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1章 仲間が増えるまで
4話 エルミナ視点2
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思っていた護衛任務じゃなかった。部屋の中でずっと座っているだけ...。こんなの私が望んだ冒険者じゃない! でもオージラに行くのにお金をかけるわけにはいかない。だからお金ももらえて通行料もかからない護衛任務を選んでくれたんだろう。それはわかっている。それでも...。
誰とも話さずに2.3時間立ったところで限界が来てしまった。
「クリス。暇! 何か話そ!」
「エルミナ...。これはクエストなんだよ? 話していたら外で護衛している人に申し訳ないよ」
「そ、それもそうね...。」
そんなことわかっているよ! それでも話したかったの! クリスのバカ! そう思っていたところで先方の馬車から女性が来て話しかけてくれる。
「ねえ。私も暇だったの! 一緒に話しましょ!」
これは好機だと考えた。クリスは驚いて固まっている。クリスの前に話さなくちゃ!
「私はエルミナ。あなたの名前を聞いてもいい?」
「ルビア・ベーカーよ! 同い年ぐらいの友達って私いなくてついつい話しかけちゃったわ」
「私もそうだったの! でもクリスと友達になって初めて心置きなく話せる仲間ができたって思ったわ」
「いいな~。私も冒険者になろうかしら」
「いいんじゃない?」
はっきり言って私と重ねてしまった。だからこんな安直なことを言ってしまったんだろう。私はクリスって言う人に運よく会えたけど、ルビアがそうなるとは限らない。
(は~。本当に私ってバカ...)
3日間ルビアとクリスと話していたらオージラに着いた。クリスと一緒に報奨金をもらうためルビアの家に向かう。そしてルビアのお父さんに報奨金をもらうとルビアが言った。
「私もこの二人と一緒に冒険者になりたいわ!」
この言葉を聞いて固まってしまった。クリスやルビアのお父さんも固まっていた。
(ごめんなさい。私のせいです...)
あの時、軽率に言ってしまったからルビアが今そう言っているのだろう。なんで私ってこんなにバカなのかな...。もっと周りの人のことを考えて言えばよかったと後悔する。
ルビアと一緒に冒険がしたい。でも同じパーティになるってことはお互いがお互いを信頼していなくちゃいけない。まだルビアとその段階まで行っていない。それに冒険は命と隣り合わせ。だからルビアの命が保証できるわけじゃない。
「うーむ。クリスくんとエルミナさん。あなたたちはどう思っているのかい?」
「俺はどちらでもいいですよ。エルミナに任せます」
「私はいいですよ!」
「じゃあ今日から一緒のパーティってことね」
「ならん!」
流れを断ち切るかのようにマックスさんが言う。
「なんでよ!」
「クリスくんにエルミナさんを信用していないわけじゃない。それでも実力はまだEランク。そんな人たちと一緒に冒険するのを了承することはできない」
「じゃあエルミナやクリスさんはどこのランクなら納得してくれるのよ!」
「そうだな。まずどちらかがDランクになってもらう。そしてどちらか一方は来月開催される闘技大会で上位8位入賞が条件だ」
「乗ったわ! いいでしょクリス?」
「え? あ、うん」
ルビアのお父さんが条件を出した。それをクリアしたら一緒のパーティになれる! その後ルビアに謝られた。でもそんなに申し訳なさそうな顔をしなくていいのに...。パーティは普通2人じゃない。それも女性の冒険者なんて少ない。だからルビアが一緒のパーティになってくれるなら願ったりかなったりだった。
その後クリスに闘技大会のことを聞いて顔を青くした。
(そんなに難しいの! ルビアのお父さん、絶対仲間にさせる気ないじゃない!)
そしてお互いの方向性が決まった。私はDランクになること、クリスは闘技大会の本戦ベスト8。はっきり言ってクリスの方がきつい。
でもクリスの話を聞く限り、クリスは神に加護をしてもらって力を手に入れるらしい。
(そんなの反則じゃない! 底辺職業じゃなくて最強職業,,,いやチート職業じゃない!)
宿に帰って少し今日のことを後悔する。また考えなしに言ってしまった。クリスはどう思っているかな? 今回はクリスの負担がでかい。嫌われてなかったらいいけど...。
誰とも話さずに2.3時間立ったところで限界が来てしまった。
「クリス。暇! 何か話そ!」
「エルミナ...。これはクエストなんだよ? 話していたら外で護衛している人に申し訳ないよ」
「そ、それもそうね...。」
そんなことわかっているよ! それでも話したかったの! クリスのバカ! そう思っていたところで先方の馬車から女性が来て話しかけてくれる。
「ねえ。私も暇だったの! 一緒に話しましょ!」
これは好機だと考えた。クリスは驚いて固まっている。クリスの前に話さなくちゃ!
「私はエルミナ。あなたの名前を聞いてもいい?」
「ルビア・ベーカーよ! 同い年ぐらいの友達って私いなくてついつい話しかけちゃったわ」
「私もそうだったの! でもクリスと友達になって初めて心置きなく話せる仲間ができたって思ったわ」
「いいな~。私も冒険者になろうかしら」
「いいんじゃない?」
はっきり言って私と重ねてしまった。だからこんな安直なことを言ってしまったんだろう。私はクリスって言う人に運よく会えたけど、ルビアがそうなるとは限らない。
(は~。本当に私ってバカ...)
3日間ルビアとクリスと話していたらオージラに着いた。クリスと一緒に報奨金をもらうためルビアの家に向かう。そしてルビアのお父さんに報奨金をもらうとルビアが言った。
「私もこの二人と一緒に冒険者になりたいわ!」
この言葉を聞いて固まってしまった。クリスやルビアのお父さんも固まっていた。
(ごめんなさい。私のせいです...)
あの時、軽率に言ってしまったからルビアが今そう言っているのだろう。なんで私ってこんなにバカなのかな...。もっと周りの人のことを考えて言えばよかったと後悔する。
ルビアと一緒に冒険がしたい。でも同じパーティになるってことはお互いがお互いを信頼していなくちゃいけない。まだルビアとその段階まで行っていない。それに冒険は命と隣り合わせ。だからルビアの命が保証できるわけじゃない。
「うーむ。クリスくんとエルミナさん。あなたたちはどう思っているのかい?」
「俺はどちらでもいいですよ。エルミナに任せます」
「私はいいですよ!」
「じゃあ今日から一緒のパーティってことね」
「ならん!」
流れを断ち切るかのようにマックスさんが言う。
「なんでよ!」
「クリスくんにエルミナさんを信用していないわけじゃない。それでも実力はまだEランク。そんな人たちと一緒に冒険するのを了承することはできない」
「じゃあエルミナやクリスさんはどこのランクなら納得してくれるのよ!」
「そうだな。まずどちらかがDランクになってもらう。そしてどちらか一方は来月開催される闘技大会で上位8位入賞が条件だ」
「乗ったわ! いいでしょクリス?」
「え? あ、うん」
ルビアのお父さんが条件を出した。それをクリアしたら一緒のパーティになれる! その後ルビアに謝られた。でもそんなに申し訳なさそうな顔をしなくていいのに...。パーティは普通2人じゃない。それも女性の冒険者なんて少ない。だからルビアが一緒のパーティになってくれるなら願ったりかなったりだった。
その後クリスに闘技大会のことを聞いて顔を青くした。
(そんなに難しいの! ルビアのお父さん、絶対仲間にさせる気ないじゃない!)
そしてお互いの方向性が決まった。私はDランクになること、クリスは闘技大会の本戦ベスト8。はっきり言ってクリスの方がきつい。
でもクリスの話を聞く限り、クリスは神に加護をしてもらって力を手に入れるらしい。
(そんなの反則じゃない! 底辺職業じゃなくて最強職業,,,いやチート職業じゃない!)
宿に帰って少し今日のことを後悔する。また考えなしに言ってしまった。クリスはどう思っているかな? 今回はクリスの負担がでかい。嫌われてなかったらいいけど...。
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