。
いける、このまま、射精して!
『しゅーりょー!』
しかし無情にも、そこで時間は来てしまった。
ギィ、と音を立て、生徒会室の扉が開く。
「お疲れ様。見ものだったよ」
わざとらしいくらい大きな拍手をして入ってきたのは、大門入人と真野先生だった。
真野先生の目には光は宿らず、一点を見つめている。まるで、人形だ。
「まさかあそこでフェラをするなんてね。それは操られていると感じても無理はないよな」
「‥んぐ、げほっ!」
私は男性器を離し、盛大に咽せた。
「頑張りをたたえて三人とも解放したいが、約束だからな。おい」
真野先生にスマホを渡すと、真野先生は河合さんを無理やり立たせて、真中信雄の隣に立たせた。
「はぁい、リラックスしてぇ」
甘えるような口調でスマホの画面を二人に見せる。
「‥ぁああ」
二人は段々と目の焦点が定まらなくなり、気持ち良さげに口をだらんと開けている。
「二人とも、今日ここで起こったことは何も覚えていないわよ。服を着て、家に帰りましょう」
はい、と答えて機械的に動き始める。
服を着る、その一点の動作に特化されたその動きは、プログラムをされた機械のようで、不気味だった。
服を着替え終えた二人は、そのまま外へ出る。
「さて、一ノ瀬。悪いがお前は解放するわけにはいかない」
「この、変態サディスト。人間のクズ、ゴミ!」
「クハッ!語彙力が乏しいな。元来、人の悪口など言ったことないのだろう。さて、お前にはこれから大仕事が待っているんだが、その最後の下準備に入ろう」
真野、と真野先生を隣に呼ぶ。
何を、始めるの?
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