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14話
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「……ん」
魔力を注ぎ込むと、クリスくんがぎゅっと目をつむり、ゆっくりと目を開いた。綺麗な空色の瞳がぼんやりと私を見つめる。
寝ぼけているみたい。何をしているのか気がついていないみたいね。
だったら、いい眠気覚ましを与えてあげないと。
私はクリスくんの手をぎゅっと握りしめる。初めて手を繋いだあの日みたいに手はしっとりと汗ばんでいる。
喋ろうとするクリスくんの唇に私の唇を強く押し当て、うっすらと開いたその隙間にほんのちょっとだけ舌の先を……あ、目が覚めたみたい。残念。
間近にあるクリスくんの瞳が驚きに見開かれる。じんわりと涙が浮かんだと思うと、私の体は勢いよく突き飛ばされた。
「な、何をしてるんだお前は!?」
クリスくんったらお顔が真っ赤よ?熱があるせい?それとも他が原因?なんて、聞かなくても分かるよね。ふふ。
「あら、起きちゃったの。残念ね」
「お前は人の寝込みを襲う趣味があるのか!?今度からお前のこと変態って呼ぶぞ!?」
「変態だなんて酷い。私はただクリスくんに元気を出してもらいたくて、あなたが読んでる小説の真似をして差し上げただけなのに」
「な、な……」
口をパクパクさせるクリスくん。かわいい。もっとイジメたくなっちゃう。
私は大きく息を吸った。
「マーガレットは頬を染める。『いけませんご主人様。私に近づいては、あなた様までお体の調子を崩してしまいます』『構わないさ』アルバートは、柳の枝のようにたおやかなマーガレットの手を取った。『君の病気を治すためなら、俺は何だってしよう』『ご主人様……』アルバートは笑うと、マーガレットの唇にキスを_____」
「もういいもういい!」
小説の内容を一息に読み上げると、クリスくんは更に顔を赤くさせて、力尽きたようにベッドに倒れた。
「さ、叫んだら体から力が抜けた……」
「大丈夫?クリスくん」
「誰のせいだと思ってるんだ」
クリスくんの手が水を求めてさまよう。私はクリスくんを起こし、近くの机に置いてあった飲みさしの水を与えた。
「ユキノはどうしたんだ」
「あの子ならあそこよ」
部屋の隅っこで1匹の蛇が横たわっている。眠っているのか疲れているのか、動く気配はないみたい。
「ユキノ!」
「人間の体を保つほどの魔力が今はないの。それより、あなたはどうしたの?ユキノくんに聞いたけど、体調を崩して倒れるのは今回が初めてじゃないみたいじゃない」
額にかかる髪を払うと、ほてった肌に汗がにじんでいる。
「元々熱っぽかっただけだ。寝れば治る」
「それはどうかしらね」
私の意味深な呟きにクリスくんは顔をしかめた。
「魔法使いは魔法が扱える年になると、必ず使い魔と契約をすることになっているはずよ。『王子様』のあなたなら、その理由は分かるよね」
「……魔力耐性を高め、魔法を使う際に体力の急激な消費を防ぐため」
「その通りよ。使い魔と契約を交わせば、少し無理をしたくらいでは体調は崩さないはずよ。『私』みたいに、元々体が弱かったって設定じゃなければね」
「お前、今何気に『設定』って言ったな」
「今更隠したところで意味ないじゃない。あなたは私が強いことを知ってるんだから。ともかく私が言いたいことはもうお分かりね?」
クリスくんはベッドに体を横たえ、諦めたように息を吐く。
「いつ気がついていたんだ」
「ユキノくんに教えてもらったの。それにしても、あなた達にはすっかり騙されちゃった」
「だったら、もう知っているだろう……俺が『王子』なんかじゃないことも。俺が今トップの成績を保てているのはあいつのおかげだってことも」
「あなたが学祭の時以外に戦わなかったのはユキノくんのためだったのね」
「ただでさえあいつには迷惑ばかりかけているからな。俺があいつと契約すれば全て解決する問題だったのに、あいつは何も言わずに俺に従ってくれた」
そうね。あなたはもっとユキノくんに感謝するべきよ。
「……お母さんは気がついてくれた?」
クリスくんは笑う。
「ユキノのやつ、そんなことまで喋ってたんだな」
クリスくんのお母さんは有名な魔法使いだった。だけど幼い頃にクリスくんのご両親は離婚している。
「学祭で好成績を残せば、母さんの耳にも俺の噂が届くと思ったんだ。だけど、無駄だったみたいだな。母さんとは未だに会えていない。俺が実力で今の地位についたわけじゃないことは、あの人にはお見通しなのかもな」
ユキノとクリスくんは契約関係ではない。それはまさしく、本当の「弱み」ね。クリスくんが少女漫画みたいな甘い小説を読んでることなんて目じゃないくらいの、衝撃的な事実よ。
もしこの事実を衆目に晒せば、と以前の私なら考えていたかもしれない。
だけど私はそんな気持ちにはなれなかった。
私の憎んでいた「染谷クリス」はそもそも存在しないんじゃないかって、そんなふうに思ってしまったから。
私の目の前にいるのは、可哀想な境遇の1人の青年だけ。私がしたいのは「仕返し」であって、弱いものイジメじゃないのよ。
「でも、あなたが努力していたのは事実だったんでしょ。ユキノくんの力だけで今の成績を残せるとは思えない。生徒の魔法技術を計測するテストは定期的に行われるんだから」
私はクリスくんの手を包み込むように握りしめる。
「ユキノくんだって、もしあなたがただ弱い人だったら、ずっとあなたの傍にいるとは思えない。あなたの努力を知っていたから、あの子はきっと、『モモカ』が帰ってくるまでの間、あなたを守ってくれていたのよ」
「都築……」
「あなたは十分頑張ったじゃない。もうこれ以上、自分を責めようとしないで」
クリスくんは首を横に張った。
「責めてるわけじゃない。自業自得なんだ。俺は自分の強さばかり追い求めて周りが見えていなかった。あいつが苦しんでいたことに、あいつがいなくなるまで気がつかなかったんだ」
「でもあの頃のあなたは子供だった」
「子供だからで全てが解決するなら、この世界には報われないやつばかりいることになる」
「そうかもしれない。でも私は、あなたを許したいと思った」
今の私は昔の私とは違うの。あの時会えなかった不満を、全てあなたに伝えられるのよ。
「クリスくん。私はね、もっとあなたに笑ってほしかったの。泣かないでってあなたを抱きしめてあげたかったの」
私は目を瞑り、姿を変えた。1匹の雀の姿になると、クリスくんが声を震わせた。
「……モモカ?」
頷く代わりに小さく鳴くと、クリスくんの目から涙が落ちる。
「モモカ。お前がモモカだったんだな。俺のところに戻ってきてくれたんだな」
私を掌に乗せて、クリスくんは頬ずりをした。ああ、もう。あなたの涙で羽がふやけちゃいそうよ。
私はクリスくんの手から飛び立ち、小さな少女に姿を変えた。クリスくんの膝の上にストンと乗っかって、クリスくんに飛びつく。
「ねぇ、クリスくん」
「なんだよ」
ずず、と鼻をすする音。私はクリスくんに耳打ちする。
「感動の再会を喜んでいるところに水を差すようで悪いんだけど、モモカちゃん、ちょっとピンチかも」
「は?」
「実は、ここに来る途中で結城くんに襲われちゃったのよね。ユキノくんが結界を張ってくれたから何とか逃げられたけど、ユキノくんもかなり限界なのよ。結城くんの使い魔が、魔法を全て吸い取っちゃうの」
結城くんは私とユキノくんが一緒に逃げたところを見ている。だから私がどこに逃げたかは分かってると思うの。
「えっとね。つまりね、今頃結城くんはこの家の近くに来てるって計算に_____」
クリスくんが窓の外を指さす。緑色の茎がシュルシュルと触手のように動いているのが見える。
「お前、なんてもんを連れてきてんだ」
クリスくんに両頬をつねられる。痛い、痛いよぉ。
「ひゃ、ひゃって、あの時はそれどころじゃなくて。クリスくんが大変って聞かされて気が動転してたのよ」
私の必殺技、瞳うるうるを使うと、クリスくんがうっと息を呑んだ。なんだかんだこの顔に弱いのね。
「ごめんなさい、クリスくん」
「……もういい。とりあえず今は喧嘩してる場合じゃないな」
「うん。とにかく魔法は使わない方がいい。どうにかして結城くんを説得しないと。それにはあなたの力が必要なの。あの子はあなたに憧れてた。クリスくんが誠心誠意説得したら、なんとかなるかもしれない」
クリスくんは立ち上がった。
「モモカ。俺の使い魔になってくれ」
「……もちろんよ」
クリスくんが私の髪を指で梳いて、額にキスを落とした。
体がぽかぽかする。体内に魔力がみなぎり、万全の体調に戻ったみたい。
私は自分の魔力をフルパワーで使い、クリスくんの体力を回復させた。
「行くぞモモカ!」
「はい!」
魔力を注ぎ込むと、クリスくんがぎゅっと目をつむり、ゆっくりと目を開いた。綺麗な空色の瞳がぼんやりと私を見つめる。
寝ぼけているみたい。何をしているのか気がついていないみたいね。
だったら、いい眠気覚ましを与えてあげないと。
私はクリスくんの手をぎゅっと握りしめる。初めて手を繋いだあの日みたいに手はしっとりと汗ばんでいる。
喋ろうとするクリスくんの唇に私の唇を強く押し当て、うっすらと開いたその隙間にほんのちょっとだけ舌の先を……あ、目が覚めたみたい。残念。
間近にあるクリスくんの瞳が驚きに見開かれる。じんわりと涙が浮かんだと思うと、私の体は勢いよく突き飛ばされた。
「な、何をしてるんだお前は!?」
クリスくんったらお顔が真っ赤よ?熱があるせい?それとも他が原因?なんて、聞かなくても分かるよね。ふふ。
「あら、起きちゃったの。残念ね」
「お前は人の寝込みを襲う趣味があるのか!?今度からお前のこと変態って呼ぶぞ!?」
「変態だなんて酷い。私はただクリスくんに元気を出してもらいたくて、あなたが読んでる小説の真似をして差し上げただけなのに」
「な、な……」
口をパクパクさせるクリスくん。かわいい。もっとイジメたくなっちゃう。
私は大きく息を吸った。
「マーガレットは頬を染める。『いけませんご主人様。私に近づいては、あなた様までお体の調子を崩してしまいます』『構わないさ』アルバートは、柳の枝のようにたおやかなマーガレットの手を取った。『君の病気を治すためなら、俺は何だってしよう』『ご主人様……』アルバートは笑うと、マーガレットの唇にキスを_____」
「もういいもういい!」
小説の内容を一息に読み上げると、クリスくんは更に顔を赤くさせて、力尽きたようにベッドに倒れた。
「さ、叫んだら体から力が抜けた……」
「大丈夫?クリスくん」
「誰のせいだと思ってるんだ」
クリスくんの手が水を求めてさまよう。私はクリスくんを起こし、近くの机に置いてあった飲みさしの水を与えた。
「ユキノはどうしたんだ」
「あの子ならあそこよ」
部屋の隅っこで1匹の蛇が横たわっている。眠っているのか疲れているのか、動く気配はないみたい。
「ユキノ!」
「人間の体を保つほどの魔力が今はないの。それより、あなたはどうしたの?ユキノくんに聞いたけど、体調を崩して倒れるのは今回が初めてじゃないみたいじゃない」
額にかかる髪を払うと、ほてった肌に汗がにじんでいる。
「元々熱っぽかっただけだ。寝れば治る」
「それはどうかしらね」
私の意味深な呟きにクリスくんは顔をしかめた。
「魔法使いは魔法が扱える年になると、必ず使い魔と契約をすることになっているはずよ。『王子様』のあなたなら、その理由は分かるよね」
「……魔力耐性を高め、魔法を使う際に体力の急激な消費を防ぐため」
「その通りよ。使い魔と契約を交わせば、少し無理をしたくらいでは体調は崩さないはずよ。『私』みたいに、元々体が弱かったって設定じゃなければね」
「お前、今何気に『設定』って言ったな」
「今更隠したところで意味ないじゃない。あなたは私が強いことを知ってるんだから。ともかく私が言いたいことはもうお分かりね?」
クリスくんはベッドに体を横たえ、諦めたように息を吐く。
「いつ気がついていたんだ」
「ユキノくんに教えてもらったの。それにしても、あなた達にはすっかり騙されちゃった」
「だったら、もう知っているだろう……俺が『王子』なんかじゃないことも。俺が今トップの成績を保てているのはあいつのおかげだってことも」
「あなたが学祭の時以外に戦わなかったのはユキノくんのためだったのね」
「ただでさえあいつには迷惑ばかりかけているからな。俺があいつと契約すれば全て解決する問題だったのに、あいつは何も言わずに俺に従ってくれた」
そうね。あなたはもっとユキノくんに感謝するべきよ。
「……お母さんは気がついてくれた?」
クリスくんは笑う。
「ユキノのやつ、そんなことまで喋ってたんだな」
クリスくんのお母さんは有名な魔法使いだった。だけど幼い頃にクリスくんのご両親は離婚している。
「学祭で好成績を残せば、母さんの耳にも俺の噂が届くと思ったんだ。だけど、無駄だったみたいだな。母さんとは未だに会えていない。俺が実力で今の地位についたわけじゃないことは、あの人にはお見通しなのかもな」
ユキノとクリスくんは契約関係ではない。それはまさしく、本当の「弱み」ね。クリスくんが少女漫画みたいな甘い小説を読んでることなんて目じゃないくらいの、衝撃的な事実よ。
もしこの事実を衆目に晒せば、と以前の私なら考えていたかもしれない。
だけど私はそんな気持ちにはなれなかった。
私の憎んでいた「染谷クリス」はそもそも存在しないんじゃないかって、そんなふうに思ってしまったから。
私の目の前にいるのは、可哀想な境遇の1人の青年だけ。私がしたいのは「仕返し」であって、弱いものイジメじゃないのよ。
「でも、あなたが努力していたのは事実だったんでしょ。ユキノくんの力だけで今の成績を残せるとは思えない。生徒の魔法技術を計測するテストは定期的に行われるんだから」
私はクリスくんの手を包み込むように握りしめる。
「ユキノくんだって、もしあなたがただ弱い人だったら、ずっとあなたの傍にいるとは思えない。あなたの努力を知っていたから、あの子はきっと、『モモカ』が帰ってくるまでの間、あなたを守ってくれていたのよ」
「都築……」
「あなたは十分頑張ったじゃない。もうこれ以上、自分を責めようとしないで」
クリスくんは首を横に張った。
「責めてるわけじゃない。自業自得なんだ。俺は自分の強さばかり追い求めて周りが見えていなかった。あいつが苦しんでいたことに、あいつがいなくなるまで気がつかなかったんだ」
「でもあの頃のあなたは子供だった」
「子供だからで全てが解決するなら、この世界には報われないやつばかりいることになる」
「そうかもしれない。でも私は、あなたを許したいと思った」
今の私は昔の私とは違うの。あの時会えなかった不満を、全てあなたに伝えられるのよ。
「クリスくん。私はね、もっとあなたに笑ってほしかったの。泣かないでってあなたを抱きしめてあげたかったの」
私は目を瞑り、姿を変えた。1匹の雀の姿になると、クリスくんが声を震わせた。
「……モモカ?」
頷く代わりに小さく鳴くと、クリスくんの目から涙が落ちる。
「モモカ。お前がモモカだったんだな。俺のところに戻ってきてくれたんだな」
私を掌に乗せて、クリスくんは頬ずりをした。ああ、もう。あなたの涙で羽がふやけちゃいそうよ。
私はクリスくんの手から飛び立ち、小さな少女に姿を変えた。クリスくんの膝の上にストンと乗っかって、クリスくんに飛びつく。
「ねぇ、クリスくん」
「なんだよ」
ずず、と鼻をすする音。私はクリスくんに耳打ちする。
「感動の再会を喜んでいるところに水を差すようで悪いんだけど、モモカちゃん、ちょっとピンチかも」
「は?」
「実は、ここに来る途中で結城くんに襲われちゃったのよね。ユキノくんが結界を張ってくれたから何とか逃げられたけど、ユキノくんもかなり限界なのよ。結城くんの使い魔が、魔法を全て吸い取っちゃうの」
結城くんは私とユキノくんが一緒に逃げたところを見ている。だから私がどこに逃げたかは分かってると思うの。
「えっとね。つまりね、今頃結城くんはこの家の近くに来てるって計算に_____」
クリスくんが窓の外を指さす。緑色の茎がシュルシュルと触手のように動いているのが見える。
「お前、なんてもんを連れてきてんだ」
クリスくんに両頬をつねられる。痛い、痛いよぉ。
「ひゃ、ひゃって、あの時はそれどころじゃなくて。クリスくんが大変って聞かされて気が動転してたのよ」
私の必殺技、瞳うるうるを使うと、クリスくんがうっと息を呑んだ。なんだかんだこの顔に弱いのね。
「ごめんなさい、クリスくん」
「……もういい。とりあえず今は喧嘩してる場合じゃないな」
「うん。とにかく魔法は使わない方がいい。どうにかして結城くんを説得しないと。それにはあなたの力が必要なの。あの子はあなたに憧れてた。クリスくんが誠心誠意説得したら、なんとかなるかもしれない」
クリスくんは立ち上がった。
「モモカ。俺の使い魔になってくれ」
「……もちろんよ」
クリスくんが私の髪を指で梳いて、額にキスを落とした。
体がぽかぽかする。体内に魔力がみなぎり、万全の体調に戻ったみたい。
私は自分の魔力をフルパワーで使い、クリスくんの体力を回復させた。
「行くぞモモカ!」
「はい!」
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