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五章 決めるぜ! ミステリアスムーブ!
第146話 始まり! 百合デート!
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領地戦が終わり一週間、フェクトム総合学園はいつも通り平和であった。
が、しかし俺達は違う。
領地戦は終わったけどよォ……、俺達の戦いは終わってないよなァ!
『新刊! ASMR! うおおおおおお!』
俺達は最先端の世界を生きるミステリアス美少女。
様々な媒体に登場してこそ、今の時代に生まれた意味がある。
という事で、今日も今日とてミステリアス美少女の活動だ。
日々のミステリアス美少女タイムからインスピレーションを受ける事で、より良い作品が生まれるのである。
最近、全然ソルシエラとしてカッコよく活躍できていないので、今回こそは強くそして美しく。
『そうは言うが、何か策があるのかい?』
よくぞ聞いてくれました。
実はトウラク君が闇落ちしたせいで、原作で倒されるはずの悪役が野放しになっているんですよ。
ソイツを探し出して、カッコよく倒してミステリアス美少女したいと思います。
たぶん、理事会も動かないだろうし、こっちでこっそりと処理しちゃいましょう。
原作も正しい形に修正しつつ、治安も守る。まったく、ミステリアス美少女も楽じゃないぜ!
という訳で、今日俺達はクローマ音楽院の自治区にやってきていた。
自治区の大きさは流石に四大校には劣るが、観光客の数はトップクラスである。
元々は、人外の異能と身体能力を持つ探索者のイメージ向上のために発足した国の広報部署だったのだが、今は立派な学園である。
元が元であるため支援する企業も多く、原作の設定では数年前に一度だけ戦領祭を優勝したこともあるほどだ。
『ここで行われるヒノツチ文化大祭……それこそが、私達の決戦の地だ』
君の、ね。
俺、当日はフェクトムの皆とバイトだから。
イベント設営のスタッフとかだから。
『当日離れ離れでも、心では繋がっているからねぇ^^』
これが、絆……!
クローマ音楽院は、他の学園の生徒の往来も激しく色々な制服も目に入る。
サブカル系に浸かりたいならこの学園の自治区に来るのが良いだろう。
ちなみに今回は、いつもと違い昼に来ているので色々と見れて楽しい。
「こ、ここがクローマ音楽院の商業区……広いね」
トアちゃんが隣で呆然と呟く。
そうです。
今日は百合デートです。
『百合……百合?』
百合だろ文句あんのか。
今の俺の姿を見ろ!
フェクトム総合の女子制服に黒いカツラ!
何処からどう見ても、おっとり清楚系美少女だろうが!
『うーん……?』
クローマ音楽院に行く切っ掛けとなったのは、トアちゃんの一言であった。
曰く、財政周りに余裕ができてお小遣いも溜められるようになったトアちゃんは、一度ここに遊びに来たかったらしい。
俺にとってはナイスタイミングの提案である。
なので、今回の俺のミッションは二つ。
一つは、原作の悪の組織の本拠地を突き止める事。
クローマ音楽院の商業区にひっそりと隠れるようにアジトが存在するのでそれを見つけたい。
そして後でカッコよく壊滅させる。
そしてもう一つは、トアちゃんに楽しんでもらう事。
美少女に楽しんでもらう……BIG ミッション……。
『ちょっとテンション高すぎるか?』
そんな事ないよ。
俺は平常だよ。
それにトランスアンカーのおかげで今は生物学上は女だからトアちゃんとデートしても無罪。
思いきり楽しむことが出来るぞぉ^^
『そんな張り切っちゃって……』
「……今更だけど、ごめんね。トランスアンカー使わせちゃって」
「別にいいよ。トアちゃんの頼みなら」
「どうしても、その……男女で歩くと、でっ、デデ、デートだと思われちゃわないかなって……!」
可愛らしい悩みじゃないの^^
トアちゃんは、どうやら男の俺と並ぶとカップルだと思われると危惧しているらしい。
安心してくれ、俺は男である限り美少女とイチャイチャするつもりはない。
それは薄汚れた足で花畑を踏み荒らす最低の行為だ。
俺の国では重罪である。
『どこの国出身?』
「スカートは馴れないけど……まあ、俺もクローマ音楽院には来てみたかったしね」
俺は美少女スマイルをトアちゃんに向ける。
傍から見るとこれは素晴らしい百合デートである。
美しい……共通ルートの日常スチルだぁ。
「クローマ音楽院いいよね……! 美味しいものが沢山あるんだって! ほら、この雑誌に載ってたんだけど、この限定スイーツが食べたくて!」
そう言ってトアちゃんが目をぱっちり開いて俺に雑誌を見せてくる。
この子……ここまでわざわざ食べに来たんだ……。
『見たまえ、これはカップル限定だ。同性も可……成程、これを食べたいから君に女の子になってもらった、と。少女らしい葛藤が窺えるよ』
かわいいよね。
俺はこのトアちゃんの等身大の少女感が好きなんだ。
他の美少女が全員明らかにおかしな属性が付与されているからね。
『一部君のせいでもあるがね』
ははは、そんなわけないだろう。
特にクラムちゃんは違うぞ。
『自覚あるねぇ』
「じゃあ、行こうか。今日はとことん付き合うよ」
「うんっ!」
トアちゃんは笑顔で俺の手を握る。
そして、笑顔で駆け出した。
手を繋いで駆ける美少女二人。
うーん、今日は楽しい一日になりそうだぜ!
■
「で、近くに居たから私に任務ですか……?」
「はい、対象の本拠地がクローマ音楽院の商業区にあるので」
渡雷リュウコは、感情を隠すことなく顔を顰めた。
片手にはアイス、もう片方にはフランクフルトで、明らかに休日である。
「見てわかりませんかね? 私、休暇なんですけど。Sランクの貴重な休暇なんですけど!!!」
本人的には怖い顔をしているつもりなのだろうが、如何せん迫力がない。
校則に則った茶髪のボブカットに、至極普通の黒目。
身長から顔つきに至るまでの全てが普通。
普通の女子高生が食べ歩きをしているだけなので、どれだけ凄まれてもまったく怖くなかった。
特に話している相手が、美しい銀髪を持ったメイドだと尚更存在感が霞む。
「というか、どうしてメイド服を?」
「クローマ音楽院だと、これが迷彩服として機能するという演算結果が出ました。なので、こうしてメイド服を着ています」
「……さいですか」
本人があまりにも美しい容姿なので、メイド服との親和性によりかなり目立っているのだが気が付いていないようだ。
そしてそんな彼女と話しているリュウコもまたSランクではあるのだが、何故か気が付いた者はあまりいなかった。
「一応、それなりの手当も出ます。なので、受けてくれると嬉しいのですが」
銀髪のメイド――ソルフィはそう言った。
リュウコはそれを聞いて、渋々と言った形で頷く。
「まあ、断れないって知ってますけど。お金、たくさん出るんですよね」
「はい。報酬はこちらです」
そう言ってソルフィはタブレット端末をリュウコへと見せる。
すると、リュウコはそれに飛びつくようにして上から下までじっくり眺めると、サムズアップをした。
「やりましょう。私はお金さえもらえればそれでいいです。二十代からはずっと遊びまくりで生きていたいですからね」
「それが現代の若者なんですね。また一つ、学びを得ました」
デモンズギアに新たな知識が加わる。
変な知識を植え付けた本人は、そうとも知らずに既に報酬を貰った時の事を考えていた。
そんな彼女を現実に引き戻すように、ソルフィは任務の詳細をリュウコのダイブギアに送る。
「バルティウスは好きに使ってよいそうです。それから――」
「ちょ、ちょっと待って下さい! え、あの子を好きに使って良いって……下手したら世界終わるレベルの依頼?」
リュウコは今までで一番面倒臭そうな顔でそう言った。
対するソルフィは無表情で頷く。
「理事会で得た情報によると、Sランクのクローン実験が成功した。とのことです。なので、その組織をクローン技術ごと破壊してほしいと」
それはつまり、Sランク複数人との戦闘すら想定されているという事に他ならない。
命の危機がある依頼は、リュウコが尤も嫌うものであった。
「……やっぱ帰っていいですか?」
「駄目です」
「ですよねぇ」
現実逃避に、フランクフルトを齧る。
「めんどくさい一日になりそう……」
が、しかし俺達は違う。
領地戦は終わったけどよォ……、俺達の戦いは終わってないよなァ!
『新刊! ASMR! うおおおおおお!』
俺達は最先端の世界を生きるミステリアス美少女。
様々な媒体に登場してこそ、今の時代に生まれた意味がある。
という事で、今日も今日とてミステリアス美少女の活動だ。
日々のミステリアス美少女タイムからインスピレーションを受ける事で、より良い作品が生まれるのである。
最近、全然ソルシエラとしてカッコよく活躍できていないので、今回こそは強くそして美しく。
『そうは言うが、何か策があるのかい?』
よくぞ聞いてくれました。
実はトウラク君が闇落ちしたせいで、原作で倒されるはずの悪役が野放しになっているんですよ。
ソイツを探し出して、カッコよく倒してミステリアス美少女したいと思います。
たぶん、理事会も動かないだろうし、こっちでこっそりと処理しちゃいましょう。
原作も正しい形に修正しつつ、治安も守る。まったく、ミステリアス美少女も楽じゃないぜ!
という訳で、今日俺達はクローマ音楽院の自治区にやってきていた。
自治区の大きさは流石に四大校には劣るが、観光客の数はトップクラスである。
元々は、人外の異能と身体能力を持つ探索者のイメージ向上のために発足した国の広報部署だったのだが、今は立派な学園である。
元が元であるため支援する企業も多く、原作の設定では数年前に一度だけ戦領祭を優勝したこともあるほどだ。
『ここで行われるヒノツチ文化大祭……それこそが、私達の決戦の地だ』
君の、ね。
俺、当日はフェクトムの皆とバイトだから。
イベント設営のスタッフとかだから。
『当日離れ離れでも、心では繋がっているからねぇ^^』
これが、絆……!
クローマ音楽院は、他の学園の生徒の往来も激しく色々な制服も目に入る。
サブカル系に浸かりたいならこの学園の自治区に来るのが良いだろう。
ちなみに今回は、いつもと違い昼に来ているので色々と見れて楽しい。
「こ、ここがクローマ音楽院の商業区……広いね」
トアちゃんが隣で呆然と呟く。
そうです。
今日は百合デートです。
『百合……百合?』
百合だろ文句あんのか。
今の俺の姿を見ろ!
フェクトム総合の女子制服に黒いカツラ!
何処からどう見ても、おっとり清楚系美少女だろうが!
『うーん……?』
クローマ音楽院に行く切っ掛けとなったのは、トアちゃんの一言であった。
曰く、財政周りに余裕ができてお小遣いも溜められるようになったトアちゃんは、一度ここに遊びに来たかったらしい。
俺にとってはナイスタイミングの提案である。
なので、今回の俺のミッションは二つ。
一つは、原作の悪の組織の本拠地を突き止める事。
クローマ音楽院の商業区にひっそりと隠れるようにアジトが存在するのでそれを見つけたい。
そして後でカッコよく壊滅させる。
そしてもう一つは、トアちゃんに楽しんでもらう事。
美少女に楽しんでもらう……BIG ミッション……。
『ちょっとテンション高すぎるか?』
そんな事ないよ。
俺は平常だよ。
それにトランスアンカーのおかげで今は生物学上は女だからトアちゃんとデートしても無罪。
思いきり楽しむことが出来るぞぉ^^
『そんな張り切っちゃって……』
「……今更だけど、ごめんね。トランスアンカー使わせちゃって」
「別にいいよ。トアちゃんの頼みなら」
「どうしても、その……男女で歩くと、でっ、デデ、デートだと思われちゃわないかなって……!」
可愛らしい悩みじゃないの^^
トアちゃんは、どうやら男の俺と並ぶとカップルだと思われると危惧しているらしい。
安心してくれ、俺は男である限り美少女とイチャイチャするつもりはない。
それは薄汚れた足で花畑を踏み荒らす最低の行為だ。
俺の国では重罪である。
『どこの国出身?』
「スカートは馴れないけど……まあ、俺もクローマ音楽院には来てみたかったしね」
俺は美少女スマイルをトアちゃんに向ける。
傍から見るとこれは素晴らしい百合デートである。
美しい……共通ルートの日常スチルだぁ。
「クローマ音楽院いいよね……! 美味しいものが沢山あるんだって! ほら、この雑誌に載ってたんだけど、この限定スイーツが食べたくて!」
そう言ってトアちゃんが目をぱっちり開いて俺に雑誌を見せてくる。
この子……ここまでわざわざ食べに来たんだ……。
『見たまえ、これはカップル限定だ。同性も可……成程、これを食べたいから君に女の子になってもらった、と。少女らしい葛藤が窺えるよ』
かわいいよね。
俺はこのトアちゃんの等身大の少女感が好きなんだ。
他の美少女が全員明らかにおかしな属性が付与されているからね。
『一部君のせいでもあるがね』
ははは、そんなわけないだろう。
特にクラムちゃんは違うぞ。
『自覚あるねぇ』
「じゃあ、行こうか。今日はとことん付き合うよ」
「うんっ!」
トアちゃんは笑顔で俺の手を握る。
そして、笑顔で駆け出した。
手を繋いで駆ける美少女二人。
うーん、今日は楽しい一日になりそうだぜ!
■
「で、近くに居たから私に任務ですか……?」
「はい、対象の本拠地がクローマ音楽院の商業区にあるので」
渡雷リュウコは、感情を隠すことなく顔を顰めた。
片手にはアイス、もう片方にはフランクフルトで、明らかに休日である。
「見てわかりませんかね? 私、休暇なんですけど。Sランクの貴重な休暇なんですけど!!!」
本人的には怖い顔をしているつもりなのだろうが、如何せん迫力がない。
校則に則った茶髪のボブカットに、至極普通の黒目。
身長から顔つきに至るまでの全てが普通。
普通の女子高生が食べ歩きをしているだけなので、どれだけ凄まれてもまったく怖くなかった。
特に話している相手が、美しい銀髪を持ったメイドだと尚更存在感が霞む。
「というか、どうしてメイド服を?」
「クローマ音楽院だと、これが迷彩服として機能するという演算結果が出ました。なので、こうしてメイド服を着ています」
「……さいですか」
本人があまりにも美しい容姿なので、メイド服との親和性によりかなり目立っているのだが気が付いていないようだ。
そしてそんな彼女と話しているリュウコもまたSランクではあるのだが、何故か気が付いた者はあまりいなかった。
「一応、それなりの手当も出ます。なので、受けてくれると嬉しいのですが」
銀髪のメイド――ソルフィはそう言った。
リュウコはそれを聞いて、渋々と言った形で頷く。
「まあ、断れないって知ってますけど。お金、たくさん出るんですよね」
「はい。報酬はこちらです」
そう言ってソルフィはタブレット端末をリュウコへと見せる。
すると、リュウコはそれに飛びつくようにして上から下までじっくり眺めると、サムズアップをした。
「やりましょう。私はお金さえもらえればそれでいいです。二十代からはずっと遊びまくりで生きていたいですからね」
「それが現代の若者なんですね。また一つ、学びを得ました」
デモンズギアに新たな知識が加わる。
変な知識を植え付けた本人は、そうとも知らずに既に報酬を貰った時の事を考えていた。
そんな彼女を現実に引き戻すように、ソルフィは任務の詳細をリュウコのダイブギアに送る。
「バルティウスは好きに使ってよいそうです。それから――」
「ちょ、ちょっと待って下さい! え、あの子を好きに使って良いって……下手したら世界終わるレベルの依頼?」
リュウコは今までで一番面倒臭そうな顔でそう言った。
対するソルフィは無表情で頷く。
「理事会で得た情報によると、Sランクのクローン実験が成功した。とのことです。なので、その組織をクローン技術ごと破壊してほしいと」
それはつまり、Sランク複数人との戦闘すら想定されているという事に他ならない。
命の危機がある依頼は、リュウコが尤も嫌うものであった。
「……やっぱ帰っていいですか?」
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