87 / 115
第3章 大狼討伐戦
第48話 燃ゆる帝都
しおりを挟む
「我が娘に何かあれば、どうなるかは解っておろうな」
おっかないお顔で仁王立ち。
「大陸間で戦争ですかね?」
仕方なく代表になって話してるけど…、なんで?
どうして誰も目を合わせてくれないの?
陽気なアルバさんも、翼を収めたシンシアさんも。
冷静なジェシカも。キュリオに至ってはルドラと遊んでる。
超大事なお話合いだと思うのに。僕にお任せ状態。
「早く行こうぞ。スイーツが待っておるのじゃ」
さっきからそればっか。
帰るなら娘も連れてけって聞かない聞かない。
ルドラも行きたい行きたい言ってて。収拾が。
「もう一回確認ですが。本当にお預かりしてもいいんですよね?」
「諄い。何度も言わせるでない。娘とは魂で繋がっておる。何かあれば直ぐに気付ける。我らも着いて行きたい所じゃがこの大陸の統一が先決じゃ」
詰り。我が儘し放題な反抗期真っ盛りの娘が、少々お邪魔だと言っているのですね。解ります。何となく。
「解りました。お預かりします」
拒否権なさげだし。無事に帰る為には選べるのは一択。
勝手に暴れ回られても困る。困るなら傍に置いとけって図式と相成りました。
なかなか上等な黒砂糖を分けて貰った。
「この大陸の唯一の甘味。それはルドラの父、シンスケが興味を示してな」
「シンスケ…?」
「ある日突然現われた、あの馬鹿の唯一の功績」
「そのおバカは、今どちらに?」
「大きな声では言えないのじゃが。妾が燃やし殺した」
バッチリとルドラに聞こえてる。
「またまたご冗談を」
「冗談ではない。堂々と浮気すると豪語したのでな。生き恥を晒す前に消したのじゃ」
何が悪いの?って顔してる。マジかぁ。
この人怖いわぁ。
女性陣が僅かに揺らいだ。ちょっと共感してない?
しないって浮気なんて。
そんなこんなで梶田の娘と思われるルドラを拾い、キルヒマイセンを出発。
あの梶田の娘だとすると、随分と成長が早いなぁ。
幼女期は通り過ぎ、小学生高学年レベルの体格。見た目小さい子なのは確かだけど。
「ここに留まれば、成長速度は早い。外界へ出れば恐らく人間のそれと変わらなくなる」
ような事をルシフェルママさんは教えてくれました。
お預かりは確定なんで、ホントか嘘かはもうどっちでもいい。気が済むまでスイーツ食わせるか。
太る心配?ご無用です。
純粋な人間とは違󠄅くて、カロリーは魔力変換可能らしいので、時々発散させれば良いらしい。便利だ。
ルドラを負ぶさり、イオラに騎乗してグラテクス方面への移動中。
「あれは何じゃ!あそこは何じゃ!」
とルドラが興味を示した風景を説明する解説員となりましたとさ。
騎乗に関しては少し問題が起きた。
イオラが初めて拒絶反応を示したのだ。
どうやら上位魔族には、魔物や魔獣を統べる特性が元々備わってるんだって。
だから長時間直接触れられるのは嫌なのだそう。
ランク外でも根本の特性は変えられないらしい。言い換えるなら本能。
丁度トルメキヤ帝都上空に差し掛かった時。
「あれは何じゃ。あのメラメラと燃え盛っておるのは何じゃ。お祭りなのか?」
「あぁ、あれは火事だねぇ。ちょっと規模がデカ…」
帝都炎上中。中央区画にほど近い南東部域一帯が。
火の手は第二門まで拡大しております。
慌てて大量の水を上空から放水。鎮火作業。
「おめぇらはもう行け。時間ねぇべよ」
アルバとシンシアが残ると宣言してくれた。
確かにこれ以上のロスタイムは好ましくない。
「お任せします。あとこれを」
水の魔道具を幾つか手渡し、そのまま離脱。
藤原ヴェルガの行方が気になるけど、簡単には死ねない身体を心配するだけ無駄。
ジェシカもキュリオも気になるのか一瞥。
キュリオはツーザサと光景が被るのだろう。薄ら涙を浮かべていた。
ジェシカの方は良く解らないな。
後ろ髪引かれつつ、マルゼへ帰還。と行きたかったけど背中のお姫様が駄駄を捏ねまくるので、急遽北海岸沿いを目指してメルボルに向かった。
浮かべるスイーツは何でしょう。ゼラチン系と寒天と柑橘系の果物と来れば、アレっきゃないぜ。
-----
帝都炎上。
夜空に通り過ぎた金色の輝きの後、天から大量の恵みの雨が降り一瞬で鎮火した。
「燃え燃え、燃え…、てなーい。サンクス!今の内だ。敵対者を排除しろ!」
「ハッ!!」
下の者の魂胆が大体解った。
こいつらどいつもこいつも、片割れヴェルガが持っていた消去をアテに余裕ぶっこいてる。
強力過ぎるスキルも考え物。
今は使えねぇっての。
中で待っていても暇だし寂しいので出て来た。
うっかり第三門内前まで。
TOPがここまで出張っても、誰1人止めやしない。
ある意味すげえ。
肝が据わってるのか、単なるアホかは置いといて。
大都市帝都ランズハーケン。
堀で囲まれた中央区画を中心に据え置き、6つの円周壁とそれぞれに通用門が東西、南北と交互に配置される。
壁と壁との間は約1km。中央から最寄りの居住区まで直線で6km強。蛇行しながらだと軽く1.5倍の距離。
それをこうも短時間で侵入を許した。
「用水路か」
「ご明察です。陛下」グレッグが目前に現われた。
実質の手引きをした犯人はこいつだな。
「下水を逆走するとか。汚いな。汚いな!!近付くな!触るな!大人しくするから」
「きょ、強調せんで下さい…」
嫌ならやるなよ!
あっさり捕縛チームに拘束されてしまった。
直近の護衛隊諸共。手際が良すぎる。
国内敵だらけじゃん。こいつ、人望どんなけ無いんだ。
「本当に消去を失ったのですね。嘆かわしい」
え?それはどこから目線?
「臭い!触るでない」
グレッグの後ろから、今度はヨボヨボの爺さんが風の如く現われた。頼むから普通に歩け。
「皇帝陛下自らお出ましとは。手間が省けますなぁ」
「誰?」
「こちらはグロアード様です。高名故に名以上の紹介は不要でしょう」
グロアード?あの【強奪】スキル持ちか。
「目的は国か?余の身体か?止めよ。爺に犯されるとか無いわぁ」
「…スキルと共に、人格まで変質したようだな。目的はお主が持つ不死身のスキル。案ずるな。奪っても身体は残るでな」
「い、痛くしないで。やさ…。む?不死身?そうか…。やーめーてー(棒)」
一応の抵抗を見せ、ゴロゴロと転がると締め付けがきつくなった。ドMだったら喜ぶべき所。
しかしヴェルガも俺もM性は皆無。苦しい。
「我らが悲願。今ここに」
グロアードの手が首元まで伸びて来る。
-スキル【強奪】
並列スキル【吸収】発動が確認されました。-
手が触れた瞬間。ヴェルガの身体が一つ跳ねた。
「いーやぁー」
「フフッ、フハハハッ。これで、これでこそ…」
-スキル【消去】を獲得。
これに伴い【強奪】【因果】【長寿】が統合。
最上位スキル【強奪】は
【因果応報】へと進化しました。
並列スキル【自己崩壊】強制発動されました。-
「な…。なんと…」
グロアードの身体が、指先崩れる。塵と消えるまでの数秒間、彼の顔は苦悶と歓喜の表情を同時に浮かべていた。
「ちょ、ちょっと待て。お前、馬鹿か!奪えよ。ちゃんと奪ってくれよ。抵抗してないじゃん。何やってんだよ!」
ヴェルガの叫び声だけが、虚しく響いた。
グレッグを筆頭に、ミルフィネ勢の面々は立ち尽くしたまま動けずに居た。
状況を飲み込めるまで更に数秒。
-スキル【不死身】
バラストスキル【消去】の乖離に伴い、
最上位スキル【不死身】は
【不遇】へと進化しました。-
ヴェルガを拘束していた縄が自然に解けた。
完全に抜け出たと同時。
天空から飛来した2人の姿。その気配に気付いた時には全てが決着していた。
終わり良ければ万事善し、ではあるが。
「クヨクヨしても、しゃーないかぁ」
-スキル【不遇】
並列スキル【無病息災】発動が確認されました。-
融合後、変質したヴェルガは。
基本的にポジティブだった。
しかし自分自身のスキルの変化に気付いたのは、暫く時が経ってから。
おっかないお顔で仁王立ち。
「大陸間で戦争ですかね?」
仕方なく代表になって話してるけど…、なんで?
どうして誰も目を合わせてくれないの?
陽気なアルバさんも、翼を収めたシンシアさんも。
冷静なジェシカも。キュリオに至ってはルドラと遊んでる。
超大事なお話合いだと思うのに。僕にお任せ状態。
「早く行こうぞ。スイーツが待っておるのじゃ」
さっきからそればっか。
帰るなら娘も連れてけって聞かない聞かない。
ルドラも行きたい行きたい言ってて。収拾が。
「もう一回確認ですが。本当にお預かりしてもいいんですよね?」
「諄い。何度も言わせるでない。娘とは魂で繋がっておる。何かあれば直ぐに気付ける。我らも着いて行きたい所じゃがこの大陸の統一が先決じゃ」
詰り。我が儘し放題な反抗期真っ盛りの娘が、少々お邪魔だと言っているのですね。解ります。何となく。
「解りました。お預かりします」
拒否権なさげだし。無事に帰る為には選べるのは一択。
勝手に暴れ回られても困る。困るなら傍に置いとけって図式と相成りました。
なかなか上等な黒砂糖を分けて貰った。
「この大陸の唯一の甘味。それはルドラの父、シンスケが興味を示してな」
「シンスケ…?」
「ある日突然現われた、あの馬鹿の唯一の功績」
「そのおバカは、今どちらに?」
「大きな声では言えないのじゃが。妾が燃やし殺した」
バッチリとルドラに聞こえてる。
「またまたご冗談を」
「冗談ではない。堂々と浮気すると豪語したのでな。生き恥を晒す前に消したのじゃ」
何が悪いの?って顔してる。マジかぁ。
この人怖いわぁ。
女性陣が僅かに揺らいだ。ちょっと共感してない?
しないって浮気なんて。
そんなこんなで梶田の娘と思われるルドラを拾い、キルヒマイセンを出発。
あの梶田の娘だとすると、随分と成長が早いなぁ。
幼女期は通り過ぎ、小学生高学年レベルの体格。見た目小さい子なのは確かだけど。
「ここに留まれば、成長速度は早い。外界へ出れば恐らく人間のそれと変わらなくなる」
ような事をルシフェルママさんは教えてくれました。
お預かりは確定なんで、ホントか嘘かはもうどっちでもいい。気が済むまでスイーツ食わせるか。
太る心配?ご無用です。
純粋な人間とは違󠄅くて、カロリーは魔力変換可能らしいので、時々発散させれば良いらしい。便利だ。
ルドラを負ぶさり、イオラに騎乗してグラテクス方面への移動中。
「あれは何じゃ!あそこは何じゃ!」
とルドラが興味を示した風景を説明する解説員となりましたとさ。
騎乗に関しては少し問題が起きた。
イオラが初めて拒絶反応を示したのだ。
どうやら上位魔族には、魔物や魔獣を統べる特性が元々備わってるんだって。
だから長時間直接触れられるのは嫌なのだそう。
ランク外でも根本の特性は変えられないらしい。言い換えるなら本能。
丁度トルメキヤ帝都上空に差し掛かった時。
「あれは何じゃ。あのメラメラと燃え盛っておるのは何じゃ。お祭りなのか?」
「あぁ、あれは火事だねぇ。ちょっと規模がデカ…」
帝都炎上中。中央区画にほど近い南東部域一帯が。
火の手は第二門まで拡大しております。
慌てて大量の水を上空から放水。鎮火作業。
「おめぇらはもう行け。時間ねぇべよ」
アルバとシンシアが残ると宣言してくれた。
確かにこれ以上のロスタイムは好ましくない。
「お任せします。あとこれを」
水の魔道具を幾つか手渡し、そのまま離脱。
藤原ヴェルガの行方が気になるけど、簡単には死ねない身体を心配するだけ無駄。
ジェシカもキュリオも気になるのか一瞥。
キュリオはツーザサと光景が被るのだろう。薄ら涙を浮かべていた。
ジェシカの方は良く解らないな。
後ろ髪引かれつつ、マルゼへ帰還。と行きたかったけど背中のお姫様が駄駄を捏ねまくるので、急遽北海岸沿いを目指してメルボルに向かった。
浮かべるスイーツは何でしょう。ゼラチン系と寒天と柑橘系の果物と来れば、アレっきゃないぜ。
-----
帝都炎上。
夜空に通り過ぎた金色の輝きの後、天から大量の恵みの雨が降り一瞬で鎮火した。
「燃え燃え、燃え…、てなーい。サンクス!今の内だ。敵対者を排除しろ!」
「ハッ!!」
下の者の魂胆が大体解った。
こいつらどいつもこいつも、片割れヴェルガが持っていた消去をアテに余裕ぶっこいてる。
強力過ぎるスキルも考え物。
今は使えねぇっての。
中で待っていても暇だし寂しいので出て来た。
うっかり第三門内前まで。
TOPがここまで出張っても、誰1人止めやしない。
ある意味すげえ。
肝が据わってるのか、単なるアホかは置いといて。
大都市帝都ランズハーケン。
堀で囲まれた中央区画を中心に据え置き、6つの円周壁とそれぞれに通用門が東西、南北と交互に配置される。
壁と壁との間は約1km。中央から最寄りの居住区まで直線で6km強。蛇行しながらだと軽く1.5倍の距離。
それをこうも短時間で侵入を許した。
「用水路か」
「ご明察です。陛下」グレッグが目前に現われた。
実質の手引きをした犯人はこいつだな。
「下水を逆走するとか。汚いな。汚いな!!近付くな!触るな!大人しくするから」
「きょ、強調せんで下さい…」
嫌ならやるなよ!
あっさり捕縛チームに拘束されてしまった。
直近の護衛隊諸共。手際が良すぎる。
国内敵だらけじゃん。こいつ、人望どんなけ無いんだ。
「本当に消去を失ったのですね。嘆かわしい」
え?それはどこから目線?
「臭い!触るでない」
グレッグの後ろから、今度はヨボヨボの爺さんが風の如く現われた。頼むから普通に歩け。
「皇帝陛下自らお出ましとは。手間が省けますなぁ」
「誰?」
「こちらはグロアード様です。高名故に名以上の紹介は不要でしょう」
グロアード?あの【強奪】スキル持ちか。
「目的は国か?余の身体か?止めよ。爺に犯されるとか無いわぁ」
「…スキルと共に、人格まで変質したようだな。目的はお主が持つ不死身のスキル。案ずるな。奪っても身体は残るでな」
「い、痛くしないで。やさ…。む?不死身?そうか…。やーめーてー(棒)」
一応の抵抗を見せ、ゴロゴロと転がると締め付けがきつくなった。ドMだったら喜ぶべき所。
しかしヴェルガも俺もM性は皆無。苦しい。
「我らが悲願。今ここに」
グロアードの手が首元まで伸びて来る。
-スキル【強奪】
並列スキル【吸収】発動が確認されました。-
手が触れた瞬間。ヴェルガの身体が一つ跳ねた。
「いーやぁー」
「フフッ、フハハハッ。これで、これでこそ…」
-スキル【消去】を獲得。
これに伴い【強奪】【因果】【長寿】が統合。
最上位スキル【強奪】は
【因果応報】へと進化しました。
並列スキル【自己崩壊】強制発動されました。-
「な…。なんと…」
グロアードの身体が、指先崩れる。塵と消えるまでの数秒間、彼の顔は苦悶と歓喜の表情を同時に浮かべていた。
「ちょ、ちょっと待て。お前、馬鹿か!奪えよ。ちゃんと奪ってくれよ。抵抗してないじゃん。何やってんだよ!」
ヴェルガの叫び声だけが、虚しく響いた。
グレッグを筆頭に、ミルフィネ勢の面々は立ち尽くしたまま動けずに居た。
状況を飲み込めるまで更に数秒。
-スキル【不死身】
バラストスキル【消去】の乖離に伴い、
最上位スキル【不死身】は
【不遇】へと進化しました。-
ヴェルガを拘束していた縄が自然に解けた。
完全に抜け出たと同時。
天空から飛来した2人の姿。その気配に気付いた時には全てが決着していた。
終わり良ければ万事善し、ではあるが。
「クヨクヨしても、しゃーないかぁ」
-スキル【不遇】
並列スキル【無病息災】発動が確認されました。-
融合後、変質したヴェルガは。
基本的にポジティブだった。
しかし自分自身のスキルの変化に気付いたのは、暫く時が経ってから。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる