世界異夜~かの館で少女が守る!

一陽吉

文字の大きさ
上 下
1 / 7

第1話 開夜

しおりを挟む
いつものように女の子はお屋敷で妖精たちと遊んでいました。
お父様とお母様とお姉様がお城から帰ってくると急にお屋敷が慌ただしくなりました。

少しすると女の子はお母様に呼ばれます。

急に王様と王妃様と王子様とのお茶会が決まったそうです。
女の子もお城へ行くことになりました。女の子はこのお屋敷から出た事がありません。初めてのお出かけです。

「それにしても、どこから話がもれたのか王様も突然困ったものだ」
「王妃様もとても関心を持たれておりましたわ」

お父様とお母様は困っていました。妖精が見える子供はとても少なく女の子のことは秘密にしていたのです。

女の子はお城へ着ていくお洋服をお姉様と選びます。女の子は楽しくて仕方がありません。
お姉様が悲しそうな笑みを浮かべていることにも少しも気づきませんでした。



女の子は夜になりベッドに入ってもわくわくドキドキが止まらずなかなか眠れません。
妖精たちもベッドの上で踊っています。


『わくわくだね』
『どきどきだね』
『くねくねだね』
『『『たのしみの味だね』』』


夜遅くまで妖精たちははしゃいでいました。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

君は少女をみたか!

一陽吉
キャラ文芸
五つの球体になって散った女子高生・槌木優子を元に戻すため、親友の氷高聖名夜と中沢ほむらが球体を街を奔走する、バトルものです。

何でも起こるこの世界で

ヤギー
キャラ文芸
 夢の中には猿がいて、山の上には魔女がいた。  ネット配信者の社会不適合者、望月真奈はある日、この世界では何でも起こるということを知った。その日からは非日常の連続。それでも彼女は出会いに感謝し生き延びて、やりたい事をやっていく。そういうお話。  

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

鬼と私の約束~あやかしバーでバーメイド、はじめました~

さっぱろこ
キャラ文芸
本文の修正が終わりましたので、執筆を再開します。 第6回キャラ文芸大賞 奨励賞頂きました。 * * * 家族に疎まれ、友達もいない甘祢(あまね)は、明日から無職になる。 そんな夜に足を踏み入れた京都の路地で謎の男に襲われかけたところを不思議な少年、伊吹(いぶき)に助けられた。 人間とは少し違う不思議な匂いがすると言われ連れて行かれた先は、あやかしなどが住まう時空の京都租界を統べるアジトとなるバー「OROCHI」。伊吹は京都租界のボスだった。 OROCHIで女性バーテン、つまりバーメイドとして働くことになった甘祢は、人間界でモデルとしても働くバーテンの夜都賀(やつが)に仕事を教わることになる。 そうするうちになぜか徐々に敵対勢力との抗争に巻き込まれていき―― 初めての投稿です。色々と手探りですが楽しく書いていこうと思います。

午後のはなし

てふ102
キャラ文芸
夜は様々な考えを思い起こさせる。 良くも悪くも考えを煽る。

ナマズの器

螢宮よう
キャラ文芸
時は、多種多様な文化が溶け合いはじめた時代の赤い髪の少女の物語。 不遇な赤い髪の女の子が過去、神様、因縁に巻き込まれながらも前向きに頑張り大好きな人たちを守ろうと奔走する和風ファンタジー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

「知恵の味」人々が時間と空間に関する問題を解決するのを助ける魔法のハーブドリンクショップ

RexxsA
キャラ文芸
遥か昔、日本の江戸時代に、古びた町の狭い路地の中にひっそりと隠れた小さな謎めいた薬草園が存在していた。その場所では、そこに作られる飲み物が体を癒すだけでなく、心までも癒すと言い伝えられている。店を運営しているのはアリヤというエルフで、彼女は何世紀にもわたって生き続け、世界中の最も遠い場所から魔法の植物を集めてきた。彼女は草花や自然の力に対する深い知識を持ち、訪れる客に特別な飲み物を提供する。それぞれの飲み物には、世界のどこかの知恵の言葉が添えられており、その言葉は飲む人々の心と頭を開かせる力を持っているように思われる。 「ささやきの薬草園」は、古の知恵、微妙な魔法、そして自己探求への永遠の旅が織りなす物語である。各章は新しい物語、新しい教訓であり、言葉と植物の力がいかに心の最も深い部分を癒すかを発見するための招待状でもある。 ---

処理中です...