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3話
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「モモカちゃん、あんた、結城に気をつけなさいよ」
学校にやってくるなり、ミコトが私に抱きついてきた。もう慣れてきた。
「結城くんがどうかしたの?」
私が首をかしげると、ミコトが顔を赤くさせながら、悶えるように私のほっぺたをつまむ。
「あたしには分かる。あいつ、絶対モモカちゃんのことを狙ってる」
「まさか、そんなわけないじゃない」
「そんなわけあるのよ! モモカちゃんは気がつかないの? あいつの舐めるような視線に」
「舐めるようなって。ふふ、私は美味しくないよ」
「もぉ、そういうことじゃなくってぇ」
ミコトったら、本当に優しい子なのね。そして純粋な子。
私があの子の視線に気がついてないって本気で思ってる。だけど、あんなにジッと見つめられたらどんなに鈍感さんでも気がつくに決まってる。
「とにかく、これからはあたしのそばをはなれちゃダメだからね!」
「もう、ミコトは心配性ね」
「分かった!?」
「分かった分かった」
結城くんはどうやら私が結界魔法を解いたことを今度こそ気がついたみたい。だけど、恩知らずな子ね。せっかく手助けしてあげたのに、私に敵意を抱いているみたい。
気持ちは分かる。私みたいな「可愛らしい」女の子に助けてもらったのが、許せないんでしょ。プライドが許さないんでしょ。
可愛らしくて、思わず誘惑しちゃいたくなるけど、残念ながら私の相手はあなたじゃないの。
あなたは私の相手にはならないの。
授業中、教科書がなくなることが増えた。
「ミコト、教科書貸してくれる?」
「いいよ。ほら、机くっつけて」
おうちに帰ろうとすると靴がなくなっていた。
「どうしよう、私の靴が……」
「モモカちゃん、よかったらオレの上履き使ってよ! 汚れたって構わないから」
「あ、ズルいぞお前! 都築。よければ魔法でお前を家まで送ってやるぞ」
「なぁにが都築(キリッ)だ。カッコつけやがって」
体育の授業で、ボールが突然私の頭目掛けて飛んでくる。
「あ、靴紐が溶けちゃった」
私がしゃがむと、ボールはどこかへ飛んでいった。
ああ、見える。とても見える。悔しげな結城くんの顔が。
Aランクなだけあってそれなりに魔法は使えるみたいだけど、度胸はないみたい。
染谷くんにやったみたいに、堂々と決闘を申し込んでくれば、私だってそれなりの対応はするのに。
そんなふうに、のらりくらりと彼のささやかな意地悪を避けていると、とうとう私を虐めるのはやめちゃったみたい。つまらない。
だけど、彼の敵意はなくなったわけじゃない。彼の心に渦巻いている悪意は留まるところを知らず、結城くんにすら手に負えないものになっている。
魔法の暴走は下手したら魔法学校を退学になる可能性もある。校則を破り、誰かを故意に傷つけた場合だ。
せっかくAランクまでいったのに退学になるのは可哀想ね。もうちょっと相手をしてあげれば、程よくフラストレーションを発散できたかもしれない。
……仕方ないな。助けてあげないと。でも、ただで助けるのは私に特がないよね。
だから、ただただタイミングを待つの。
あの子が、私の思い通りに動くまで……
「ユキノ」
「ハイ」
「……実は、前に借りた本をもう読み終わってしまったんだ。今から借りにいってくれるか」
「承知しまシタ。ご主人様」
ユキノくんが、とたとたと駆けていく。
人通りの少ない道に残されたのは、校門に向かった歩く染谷くんと、ステルス機能で姿を隠した私と、それから染谷くんの後をつけている彼。
彼は呪文を唱えて使い魔を出した。小さな可愛らしい双葉がぐんぐんと成長して、染谷くんの方へと猛スピードで向かう。
染谷くんは気がついて振り返ったけれど、少し反応が遅かった。染谷くんの体は結城くんの使い魔にグルグル巻きにされる。
「っお前は!」
「ザマァないな、染谷クリス」
「どうして俺に近づけるんだ。お前はユキノの結界魔法を受けていたはず……」
「残念だけど、解いたんだよ。自力でね」
自力、ねぇ。どこまでもプライドが高いのね、あなたって。
「あいつの魔法はそこらの魔法使いじゃ解けないはずだ」
「だから!僕は強いんだよ!お前がバカにしてきた使い魔に拘束される気分はどうだ?」
「……最悪だ」
「だったら、もっと最悪な気分にしてやるよ」
結城くんの使い魔はするすると茎を伸ばして、染谷くんの体を雁字がらめにする。
染谷くんは痛みに顔をしかめるが、それでも余裕そうな態度は崩そうとしない。
ユキノが来るという自信から?
いや、きっと……あれは、強気に出ることで恐怖を隠しているのね。
「人前で散々バカにしやがって!お前のせいで僕は学校中の笑いものだ!みんなが僕をバカにする!僕は強いのに!」
染谷くんは結城くんの言葉を鼻で笑い飛ばす。
「強い人間が相手の不意をついて襲うような真似をするか。それこそ笑いものだ」
「……うるさい!」
「俺はお前のようなやつが嫌いなんだ。実力以上に自分を見せようとして虚勢を張って、何事も周りのせいにするお前のようなやつがいるから、魔法使いはクソばかりだと言われるんだ」
染谷くんは結城くんを睨みつけ、笑みを絶やさない。
「弱くて何が悪い。自分の弱さを認めることの何が怖いんだ?」
「違う、僕は弱くない」
「だったら、もう一度決闘を申し込んでくればいい。本当に実力で結界を解いたのなら、それくらいできるだろ」
「……うるさいっ!」
使い魔の威力が強くなる。危ない、このままじゃ染谷くんが怪我をしてしまう!
私は姿を見せ、2人の間に割って入った。
「やめなさい!」
吸収魔法を使い、結城くんの使い魔から魔力を吸収する。みるみるうちに茎が細くなり、染谷くんの体からはなれる。
「都築さん……どうしてここに」
「あなたの様子が最近おかしかったから、見ていたのよ。思った通りね。結城くん。使い魔が負傷している時を覗いて、自分の魔力を使い魔に与えるのは禁止されていたはずよ」
私の魔法は『全てを元に戻す』。少し汚れた結城くんの魔力を浄化して、彼の体内に戻してあげる。
結城くんはハッと我に返ると顔を青くさせ、走り去っていった。
「大丈夫、染谷くん?」
染谷くんは呆然とした表情で私を見上げている。
「……お前」
さぁ、どう?染谷くん。私ってば強いでしょ。あなたが手に負えなかった人をあっさりと追い払ってみせたんだから。
そう思ったのに。
「お前、誰だ」
予想外の言葉に思わず「え?」と素の反応をしてしまう。
もしかしてあなた、私のこと覚えてなかったの!?
私はうるうると瞳を潤ませた。演技じゃない。普通に傷つくんだけど。
「酷い……この間もあなたに会ったのに。私のことを覚えてなかったの?」
「お前みたいな強い女に見覚えはない」
「そ、そう……」
喜んでいいのか悲しんだ方がいいのか、気分は複雑。
「私は都築モモカ。今度こそ私のこと、覚えてくださると嬉しいんだけど。乙女チックな趣味を持つお兄様?」
「乙女チック……」
染谷くんの顔が真っ赤に染まる。
「お前、それをどこで!」
「さぁ、どこでかしら?」
「他のやつには絶対に言うなよ」
「言いません。こんな面白いこと、私だけの秘密にしておいた方が絶対に楽しいもの、ふふ」
染谷くんは怒りと恥ずかしさに顔を真っ赤にさせて叫ぶ。
「ユキノ! 早く帰ってこい、ユキノ!」
おかげでちょっとは胸が空くような思いだ。
だけどこれはまだ序の口。
私の方が上手なんだってところを見せつけて、そのプライドをへし折ってやるんだから。
学校にやってくるなり、ミコトが私に抱きついてきた。もう慣れてきた。
「結城くんがどうかしたの?」
私が首をかしげると、ミコトが顔を赤くさせながら、悶えるように私のほっぺたをつまむ。
「あたしには分かる。あいつ、絶対モモカちゃんのことを狙ってる」
「まさか、そんなわけないじゃない」
「そんなわけあるのよ! モモカちゃんは気がつかないの? あいつの舐めるような視線に」
「舐めるようなって。ふふ、私は美味しくないよ」
「もぉ、そういうことじゃなくってぇ」
ミコトったら、本当に優しい子なのね。そして純粋な子。
私があの子の視線に気がついてないって本気で思ってる。だけど、あんなにジッと見つめられたらどんなに鈍感さんでも気がつくに決まってる。
「とにかく、これからはあたしのそばをはなれちゃダメだからね!」
「もう、ミコトは心配性ね」
「分かった!?」
「分かった分かった」
結城くんはどうやら私が結界魔法を解いたことを今度こそ気がついたみたい。だけど、恩知らずな子ね。せっかく手助けしてあげたのに、私に敵意を抱いているみたい。
気持ちは分かる。私みたいな「可愛らしい」女の子に助けてもらったのが、許せないんでしょ。プライドが許さないんでしょ。
可愛らしくて、思わず誘惑しちゃいたくなるけど、残念ながら私の相手はあなたじゃないの。
あなたは私の相手にはならないの。
授業中、教科書がなくなることが増えた。
「ミコト、教科書貸してくれる?」
「いいよ。ほら、机くっつけて」
おうちに帰ろうとすると靴がなくなっていた。
「どうしよう、私の靴が……」
「モモカちゃん、よかったらオレの上履き使ってよ! 汚れたって構わないから」
「あ、ズルいぞお前! 都築。よければ魔法でお前を家まで送ってやるぞ」
「なぁにが都築(キリッ)だ。カッコつけやがって」
体育の授業で、ボールが突然私の頭目掛けて飛んでくる。
「あ、靴紐が溶けちゃった」
私がしゃがむと、ボールはどこかへ飛んでいった。
ああ、見える。とても見える。悔しげな結城くんの顔が。
Aランクなだけあってそれなりに魔法は使えるみたいだけど、度胸はないみたい。
染谷くんにやったみたいに、堂々と決闘を申し込んでくれば、私だってそれなりの対応はするのに。
そんなふうに、のらりくらりと彼のささやかな意地悪を避けていると、とうとう私を虐めるのはやめちゃったみたい。つまらない。
だけど、彼の敵意はなくなったわけじゃない。彼の心に渦巻いている悪意は留まるところを知らず、結城くんにすら手に負えないものになっている。
魔法の暴走は下手したら魔法学校を退学になる可能性もある。校則を破り、誰かを故意に傷つけた場合だ。
せっかくAランクまでいったのに退学になるのは可哀想ね。もうちょっと相手をしてあげれば、程よくフラストレーションを発散できたかもしれない。
……仕方ないな。助けてあげないと。でも、ただで助けるのは私に特がないよね。
だから、ただただタイミングを待つの。
あの子が、私の思い通りに動くまで……
「ユキノ」
「ハイ」
「……実は、前に借りた本をもう読み終わってしまったんだ。今から借りにいってくれるか」
「承知しまシタ。ご主人様」
ユキノくんが、とたとたと駆けていく。
人通りの少ない道に残されたのは、校門に向かった歩く染谷くんと、ステルス機能で姿を隠した私と、それから染谷くんの後をつけている彼。
彼は呪文を唱えて使い魔を出した。小さな可愛らしい双葉がぐんぐんと成長して、染谷くんの方へと猛スピードで向かう。
染谷くんは気がついて振り返ったけれど、少し反応が遅かった。染谷くんの体は結城くんの使い魔にグルグル巻きにされる。
「っお前は!」
「ザマァないな、染谷クリス」
「どうして俺に近づけるんだ。お前はユキノの結界魔法を受けていたはず……」
「残念だけど、解いたんだよ。自力でね」
自力、ねぇ。どこまでもプライドが高いのね、あなたって。
「あいつの魔法はそこらの魔法使いじゃ解けないはずだ」
「だから!僕は強いんだよ!お前がバカにしてきた使い魔に拘束される気分はどうだ?」
「……最悪だ」
「だったら、もっと最悪な気分にしてやるよ」
結城くんの使い魔はするすると茎を伸ばして、染谷くんの体を雁字がらめにする。
染谷くんは痛みに顔をしかめるが、それでも余裕そうな態度は崩そうとしない。
ユキノが来るという自信から?
いや、きっと……あれは、強気に出ることで恐怖を隠しているのね。
「人前で散々バカにしやがって!お前のせいで僕は学校中の笑いものだ!みんなが僕をバカにする!僕は強いのに!」
染谷くんは結城くんの言葉を鼻で笑い飛ばす。
「強い人間が相手の不意をついて襲うような真似をするか。それこそ笑いものだ」
「……うるさい!」
「俺はお前のようなやつが嫌いなんだ。実力以上に自分を見せようとして虚勢を張って、何事も周りのせいにするお前のようなやつがいるから、魔法使いはクソばかりだと言われるんだ」
染谷くんは結城くんを睨みつけ、笑みを絶やさない。
「弱くて何が悪い。自分の弱さを認めることの何が怖いんだ?」
「違う、僕は弱くない」
「だったら、もう一度決闘を申し込んでくればいい。本当に実力で結界を解いたのなら、それくらいできるだろ」
「……うるさいっ!」
使い魔の威力が強くなる。危ない、このままじゃ染谷くんが怪我をしてしまう!
私は姿を見せ、2人の間に割って入った。
「やめなさい!」
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「都築さん……どうしてここに」
「あなたの様子が最近おかしかったから、見ていたのよ。思った通りね。結城くん。使い魔が負傷している時を覗いて、自分の魔力を使い魔に与えるのは禁止されていたはずよ」
私の魔法は『全てを元に戻す』。少し汚れた結城くんの魔力を浄化して、彼の体内に戻してあげる。
結城くんはハッと我に返ると顔を青くさせ、走り去っていった。
「大丈夫、染谷くん?」
染谷くんは呆然とした表情で私を見上げている。
「……お前」
さぁ、どう?染谷くん。私ってば強いでしょ。あなたが手に負えなかった人をあっさりと追い払ってみせたんだから。
そう思ったのに。
「お前、誰だ」
予想外の言葉に思わず「え?」と素の反応をしてしまう。
もしかしてあなた、私のこと覚えてなかったの!?
私はうるうると瞳を潤ませた。演技じゃない。普通に傷つくんだけど。
「酷い……この間もあなたに会ったのに。私のことを覚えてなかったの?」
「お前みたいな強い女に見覚えはない」
「そ、そう……」
喜んでいいのか悲しんだ方がいいのか、気分は複雑。
「私は都築モモカ。今度こそ私のこと、覚えてくださると嬉しいんだけど。乙女チックな趣味を持つお兄様?」
「乙女チック……」
染谷くんの顔が真っ赤に染まる。
「お前、それをどこで!」
「さぁ、どこでかしら?」
「他のやつには絶対に言うなよ」
「言いません。こんな面白いこと、私だけの秘密にしておいた方が絶対に楽しいもの、ふふ」
染谷くんは怒りと恥ずかしさに顔を真っ赤にさせて叫ぶ。
「ユキノ! 早く帰ってこい、ユキノ!」
おかげでちょっとは胸が空くような思いだ。
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