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八章 そるしえらのなつやすみ

第228話 おにいちゃん

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 シヤクは気が付いただろう。
 俺が美少女であるという事に。

 そう、既に「お前、弟じゃなくて妹だったのか!?」作戦は始まっている。

 父さんと母さんはまだ顔も見ぬうちにくたばった。

 父さんは悪の組織にぶっ殺され、母さんは病気でもう何年も前に。 
 原作通りである。

 性別を妹にする計画は穴一つない完璧なもの。
 全知の俺にかかれば、この難題も簡単なのだ。

『人の死すらも利用する……恐ろしいねぇ』

 父さん、母さん、俺立派な美少女になるよ。
 だから、見ててくれ。
 墓前には、ソルシエラ初の立体化である【ソルシエラ 1/7スケールフィギュア】をそえると約束しよう。

『私も欲しい^^ 改造して服を着脱可能にする^^』

 ごめん父さん母さん、やっぱ無理かもしれねえ。
 心無い使い方をする奴が近くに居るわ。

「ここが俺の部屋か……」

 シヤクに案内されてそこそこデカい部屋に俺は通された。
 それからすぐにシヤクは目の奥に♥を浮かべたまま「アイに会ってきますね♥」と言って出て行った。

 つまり、ここからは自由時間である。
 そして仕込みの時間だ!

『うおおおおおお!』
『えっ、なんだ急に』

 今から「コイツ本当は女だったんじゃ……」という痕跡を隠していきます。
 残すではなく隠す、です。
 
 見た所、掃除がされており何度か部屋に人が入った形跡がある。
 そうなると、今から俺が普通の仕込みをしても違和感が残るのだ。

 故に、掃除などでは到底見つからない場所に俺は隠す。
 その為に、クマさんのぬいぐるみとか子供サイズのワンピースとか持ってきたんだからね。

『!!!!!!』
『ロリじゃねえ、座ってろ』

 さーて隠しちゃおうねぇ^^

『わぁい^^』
『隠す前に一度着てくれ……! 後生だマイロード……!』

 あー、はいはい後でね。
 今は隠すからね。

『その言葉、嘘偽りはないな? であれば、静かに座して待つとしよう』
『ロリコン侍?』

 ケイの部屋は、原作のかませ役からは考えられないほど整えられていた。
 畳の匂いが心地よい和室には小さなタンスと押し入れ、そしてケイの為に用意されたであろう机だけがある。

 正直に言って、若者の部屋ではない。
 この部屋を見た人全員が老後? と思うだろう。

 さて、このどこに隠そうかねぇ。
 
「まずは机から……ん?」

 机の引き出しを開けると、そこにはきちんと整理整頓された筆記用具が入っていた。
 なんて几帳面な……いや、あるいは掃除に入った使用人の仕業だろうか。

『お、ノートもあるじゃないか^^』

 日記、という訳ではなさそうだ。
 開いてみれば、魔法式や魔法の理論など様々な事が書き記されている。
 どうやらケイは勉強熱心ではあったようだ。

 どこで道を間違ってしまったのだろう。
 兄が女装して、自身も女の子みたいな顔に生まれたという恵まれている環境で、何が彼を狂わせたのだろうか。

『すぐわかる原因あったねぇ』

 ? どこに?

『本気で疑問に思っているから凄いねぇ』


 学園都市に行って挫折してしまったのだろうか。
 原作では、ケイの過去は掘り下げられることは無い。
 トウラク君にボコボコにされるだけの彼に、そんな時間を割く余裕はなかったのだ。

 が、しかしここでは存分にケイをインストール出来る。
 少しでも情報を集めて、計画をより完璧なものにするぞ!

 という訳で、部屋漁り開始!






 那滝家の敷地の奥にある墓地は、歴代の当主達の為に作られた神聖な場所である。
 人類守護のために尽力した彼等を称え、最大限の敬意を込めて安らかな眠りへと導くのだ。

 辺りを木々に囲まれ、穏やかな風が吹くその場所はまるで世界から切り取られたかのように静かであった。

「――戻ったよ、アイ兄さん」

 カイは少し緊張した顔で、墓前で手を合わせていた少女に声を掛ける。

 塔花救護院の生徒の証である、白衣のような制服を身に纏った少女はゆっくりと振り返った。
 腰まで伸びた蒼銀の髪が陽光に煌めき、嫋やかに揺れる。

 端正な顔立ちと、蒼い眼。
 まるで氷を削り出したかのように冷たい美しさを持つその少女――否、その青年はカイを見ると微笑んだ。

「長旅お疲れ様です、カイ」
「そう思うなら、次からは転移魔法陣をくれよ。あのバス、乗り心地最悪だ」
「しかし、民はそれを使っている。ならば、私達もそれに倣うのが道理です。私達が民の上に立つのは、守る為。それを忘れて驕り高ぶってはいけませんよ」
「相変わらず真面目だなぁ」

 カイは呆れた様子でそう言いながら、アイの隣まで来ると墓の前で手を合わせた。
 数秒の沈黙の後、カイは口を開く。

「誰が親父を殺した」
「依然調査中です」
「……そうか」

 合わせていた手が、怒りによって拳へと変わっていく。
 父親を殺された怒りに燃えるカイを、アイは冷ややかな眼で見つめた。

「こういう時、昔なら那滝家の秘密組織が動くのでしょう」
「あれは母さんが死んですぐに解体されたからな。そもそも、その役目は今は牙塔家が担っているし」

 那滝家にかつて存在した諜報部隊。
 その役目は、牙塔家へと受け継がれ那滝家はダンジョンの管理に注力することとなった。

 本来なら牙塔家から調査部隊が派遣されてくるのだが、今回はそれも期待できない。

「御三家が同時に襲われた……これって前代未聞だろ。しかも、秘宝を奪われた」
「これで民に何かあれば、私達親子は歴代の当主様に顔向けできませんね」

 冷静にそう言って、アイは踵を返す。
 カイはその後を静かに追った。

「会合はあくまで簡素に行います。私が当主であると周知させなければ。これが、今回来る企業の人間のリストです」

 そう言ってアイは拡張領域から一枚の紙を取り出した。
 そう、たった一枚の紙である。

「……随分と少ないな。急とは言え、もっと集まるもんだろ」

 カイはリストに目を通し、顔を顰める。
 それは、過去に行われた会合に比べればあまりにも規模が小さいものだったからだ。

「親父が死んだんだぞ……! 今まで、この辺りで人間が生きてこれたのは親父が……!」
「カイ」
「でも、こんなのおかしいだろ! 那滝家が支援をした企業だって沢山ある! それなのに、たったこれだけしか集まらないのかよ!」
「はぁ、相変わらずですね」

 アイは冷静にそう言った。
 そして、風に吹かれた長い髪を押さえながら、振り返る。
 ただそれだけの所作が、カイの目にはあまりにも美しく映った。

「それは、私が選んだ企業です」
「……は?」

 言っていることが分からず、カイは首を傾げる。
 
「今回の事件は間違いなく計画的なものです。それも、長い時間を掛けて緻密に練られた、執着とも呼べるもの。地絃天星埜御霊が奪われた事も緊急事態ではありますが、私はそれよりも那滝家に裏切者がいる可能性の方が恐ろしく感じます」

 アイはそう言って、企業のリストを指さした。

「それは私がここに来るまでに自ら尋ねその潔白を証明した企業です。これから何かあっても彼等だけは信じる事ができる」
「……そう言う事か」
「カイ、今すぐ覚えなさい。そして、そのリスト以外の企業には心を許す事を禁じます」
「ちっ、わかったよ」

 そう言うと、カイはリストを数秒眺める。
 そして、その紙を手の中で一瞬で燃やし尽くした。

「データじゃなくて紙の時点でなんか嫌な予感はしてたんだよな」
「理解したなら結構です。さ、行きましょう。当主として着替えないといけません」
「えー、アイ兄さんだけあれ着るのかよ。いいなぁ」
「遊びではないのですよ」

 アイがそう嗜めるが、カイは不服そうに口を尖らせた。

「僕も似合うと思うんだけどなぁ」
「それはそうでしょうとも。那滝家はそうあるべきと定められていますから」
「相変わらずだ」

 久しぶりの兄弟としてのやり取りに、カイは思わず表情が綻ぶ。
 アイの表情は未だに冷たいものだが、それが普段通りであることをカイは知っていた。

(話すならこのタイミングしかない)

 当主ではなく、兄である今のアイに期待して、カイは口を開く。

「……ケイを連れてきたよ。今は、自分の部屋にいるはずだ」
「そうですか」
「その……反省してたよ。今は凄く真面目になってる」

 暫しの沈黙があった。
 居心地を悪そうにして、カイは返事を待つ。

「昔のあの子は、真面目でしたからね。才能がなくとも那滝家の人間であろうと努力していました」
「っ! ならアイツの事を――」
「しかし、決定は覆りません」

 アイは冷たい声でそう言い放った。

「幼い頃のケイがなんだというのでしょう。あれは中学三年間を傲慢にそして怠惰に過ごし、高校に入ってすぐに問題を起こした。いや、そんな可愛い表現で表していいものではない。那滝家と牙塔家の関係に罅が入る可能性だってあったのです」
「でも、本当にケイは変わったみたいなんだ。今のアイツは何て言うか、真面目で、凄く賢そうで……それで」

 脳裏に、ケイの顔が思い浮かぶ。

『もしも、自分の命一つで世界を救えるならカイ兄さんはどうしますか』

 カイへと語り掛けたあの言葉の真意は果たしてなんだったのだろうか。
 そして、悲し気な笑みの理由とは。
 カイには何もわからない。
 しかし。

「今のアイツを見ていると、どこか遠くへ行っちゃいそうな気がするんだよ」

 まるで死期を悟った人間のように振舞うケイを前に、胸騒ぎがした事は事実だった。

「許してやろうよ! そして那滝家としてまた三人で仲良くしよう!」

 カイはそう言ってアイに訴えかける。
 それを聞いて、アイはカイを冷ややかに見下ろした。

「情に流される。那滝家の当主にはなれそうにないですね。人類を守護する盾である私達が私情に流されてはいけない」
「でも」
「くどい。お前も那滝家の人間なら理解しなさい」

 それだけ言うとアイは再び歩き始めた。
 カイは慌ててその後を追う。

 そしてその手を掴もうとしたその時だった。

「アイ♥! 会いたかったですよー♥! 私が三十分も離れていて寂しかったでしょう♥!」
「はぁ……」

 真正面から走ってくる姉の塊のようなデモンズギアを見て、アイはため息をつく。
 そして、両腕を広げた。

「来なさい、シヤク」
「♥♥♥♥♥! 人前でいいんですか♥! 弟に見せつけたいだなんて、エッチですね♥!」

 そう言って、シヤクはデモンズギアの身体能力を遺憾なく発揮してアイの胸へと飛び込んでいく。
 その瞬間、アイは華麗な体捌きでシヤクを受け流した。

「あっ♥」
「えっ」

 アイの後ろにいたカイは、ただ声を上げることしかできない。
 そして、そのままシヤクに思いきり抱きしめられた。

「はー♥ 未来の弟ちゃんとも親睦を深めましょうね♥」
「誰でもいいのかお前はっ。離れろぉ!」
「私は先に行ってますよ。シヤクを満足させたら来なさい」

 そう言ってアイは歩き始めた。
 
「おい! なんで僕がこんなことを、むぐっ」
「よーしよし♥ かわいいですねぇ♥」
「は、はなせ!」
「はぁ……人類脆すぎ♥ 脆弱すぎて愛が止まらない♥♥♥♥」
「ひぃぇ」

 情けない悲鳴をあげながら、カイはシヤクの胸の中で撫でられる。
 シヤクは満足そうに頭を撫でていたが、間もなく満足したのか解放した。

「……っ、おい何するんだ! 兄さんの昔の写真がどうなってもいいのか!」
「心ある人のする行為じゃない♥!?」

 シヤクはショックを受けた様に固まる。
 がすぐに、優しい笑みを浮かべた。

「私はあの人の妻ですからね♥ あの人の事はわかっているつもりです♥」

 そう言って、道の先を見る。
 そこにはもうアイの姿はなかった。

「カイ君、あの人は不器用ですから。あれでも色々と考えて頑張っているんですよ」
「……それは分かってる。でも、ケイだって」
「ふふっ♥ カイ君は兄妹思いの良い子ですね♥」
「おい、これ以上頭を撫でるな。髪型が崩れる」

 頭を撫でられながら、カイは歩き始める。
 
「僕は僕なりに頑張るしかないか」
「はい♥ 応援してます♥」

 決意に表情を固くするカイ。
 その姿を、シヤクは微笑ましそうに見つめていた。




 そんな彼等の背後。
 森の木々に隠れるようにして、何かが視線を向けていた。

 それは古びた白いワンピースに、髪飾りを付けた黒髪の幼い少女である。

「…………」

 言葉はない。
 しかし、血走ったその眼には怨念が籠っていた。


  
 
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