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魔法少女1-15
しおりを挟む「SMSか……」
巷に人気のTickTuck(ティックタック)時計の音みたいな名前の動画配信サイトを開き会員登録をしようとした。
しかしここで問題なのが年齢制限だった。
だが、自分の年齢なら余裕でクリアになる。
そうだな……おっさんの日常なんて動画あげても誰も見ないだろうしと、考えた。
他の動画を見ると、明らかに少女みたいな子が親管理という名目を使っているのが目に映る。
「これにしよう」
俺が撮ってる風にして娘を出す。
そのうち中学生にでもなったふりをすればいけるんじゃないか?
そしてうっかりと、そう!あくまでもうっかりと地元をバレちゃった風にすれば変態も釣れるではないか!
そこをぶっ倒せば勝手に金が転がり込む!
自分ではなんて素晴らしいアイデアだとその時は浮かれていた。
そしてその日のうちアカウントを作り、日が昇る頃には動画を上げた。
これでどのくらいフォロワーか増えるかだな。
俺は楽しみにしながら仕事に出かけた。
その日の夜、仕事から帰ってくると早速動画を開きチェックする。
が、何て事だ!アカウント停止になっていた。
何故だ!年齢は俺の48歳なんだぞ⁉
おかしいではないか!
直ぐ様不服申立てを送ったがまるで駄目だった。
何て事だ……俺のニコニコ変態現金収入計画が早くも頓挫した。
「はぁぁ……仕方ない、今夜は繁華街でも出掛けて痴漢でも探すか……」
取り敢えずシャワーを浴びて夜の街へと出掛けた。
◇
私は佐渡内ほなみ婦人警官をしている。
SNSをやってそうなあの子の事が気になり、何処のサイトをやっているのかを探すため色々なサイトを見て回っていた。
するとどーだ!TickTuck(ティックタック)で、58.0kもイイネが付き初回投稿なのにフォロワーが3000人も付いているアカウントを発見した!
しかもだ!あれだけ姉に忠告したにも関わらず、姉(兄)が関係してるではないか!
「あのオカマ野郎!」
私は運営に連絡してアカウントを停止&凍結する様に警視庁の名前も使って通報した。
犯罪は未然に防ぐ!
これによって犯罪者も減るのだ!
それにしても駄目駄目なオカマめ!
私は私服に着替えて会社(警察)を跡にすると、その足であの子の家へと向かった。
もちろん話をするためだ!
もう夜も遅いから少女は寝てるはずだが、私が話をしたいのは
オカマ兄の方だから問題ない。
今度こそ徹底的に分からせてやる!
そう鼻息も荒くしながら部屋を訪ねたのだが、留守だった。
そういえば、オカマ兄は深夜の繁華街に店があるんだったな……
くそ……次に会ったら必ず……
そう心に決めて自宅へと向かった。
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