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《夢幻の月》
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眼を閉じて視る月の色は、血の様な紅に染まる赤月…。
空は漆黒に染まり、月の色と相俟って、幻想的な世界が広がって居る…。
「あぁ、美しい…何故、此の世界を視る事が出来るのは、私だけなのだろう?」
其の世界を思い描き、創りあげた青年、有栖 響也は、精神病を患って居た…。
病名の無い精神病を…。
空は漆黒に染まり、月の色と相俟って、幻想的な世界が広がって居る…。
「あぁ、美しい…何故、此の世界を視る事が出来るのは、私だけなのだろう?」
其の世界を思い描き、創りあげた青年、有栖 響也は、精神病を患って居た…。
病名の無い精神病を…。
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