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第三章

少女は数と共に快楽に溺れる⑧

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~大門入人~

「ははははっ!」

横たわっている足立と夢野に放心状態の横山。絶景‥

「んぷっ」

急に、胃の中の残留物が込み上げ、「おぇ」床に少量吐き出した。

込み上げる不快感。
なんだ、これは。
ただただ、気持ちが悪い。
自分の中の誰かが、この現状を拒絶している。
こんなのはおかしい、ありえないと。

「‥くそ」

口元を拭い、夢野に近づく。
半目開きになっている彼女に催眠アプリをかざし、暗示をかける。
もう戻れないし、戻るつもりもない。

「いいですか、今からあなたは—‐‐」

~夢野数理~

「‥あれ?」

目を開ける。

ここって‥。

目を擦りながら、周りを見渡す。

見覚えのある机。そして、ふかふかのソファ。
私は、いつのまにか生徒会室のソファに横たわっていた。

「あれぇ?」

記憶が飛んでいる‥。
いま、何時、いやそもそも、何日だろう。
頭がガンガンと鈍器で叩かれたような感覚がする。
痛い‥。

何とか、記憶を辿ってみよう。
確か‥そう。男の先生と最後に話していた気がする。
名前は、覚えてないやぁ。でも、よく生徒会にいる人。
その先生に、何かを‥。
あ、スマホ。
わたしは右ポケットからスマホを取り出す。
ロックを開くと、数字がカウントダウンされた。

「なに、これ‥」

10から順番にカウントが減っていく。
こんなアプリ、わたし、いれてない。
でも、なんだろう。
数字をみていると、なんだか、気持ちがふわふわしてきて‥
お股が、むず痒い。

3.2.1.0とカウントがゼロになった。
画面には円形のルーレットが出てくる。
すぐ下にはスタートとストップボタンが点滅してる。
わたしは、その点滅しているスタートボタンを押した。
すると、ルーレットがぐるぐると回転し始める。
目がまわる。ストップ‥。
数字は、5。

ピリッと何かが走った。
ぴくん。
あ、れぇ。
すごく、なんだか、さわりたい。

制服のボタンをとり、ゆっくりとブレザーを脱ぐ。
ワイシャツのボタンを二個ほど外した。
ズボンも脱ぎ、下着姿になる。

びんかんなところ‥ちくび。
そっと触ってみる。
「あっ」
びくん、とまたもや電撃が走る。
お股も、触ってみる。
くりとりす‥くりとりす?そんな言葉、しらなかったのに、ここが気持ち良くなれるって、しってる。
下着の上から触ってみる。

「ひゃんっ!」

気持ち‥いい‥
さわる、さわる、こする
わたしの目には、一台のすまほ。

すうじ、すうじがほしい。

またスタートボタンを押す。
ぐるぐるまわる。
ストップ‥
数字は、8。

あぁ、しなくちゃ
やらなくちゃ
9はせっくす。
8は、ほうし。

わたしはたちあがり、脱いだ服をまた着て、生徒会室を出た。

「いいぞ。8か。沢山、ご奉仕してこい」

そんなことばが、きこえたきがした。

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