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第三章(その5) 進捗4(殺害現場?)
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いくら大声を出そうと、声の大きさで他人の時間を進めることはできない。
結局多くの捜査員が、不満を抱えたまま持ち場へ散っていった。
津田純子、河瀬奈保子の所持品からは、犯人に結びつく手がかりは見つかっていない。
スモークガラスの白バンの行方も、県道三百二十八号線出水市武本付近での目撃情報が最後になっている。
遺体発見現場周辺での不審車両・人物ともに、犯人に繋がる目撃情報は出ておらず、逆に事件を模した悪戯と見られる投棄物の通報が相次ぎ、一一○番を受ける通信司令室は振り回され始めていた。
一方で、県警本部に持ち込まれる監視ビデオの本数は徐々に減り、積んであるものも先が見えてきている。記録媒体がVHSからHDDに変わっていく中で、画質は鮮明になり、再生の操作性も上がった。加えて画像解析ソフトの性能も上がっている。作業速度は格段に速くなっている。
十一時過ぎ、含み笑いして二村が叫いた。
「吉佐さん。これ見てください。しょっ引きましょうか」
モニターを見ると、カップルがホテルの駐車場に止めた車から降りるなり、隣の車に凭れかかって行為に及んでいる。
「敷地内。見たもんから苦情が出なければ、どうにもならん……。待ちきれなかったか、どこでもよかったか。それなら最初っから自分の車でやりゃいいものを…」
覗き込んだ吉佐が呆れて呟いた。二村が笑いながら突っ込む。
「自分の車が汚れちゃ困るんでしょうよ。ナニが溢れて水浸しになっちゃいそうだから……」
二人のやりとりを聞き咎めた戸田は眉をひそめた。
『自分の車? 人の車? ああ、それがありうるか』
戸田の中で何かが繋がった。すぐに出水署の都留警部補に電話を入れる。
「都留さん。県道三二八号線の道筋に、武本、いや流合か、潰れたスクラップ工場ありましたよね。廃車野積みにしたままで問題になってた。あれ、まだそのままですか。なるほど。で、そこの捜査は? まだ。ええ。そういうことです」
瀬ノ尾が怪訝な表情をしている。
「戸田さん? どういう?」
戸田の表情は緊張で硬い。
「津田純子を拾った白のバンは、武本付近で消えた。そこで違う車種に乗り換えて移動した可能性がある。都留さんとそう話した」
「そこが、殺害現場ってことですか」
戸田は時計を見た。午前十一時三十五分。
「ああ、遺棄、切断現場の可能性もある。それならいくら調べてもホテルでの目撃情報がでないのも納得できる……。今から係長のところへ行って来る。念のため、昼飯の準備しといてくれ」
瀬ノ尾が昼飯の袋を下げて戻って来たとき、戸田は無表情にモニターを眺めていた。振り向きもせず吐き出した。
「すまんな、瀬ノ尾。ピクニックはなし。ここで、引き続きビデオのチェックだとさ」
十三時半。渡辺係長が戸田を呼びに来た。
既に都留からは、
「【可動する】白バンのスモーク付きが、廃工場から発見された」
との連絡が入っている。出水署の要請を受けて、県警本部からも鑑識課員が急行しているはずだった。
件の廃工場は、出水市街から県道三二八号線を南南東七キロほどの場所にある。周辺には人家もない上、県道から二百メートルほど西へ入った山中にあり、現在では債権者が管理のために入る以外は、人気はない。
それらしき白バンが発見されたとなれば、工場周辺の山中をはじめ、県道に沿って流れる鍋川流域での遺留品捜索に、何時から何人規模の捜査員をどこの署から動員するかが、現時点での捜査本部上層部の最優先課題になっているはずだった。
「戸田、五月二日に出水署に遊びに行った帰りに、寄り道をしてきたんじゃなかったのか」
渡辺係長は、いきなり切り出した。
「案外役にたたん男だ。旧宮之城署に勤務していて、土地鑑もあったはずだが、耄碌してちゃ使い物にならんか」
それ、と渡辺は分厚い茶封筒を投げ出した。
「出水署で河瀬奈保子の供述を取ってこい」
「中身はなんです」
「老眼鏡だ。それで今は存在しないものが見えるはずだ」
それ以上はとりつく島もなかった。
十四時。
戸田は出水署に向かう車の中で封筒を開けた。
中身は老眼鏡ではない、河瀬奈保子と津田純子の携帯電話の通話記録。係長の言うとおり、鹿箭島県警では未だ存在していないはずのものが、見えたことになる。
『係長はどこから?』
ふと入手経路に詮索の芽が生まれたが、すぐに摘み取った。今ここにリストがある。それだけでいい。
戸田は、捜査資料のリストと突き合わせ始めた。
十五時四十分。
廃工場に着くと、工場敷地内には十数名の鑑識課員が、周辺の山林には別な十数名の捜査員が横列になって遺留品捜索を続けていた。大半が、所轄の出水署員と隣接するさつま署、旧宮之城署の人間である。
「進展は?」
戸田のことばに、都留が、よう来たか、と答えた。
「血液反応なし。汚物なし。指紋数種。下足痕数種。毛髪片。車の中からはそんなものだ。現場に最近のタイヤ痕も数種あるそうだ。付いてるナンバーの車検は、去年に切れている。更新はない。持ち主は、廃車にしたから車はないはずだと言ってる。実際、車体番号が登録車種と違うと来てる。そっちは一昨年廃車になってる。今、白バン本体と、廃車を頼んだ業者を洗ってる」
「廃車に盗んだナンバーつけて走ってたということですか?」
瀬ノ尾が口を挟んだ。
「どっちも盗難車両……。意図的な故買転売の可能性もありですか。で、都留さん、発見された毛髪片は…」
「ああ、セロファンに採取したやつを見たが、おれの目でも、白やら茶色やらの髪の毛の切り滓みたいなのが確認できた。滅多にない証拠だ。この車で間違いないだろう。また、お前さんに手を引かれちまったな」
「それは別に……。都留さん。明日、こっちは河瀬奈保子の供述を詰めます。一気に仕上げますよ。通話記録も入手できましたから」
戸田は、取調室の机の上に、河瀬奈保子の供述調書・捜査資料・通信記録と広げられるだけ広げて無作為に読み漁り、メモをとっていた。メモが重なると、メモの指示どおりに瀬ノ尾が資料を漁り並び替え、折り返して戸田に指示を仰いでいる。
四月二十七日午後十時半までに、河瀬、津田の両名とサイトの掲示板上で連絡を取り合い、最終的に携帯メールで直接連絡をとったのは、河瀬奈保子の証言通り五名。携帯メールが四名。PCメールが一名、フリー・メール・アドレスである。このPCメールの相手と津田純子は相互二回ずつの着信記録があった。
二十八日午前零時七分、河瀬奈保子がメール送信した相手は、さつま川内市の新藤龍太郎二十九歳。
同じく零時十三分に津田純子が送信した相手は、阿久根市の今村陽次郎三十六歳。
このふたりは、即座に児童買春処罰法違反容疑で手配された。新藤・今村の両名の情報は、サイト管理者からの情報開示によって、既に明らかになっており、通話記録によって証拠が揃ったことになる。売買春の実行はなくても、促す書き込みがあれば立件できたが、淫行でも摘発できる。ふたりにはこれまで犯罪履歴はない。あとは当人を詰めるだけだ。
津田純子と二度に渡って通話していたのは、鹿箭島市新屋敷町の柴田大作三十九歳。二十八日午前二時三十六分、同じく午前八時十七分。どちらも津田純子からの発信。通話時間なし。確認のためのワン切り通話と解釈してよかった。事実午前二時三十六分の通話については、折り返し二回柴田からの着信記録があった。
柴田大作の情報に関しては、PC経由のためにまだ掴めていなかった。柴田が使用したプロバイダーからの情報提示を待っている状態である。
「新屋敷町の柴田大作……。新屋敷にはこの地番はないはずなんだが、ふむ」
戸田は右手小指から人差し指までの指先で机を何度も連打している。
「そうか……」
都留さん、と戸田が叫んだ。
「柴田大作、こいつの犯罪履歴を洗ってみてください。俺の知ってる柴田なら、甲突町の同じ番地の人間で犯罪履歴があるはずなんで」
都留が返事の前に、新しい資料を持ち込んできた。
「パソコンからの履歴だとさ。柴田のことは、調べさせとく」
資料に眼を通した戸田が、呻き声をあげた。
「やっぱりか。フリー・アドレスが気になってはいたんだ」
「ネットカフェを点々とですか」
「ああ。しかも、身分証明書のいらない店ばかりだ」
戸田、来てくれ、と都留の怒鳴り声が響いた。
「柴田は、収監されてる」
戸田は、取調室を飛び出していった。
結局多くの捜査員が、不満を抱えたまま持ち場へ散っていった。
津田純子、河瀬奈保子の所持品からは、犯人に結びつく手がかりは見つかっていない。
スモークガラスの白バンの行方も、県道三百二十八号線出水市武本付近での目撃情報が最後になっている。
遺体発見現場周辺での不審車両・人物ともに、犯人に繋がる目撃情報は出ておらず、逆に事件を模した悪戯と見られる投棄物の通報が相次ぎ、一一○番を受ける通信司令室は振り回され始めていた。
一方で、県警本部に持ち込まれる監視ビデオの本数は徐々に減り、積んであるものも先が見えてきている。記録媒体がVHSからHDDに変わっていく中で、画質は鮮明になり、再生の操作性も上がった。加えて画像解析ソフトの性能も上がっている。作業速度は格段に速くなっている。
十一時過ぎ、含み笑いして二村が叫いた。
「吉佐さん。これ見てください。しょっ引きましょうか」
モニターを見ると、カップルがホテルの駐車場に止めた車から降りるなり、隣の車に凭れかかって行為に及んでいる。
「敷地内。見たもんから苦情が出なければ、どうにもならん……。待ちきれなかったか、どこでもよかったか。それなら最初っから自分の車でやりゃいいものを…」
覗き込んだ吉佐が呆れて呟いた。二村が笑いながら突っ込む。
「自分の車が汚れちゃ困るんでしょうよ。ナニが溢れて水浸しになっちゃいそうだから……」
二人のやりとりを聞き咎めた戸田は眉をひそめた。
『自分の車? 人の車? ああ、それがありうるか』
戸田の中で何かが繋がった。すぐに出水署の都留警部補に電話を入れる。
「都留さん。県道三二八号線の道筋に、武本、いや流合か、潰れたスクラップ工場ありましたよね。廃車野積みにしたままで問題になってた。あれ、まだそのままですか。なるほど。で、そこの捜査は? まだ。ええ。そういうことです」
瀬ノ尾が怪訝な表情をしている。
「戸田さん? どういう?」
戸田の表情は緊張で硬い。
「津田純子を拾った白のバンは、武本付近で消えた。そこで違う車種に乗り換えて移動した可能性がある。都留さんとそう話した」
「そこが、殺害現場ってことですか」
戸田は時計を見た。午前十一時三十五分。
「ああ、遺棄、切断現場の可能性もある。それならいくら調べてもホテルでの目撃情報がでないのも納得できる……。今から係長のところへ行って来る。念のため、昼飯の準備しといてくれ」
瀬ノ尾が昼飯の袋を下げて戻って来たとき、戸田は無表情にモニターを眺めていた。振り向きもせず吐き出した。
「すまんな、瀬ノ尾。ピクニックはなし。ここで、引き続きビデオのチェックだとさ」
十三時半。渡辺係長が戸田を呼びに来た。
既に都留からは、
「【可動する】白バンのスモーク付きが、廃工場から発見された」
との連絡が入っている。出水署の要請を受けて、県警本部からも鑑識課員が急行しているはずだった。
件の廃工場は、出水市街から県道三二八号線を南南東七キロほどの場所にある。周辺には人家もない上、県道から二百メートルほど西へ入った山中にあり、現在では債権者が管理のために入る以外は、人気はない。
それらしき白バンが発見されたとなれば、工場周辺の山中をはじめ、県道に沿って流れる鍋川流域での遺留品捜索に、何時から何人規模の捜査員をどこの署から動員するかが、現時点での捜査本部上層部の最優先課題になっているはずだった。
「戸田、五月二日に出水署に遊びに行った帰りに、寄り道をしてきたんじゃなかったのか」
渡辺係長は、いきなり切り出した。
「案外役にたたん男だ。旧宮之城署に勤務していて、土地鑑もあったはずだが、耄碌してちゃ使い物にならんか」
それ、と渡辺は分厚い茶封筒を投げ出した。
「出水署で河瀬奈保子の供述を取ってこい」
「中身はなんです」
「老眼鏡だ。それで今は存在しないものが見えるはずだ」
それ以上はとりつく島もなかった。
十四時。
戸田は出水署に向かう車の中で封筒を開けた。
中身は老眼鏡ではない、河瀬奈保子と津田純子の携帯電話の通話記録。係長の言うとおり、鹿箭島県警では未だ存在していないはずのものが、見えたことになる。
『係長はどこから?』
ふと入手経路に詮索の芽が生まれたが、すぐに摘み取った。今ここにリストがある。それだけでいい。
戸田は、捜査資料のリストと突き合わせ始めた。
十五時四十分。
廃工場に着くと、工場敷地内には十数名の鑑識課員が、周辺の山林には別な十数名の捜査員が横列になって遺留品捜索を続けていた。大半が、所轄の出水署員と隣接するさつま署、旧宮之城署の人間である。
「進展は?」
戸田のことばに、都留が、よう来たか、と答えた。
「血液反応なし。汚物なし。指紋数種。下足痕数種。毛髪片。車の中からはそんなものだ。現場に最近のタイヤ痕も数種あるそうだ。付いてるナンバーの車検は、去年に切れている。更新はない。持ち主は、廃車にしたから車はないはずだと言ってる。実際、車体番号が登録車種と違うと来てる。そっちは一昨年廃車になってる。今、白バン本体と、廃車を頼んだ業者を洗ってる」
「廃車に盗んだナンバーつけて走ってたということですか?」
瀬ノ尾が口を挟んだ。
「どっちも盗難車両……。意図的な故買転売の可能性もありですか。で、都留さん、発見された毛髪片は…」
「ああ、セロファンに採取したやつを見たが、おれの目でも、白やら茶色やらの髪の毛の切り滓みたいなのが確認できた。滅多にない証拠だ。この車で間違いないだろう。また、お前さんに手を引かれちまったな」
「それは別に……。都留さん。明日、こっちは河瀬奈保子の供述を詰めます。一気に仕上げますよ。通話記録も入手できましたから」
戸田は、取調室の机の上に、河瀬奈保子の供述調書・捜査資料・通信記録と広げられるだけ広げて無作為に読み漁り、メモをとっていた。メモが重なると、メモの指示どおりに瀬ノ尾が資料を漁り並び替え、折り返して戸田に指示を仰いでいる。
四月二十七日午後十時半までに、河瀬、津田の両名とサイトの掲示板上で連絡を取り合い、最終的に携帯メールで直接連絡をとったのは、河瀬奈保子の証言通り五名。携帯メールが四名。PCメールが一名、フリー・メール・アドレスである。このPCメールの相手と津田純子は相互二回ずつの着信記録があった。
二十八日午前零時七分、河瀬奈保子がメール送信した相手は、さつま川内市の新藤龍太郎二十九歳。
同じく零時十三分に津田純子が送信した相手は、阿久根市の今村陽次郎三十六歳。
このふたりは、即座に児童買春処罰法違反容疑で手配された。新藤・今村の両名の情報は、サイト管理者からの情報開示によって、既に明らかになっており、通話記録によって証拠が揃ったことになる。売買春の実行はなくても、促す書き込みがあれば立件できたが、淫行でも摘発できる。ふたりにはこれまで犯罪履歴はない。あとは当人を詰めるだけだ。
津田純子と二度に渡って通話していたのは、鹿箭島市新屋敷町の柴田大作三十九歳。二十八日午前二時三十六分、同じく午前八時十七分。どちらも津田純子からの発信。通話時間なし。確認のためのワン切り通話と解釈してよかった。事実午前二時三十六分の通話については、折り返し二回柴田からの着信記録があった。
柴田大作の情報に関しては、PC経由のためにまだ掴めていなかった。柴田が使用したプロバイダーからの情報提示を待っている状態である。
「新屋敷町の柴田大作……。新屋敷にはこの地番はないはずなんだが、ふむ」
戸田は右手小指から人差し指までの指先で机を何度も連打している。
「そうか……」
都留さん、と戸田が叫んだ。
「柴田大作、こいつの犯罪履歴を洗ってみてください。俺の知ってる柴田なら、甲突町の同じ番地の人間で犯罪履歴があるはずなんで」
都留が返事の前に、新しい資料を持ち込んできた。
「パソコンからの履歴だとさ。柴田のことは、調べさせとく」
資料に眼を通した戸田が、呻き声をあげた。
「やっぱりか。フリー・アドレスが気になってはいたんだ」
「ネットカフェを点々とですか」
「ああ。しかも、身分証明書のいらない店ばかりだ」
戸田、来てくれ、と都留の怒鳴り声が響いた。
「柴田は、収監されてる」
戸田は、取調室を飛び出していった。
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