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第四章
権力者は思うがままに命ずる⑨
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真野君は震える動作で通話ボタンを押し、スピーカーに切り替え横に置いた。
プルプルプル‥。
「お願い、お願い」
そう言いながら、私のボタンを外し終えた。
『もしもし、未来?』
真野君の顔が絶望に染まる.
『おーい、どうした?』
優しそうな声の主。彼女の願い虚しく、婚約者は電話に出てしまった。
「あ、ううん。‥今、何してるの?」
『いま?洗濯物が終わるのを待ってるんだよ』
「あ、そうなんだ」
真野君は私の乳首を弄り始めた。
「おっ、あ」
声をあげそうになる私の口を口で塞いだ。
一瞬焦ったが、なるほど。
声をあげてしまうと、今の状況がバレてしまう恐れがある。
私は何度か首を横に振る。
唇が離れる。私は力強く頷いた。
大丈夫だ。私は、決して声をあげない。
私の決意のこもった意思を感じたのか、彼女も頷いた。
『もしもし?未来?大丈夫?』
「あ、大丈夫。洗濯物やってくれてるんだ。ありがとう」
彼女は平静を装い、普段通り接している。
しかし手の動きは激しさを増す。
片手から両手になり、私の先端から漏れるカウパー液が潤滑油となる。
な、なんと言う事だ。
普段の彼女からこんな姿は想像できない。
だ、駄目だ。変な事を考えるな!
『いいって。まだ学校だろ?今日は遅くなる?』
「うん。ほら、今日はちょっと‥」
『へぇ。いつも定時に帰れるのに。あ、そうか。今日はヒアリングがあるって言ってたな。校長との』
「‥そうなの」
真野君が申し訳なさそうな顔をする。
婚約者に嘘をつくのが忍びないのだろう。
『立派な校長相手だと緊張しそうだよなぁ』
そんな話を普段しているのか。
私は、今の状況が申し訳なくなった。
もちろん、諸悪の根源は‥。
「どうしました?もう、イキそうなんですか」
大門入人は、私の憎悪を嘲笑うかのように飄々としていた。
『あれ?誰かいるの?』
「え?あ、実は、職員室で」
『職員室?おいおい未来、堂々と電話をしてるの?』
駄目だなぁ、と彼氏が笑う。
真野君の冗談と捉えたようだ.
今は、下手に奴を刺激しない方がいい。
このまま、静寂を保つことが先決‥。
「あぐっ」
真野君の両手の動きに合わせ、自身の唾液でさらに滑りを良くさせる。
まずい‥。私は唇を噛み締め、声が漏れないように我慢をする。
しかし、それでも‥。
「はぁ、はぁ‥っく」
声が漏れてしまう。
真野君は必死に目で制してくる。
でも、何故君は大胆に責めてくるんだ。
まるで、そうしたいかのように‥。
いや、違う。
この状況を終わらせるためには、私が‥。
その屈辱的な行為をしなければ、永遠に続く。それを分かった上で彼女は。
『未来?本当にどこにいるの?さっきから、変じゃ無い?」
「え?そ、そんなことないよ‥。それよりさ、今日の晩ご飯は何がいい?」
彼女はそれでも発射しない私に業を煮やしたのか力強く握った。
そして、次は胸の谷間に私のモノを挟む。
『‥別になんでも。なぁ、やっぱり変じゃない?』
私から漏れる声に違和感を覚えたのか。頼む、もう少し、もう少し。
「何もへ、変じゃ、ないよ‥」
唾を垂らし、激しく擦る。
あぁ‥。いつも婚約者にこんな事をしているのか。
なんて幸せな男なのだ。
プルプルプル‥。
「お願い、お願い」
そう言いながら、私のボタンを外し終えた。
『もしもし、未来?』
真野君の顔が絶望に染まる.
『おーい、どうした?』
優しそうな声の主。彼女の願い虚しく、婚約者は電話に出てしまった。
「あ、ううん。‥今、何してるの?」
『いま?洗濯物が終わるのを待ってるんだよ』
「あ、そうなんだ」
真野君は私の乳首を弄り始めた。
「おっ、あ」
声をあげそうになる私の口を口で塞いだ。
一瞬焦ったが、なるほど。
声をあげてしまうと、今の状況がバレてしまう恐れがある。
私は何度か首を横に振る。
唇が離れる。私は力強く頷いた。
大丈夫だ。私は、決して声をあげない。
私の決意のこもった意思を感じたのか、彼女も頷いた。
『もしもし?未来?大丈夫?』
「あ、大丈夫。洗濯物やってくれてるんだ。ありがとう」
彼女は平静を装い、普段通り接している。
しかし手の動きは激しさを増す。
片手から両手になり、私の先端から漏れるカウパー液が潤滑油となる。
な、なんと言う事だ。
普段の彼女からこんな姿は想像できない。
だ、駄目だ。変な事を考えるな!
『いいって。まだ学校だろ?今日は遅くなる?』
「うん。ほら、今日はちょっと‥」
『へぇ。いつも定時に帰れるのに。あ、そうか。今日はヒアリングがあるって言ってたな。校長との』
「‥そうなの」
真野君が申し訳なさそうな顔をする。
婚約者に嘘をつくのが忍びないのだろう。
『立派な校長相手だと緊張しそうだよなぁ』
そんな話を普段しているのか。
私は、今の状況が申し訳なくなった。
もちろん、諸悪の根源は‥。
「どうしました?もう、イキそうなんですか」
大門入人は、私の憎悪を嘲笑うかのように飄々としていた。
『あれ?誰かいるの?』
「え?あ、実は、職員室で」
『職員室?おいおい未来、堂々と電話をしてるの?』
駄目だなぁ、と彼氏が笑う。
真野君の冗談と捉えたようだ.
今は、下手に奴を刺激しない方がいい。
このまま、静寂を保つことが先決‥。
「あぐっ」
真野君の両手の動きに合わせ、自身の唾液でさらに滑りを良くさせる。
まずい‥。私は唇を噛み締め、声が漏れないように我慢をする。
しかし、それでも‥。
「はぁ、はぁ‥っく」
声が漏れてしまう。
真野君は必死に目で制してくる。
でも、何故君は大胆に責めてくるんだ。
まるで、そうしたいかのように‥。
いや、違う。
この状況を終わらせるためには、私が‥。
その屈辱的な行為をしなければ、永遠に続く。それを分かった上で彼女は。
『未来?本当にどこにいるの?さっきから、変じゃ無い?」
「え?そ、そんなことないよ‥。それよりさ、今日の晩ご飯は何がいい?」
彼女はそれでも発射しない私に業を煮やしたのか力強く握った。
そして、次は胸の谷間に私のモノを挟む。
『‥別になんでも。なぁ、やっぱり変じゃない?』
私から漏れる声に違和感を覚えたのか。頼む、もう少し、もう少し。
「何もへ、変じゃ、ないよ‥」
唾を垂らし、激しく擦る。
あぁ‥。いつも婚約者にこんな事をしているのか。
なんて幸せな男なのだ。
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