【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙

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楽しそうな親子

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　僕はその日、何となくどんよりとした気分を替えるために、いつもとは違う帰り道を通って帰っていました。

　見慣れない景色に、ちょっとわくわくしました。気分転換は成功です。しかしながら、わくわく以外にも、恥ずかしい思いをしてしまった場面もあり、そこは悔しい気持ちです。

　というのも、とある公園を横切ったときです。その中では、地面にレジャーシートを広げて楽しそうにお弁当を食べている親子三人がいました。

　時間は午後三時くらいなので、おやつでしょうか？　

　あまりにも楽しそうにしていたので、僕はつい見入ってしまっていました。

　気づくと、三人が僕のことをじっと見つめ返していました。その時、はっと我に返りました。

　人様の行動をじっと見るなんて、失礼でした。僕は途端に恥ずかしくなって、駆け足で帰りました。

　帰宅すると僕は母親に怒られました。なぜなら走って帰ったので、ズボンの裾すそが泥まみれになっていたからです。

　でも,、歩いて帰っていても同じだったでしょう。

　なぜなら今日は、朝から土砂どしゃ降ぶりだったのですから。

【解説＆ヒントは↓をスクロール】
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　〈ヒント「どうして主人公は、家族の団欒だんらんをじっと見つめていたのでしょうか？」〉

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【解説】

　朝から雨が降っていたということは、主人公が見たという親子三人は、大雨の中で濡れながらピクニックをしていたということになります。

　実際に出くわしたら、下手に幽霊なんか見るよりもぞっとしそうな気がしますね。

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