146 / 236
四章 騎双学園決戦
第144話 決着
しおりを挟む
照上ミズヒにとって、この領地戦は実に肩透かしなものであった。
天使というイレギュラーも、騎双学園の風紀委員会も、終わってみれば実にあっけない。
故に、彼女はどこか不満げに領地戦終了のブザーを聞いていた。
騎双学園の展開したダンジョンのコアは、既にミズヒの手の中にある。
攻防と呼べるほどの戦いもなく、ミズヒはコアの掌握を終えていた。
「……これで終わりか。Sランクと戦える可能性があると聞いていたのだが」
多くの天使を焼き払い、風紀委員会の殆どを一人で相手取り、なおも無敗。
単騎による完全制圧。
これこそ、Sランクたる所以である。
尤も、正確にはミズヒに追従していた二人の仲間が居たので完全な単騎ではないのだが。
「あー! 終わりですね! 私達の勝ちですか!」
「ぜぇっ、ぜぇっ……こひゅっ」
元気に飛び跳ねる疲れ知らずのヒカリと、重砲を支えに青い顔で呼吸を整えているトア。
二人もまた、領地戦で重要なダンジョン攻略組の生徒であった。
「きゅっ、急に走らないで……」
「まったくだらしないな。戦っている際中も何度か姿が見えなくなったし……体力を付けたほうが良いんじゃないか?」
「どうして狙撃手に前衛と同じフィジカルを求めるの……?」
ぷるぷると震えるトアの肩を掴んで、ミズヒは「今度、一緒に走ろうか」と至極真面目に、そしていい笑顔で言った。
「ひ、ひええええ」
「あ、私も一緒に走りたいです! ……それで、勝ったチームがお酒を掛け合うやつはどこでやるんですか!」
「私達は未成年だからそんなものはないぞ」
「そんなぁ!?」
トアとヒカリはそれぞれ違う理由で項垂れる。
その姿を見て、ミズヒは少しだけ今後のフェクトム総合学園が心配になった。
何はともあれ、領地戦の終わりである。
■
銀の黄昏の本拠地は、見るも無残な姿で荒れ果てていた。
至る場所が凍てつき、破壊され、辺りには瓦礫が散らばっている。
まるで巨大な嵐が過ぎ去った後の様な凄惨な光景のその中心。
教授はそれすらも楽しむような笑みを浮かべで紅茶を一口飲んだ。
「うん、美味い。博士、中々にこの茶葉は当たりだよ」
「そうか。……ああ、いや僕は遠慮しておく」
博士は教授の方を見ることなくそう言った。
その反応も慣れたものなのか、教授はあっさりと引くと再び紅茶を飲む。
「良かったのか、天使を一体理事会側に渡すことになったが」
作業の手を止めることなく、博士は問い掛ける。
「別に構わないよ。大量に天使を生み出せるのは中々に面白いが、あれは所詮雑兵。Sランクには遠く及ばない。それどころか、Aランクや手負いのソルシエラすら仕留められなかったじゃないか」
領地戦を、教授は観戦していた。
何か得るものを期待して見ていた訳ではない。
この戦いは、徹頭徹尾教授の想定内で終わっていた。
「ジョー君は見事に敗北、領地戦は御景学園の勝利。天使にも危なげなく勝ってみせた。……うん、中々にこの世界の人間も強くて素晴らしい」
まるでショーでも見ていたかのように、教授はそう評した。
彼にとって、これは前座に過ぎない。
本当の彼の狙いは別にある。
教授は、自分の目の前に転がる巨大な白亜の蛇を眺めて紅茶を飲み干した。
「本命の熾天使もこうして捕獲できた。あのソルシエラと言えども、流石に智天使すら囮に使ったとは見抜けなかったか」
ソルシエラの動向は予測済みだった。
正義の名の元に孤独に戦う彼女は、間違いなく智天使を狩りに来る。
彼女はそうせざるを得ない、そう読んでいたのだ。
「滅びの六天使すら計画に使うとは、ネームレスは凄いね。若い子の発想力が羨ましい」
「僕は反対だったけどな。せっかくの智天使がソルシエラの手に渡ってしまった。しかも、かの天使の根本にあるのは死だ。その原理を解剖すれば、あるいは完全に死を克服できるかもしれない」
博士は口をとがらせてそう言った。
どうやら彼はまだ納得しきれていないようである。
「はっはっはっは、まあそのおかげで熾天使が手に入ったんだ。理事長を出し抜くのは骨が折れたが、上手くいった。後は、トリムを目覚めさせるだけなのだが……」
教授はそう言って博士へと目を向ける。
彼は、玉座の前に傅くようにしていくつものコンソールを展開し操作していた。
玉座には無数に配線が伸び、その中心には凍てついた少女が眠っている。
「氷凰堂レイは殺したんだ。能力も解除されるはずだったんだけど……どういう訳か凍り付いたままだ」
「成程」
頭をガシガシと掻く博士を見て、教授は納得したように声を上げる。
そして、席を立ち歩き出した。
向かった先には、壁に貼り付けにされた氷凰堂レイの姿。
衣服はボロボロで、体の至る所から血が流れ、肉が裂けている。
彼女の痛々しい姿が、その場で起きた戦闘の激しさを物語っていた。
「ふーむ」
教授はレイを見つめる。
そして、頷いた後にその心臓部へと躊躇なく手を突き刺した。
「――ぁがっ!?」
「あ、やっぱり生きてたか。しぶといね、流石Sランク」
教授は柔和な笑みと共に、心臓をそのまま引きずり出す。
そして、レイが行動するよりも早く手のひらに魔法陣を展開した。
「潔く死にたまえ」
即席とは思えない濃度の魔力が込められた収束砲撃が放たれる。
それは無防備なレイの全身をあっという間に飲み込んだ。
「これでどうかな。彼女が死んだし、能力も解除されたと思うんだが」
焼け焦げて歪に縮み始めたレイの死骸をちらりと見て、博士は顔を顰める。
それからコンソールを数度触って、ばつが悪そうに言った。
「クリアした。……すまない、あれだけしてまだ死んでいないとは思わなかった」
「いいんだ。天才故に、見逃がすこともあるだろう。かくいう私も冗談のつもりだったのだがね。いやはや、Sランクというのは恐ろしいな」
教授はそう言って、レイの死骸を抱きかかえると転移魔法陣を展開した。
「それをどうするつもりだ」
「お片付けだよ。これからトリムが目覚めるなら、汚いものは残しておきたくない。天使の棲み処がまだ閉じていないからね、ここに捨てようかと」
「ネームレスの真似か……。僕は死体まで有効活用したいのだが。せっかくだし、Sランクのクローンでも作ってみたい」
暗に死体をよこせと言っている博士を見て、教授は仕方がなさそうに笑う。
「はっはっはっは、その探求心はトリムに向けてやってくれ。今、Sランクのクローンなどと言う些事に寄り道されては困る」
そう言って教授はレイの死骸を転移魔法陣の向こうへと放り投げた。
それから、ハンカチを取り出し手を丹念に拭く。
「それに、Sランクのクローン実験は学者が既に行っている。彼女に任せよう」
「あの博士崩れか……僕は好きじゃないな。アイツには品が無い」
博士は鼻を鳴らすと、黙って作業を続行した。
その姿を見て、教授は手持ち無沙汰になり再び席に着き紅茶を淹れる。
「ネームレスは今日は祝勝会だろうし……おいぼれは寂しく一人でティーパーティーでもするか」
「その暇があるなら、この場所の掃除でもしてくれ。辺り一帯滅茶苦茶だ」
「では、この一杯を飲み終えてから」
優雅な動作で、教授は紅茶を飲む。
彼がこの一杯を飲み干すのには、まだまだ時間がかかりそうだ。
教授が放り投げた氷凰堂レイの死骸は、赤い世界の中を落下していく。
彼女は、誰かに受け止められることもなくそのまま堕ちていき、地面へと鈍い音を立てながらぶつかった。
その瞬間、彼女の体はバラバラに砕け散る。
一人の少女が完全な死を迎える。
決して取り返しのつかない、完璧な死。
そして、それこそがその聖遺物起動の条件でもあった。
拡張領域からひとりでに飛び出してきた宝石が、レイだった物の中心へと落ちる。
そして宝石は次第に輝きを増していき――。
天使というイレギュラーも、騎双学園の風紀委員会も、終わってみれば実にあっけない。
故に、彼女はどこか不満げに領地戦終了のブザーを聞いていた。
騎双学園の展開したダンジョンのコアは、既にミズヒの手の中にある。
攻防と呼べるほどの戦いもなく、ミズヒはコアの掌握を終えていた。
「……これで終わりか。Sランクと戦える可能性があると聞いていたのだが」
多くの天使を焼き払い、風紀委員会の殆どを一人で相手取り、なおも無敗。
単騎による完全制圧。
これこそ、Sランクたる所以である。
尤も、正確にはミズヒに追従していた二人の仲間が居たので完全な単騎ではないのだが。
「あー! 終わりですね! 私達の勝ちですか!」
「ぜぇっ、ぜぇっ……こひゅっ」
元気に飛び跳ねる疲れ知らずのヒカリと、重砲を支えに青い顔で呼吸を整えているトア。
二人もまた、領地戦で重要なダンジョン攻略組の生徒であった。
「きゅっ、急に走らないで……」
「まったくだらしないな。戦っている際中も何度か姿が見えなくなったし……体力を付けたほうが良いんじゃないか?」
「どうして狙撃手に前衛と同じフィジカルを求めるの……?」
ぷるぷると震えるトアの肩を掴んで、ミズヒは「今度、一緒に走ろうか」と至極真面目に、そしていい笑顔で言った。
「ひ、ひええええ」
「あ、私も一緒に走りたいです! ……それで、勝ったチームがお酒を掛け合うやつはどこでやるんですか!」
「私達は未成年だからそんなものはないぞ」
「そんなぁ!?」
トアとヒカリはそれぞれ違う理由で項垂れる。
その姿を見て、ミズヒは少しだけ今後のフェクトム総合学園が心配になった。
何はともあれ、領地戦の終わりである。
■
銀の黄昏の本拠地は、見るも無残な姿で荒れ果てていた。
至る場所が凍てつき、破壊され、辺りには瓦礫が散らばっている。
まるで巨大な嵐が過ぎ去った後の様な凄惨な光景のその中心。
教授はそれすらも楽しむような笑みを浮かべで紅茶を一口飲んだ。
「うん、美味い。博士、中々にこの茶葉は当たりだよ」
「そうか。……ああ、いや僕は遠慮しておく」
博士は教授の方を見ることなくそう言った。
その反応も慣れたものなのか、教授はあっさりと引くと再び紅茶を飲む。
「良かったのか、天使を一体理事会側に渡すことになったが」
作業の手を止めることなく、博士は問い掛ける。
「別に構わないよ。大量に天使を生み出せるのは中々に面白いが、あれは所詮雑兵。Sランクには遠く及ばない。それどころか、Aランクや手負いのソルシエラすら仕留められなかったじゃないか」
領地戦を、教授は観戦していた。
何か得るものを期待して見ていた訳ではない。
この戦いは、徹頭徹尾教授の想定内で終わっていた。
「ジョー君は見事に敗北、領地戦は御景学園の勝利。天使にも危なげなく勝ってみせた。……うん、中々にこの世界の人間も強くて素晴らしい」
まるでショーでも見ていたかのように、教授はそう評した。
彼にとって、これは前座に過ぎない。
本当の彼の狙いは別にある。
教授は、自分の目の前に転がる巨大な白亜の蛇を眺めて紅茶を飲み干した。
「本命の熾天使もこうして捕獲できた。あのソルシエラと言えども、流石に智天使すら囮に使ったとは見抜けなかったか」
ソルシエラの動向は予測済みだった。
正義の名の元に孤独に戦う彼女は、間違いなく智天使を狩りに来る。
彼女はそうせざるを得ない、そう読んでいたのだ。
「滅びの六天使すら計画に使うとは、ネームレスは凄いね。若い子の発想力が羨ましい」
「僕は反対だったけどな。せっかくの智天使がソルシエラの手に渡ってしまった。しかも、かの天使の根本にあるのは死だ。その原理を解剖すれば、あるいは完全に死を克服できるかもしれない」
博士は口をとがらせてそう言った。
どうやら彼はまだ納得しきれていないようである。
「はっはっはっは、まあそのおかげで熾天使が手に入ったんだ。理事長を出し抜くのは骨が折れたが、上手くいった。後は、トリムを目覚めさせるだけなのだが……」
教授はそう言って博士へと目を向ける。
彼は、玉座の前に傅くようにしていくつものコンソールを展開し操作していた。
玉座には無数に配線が伸び、その中心には凍てついた少女が眠っている。
「氷凰堂レイは殺したんだ。能力も解除されるはずだったんだけど……どういう訳か凍り付いたままだ」
「成程」
頭をガシガシと掻く博士を見て、教授は納得したように声を上げる。
そして、席を立ち歩き出した。
向かった先には、壁に貼り付けにされた氷凰堂レイの姿。
衣服はボロボロで、体の至る所から血が流れ、肉が裂けている。
彼女の痛々しい姿が、その場で起きた戦闘の激しさを物語っていた。
「ふーむ」
教授はレイを見つめる。
そして、頷いた後にその心臓部へと躊躇なく手を突き刺した。
「――ぁがっ!?」
「あ、やっぱり生きてたか。しぶといね、流石Sランク」
教授は柔和な笑みと共に、心臓をそのまま引きずり出す。
そして、レイが行動するよりも早く手のひらに魔法陣を展開した。
「潔く死にたまえ」
即席とは思えない濃度の魔力が込められた収束砲撃が放たれる。
それは無防備なレイの全身をあっという間に飲み込んだ。
「これでどうかな。彼女が死んだし、能力も解除されたと思うんだが」
焼け焦げて歪に縮み始めたレイの死骸をちらりと見て、博士は顔を顰める。
それからコンソールを数度触って、ばつが悪そうに言った。
「クリアした。……すまない、あれだけしてまだ死んでいないとは思わなかった」
「いいんだ。天才故に、見逃がすこともあるだろう。かくいう私も冗談のつもりだったのだがね。いやはや、Sランクというのは恐ろしいな」
教授はそう言って、レイの死骸を抱きかかえると転移魔法陣を展開した。
「それをどうするつもりだ」
「お片付けだよ。これからトリムが目覚めるなら、汚いものは残しておきたくない。天使の棲み処がまだ閉じていないからね、ここに捨てようかと」
「ネームレスの真似か……。僕は死体まで有効活用したいのだが。せっかくだし、Sランクのクローンでも作ってみたい」
暗に死体をよこせと言っている博士を見て、教授は仕方がなさそうに笑う。
「はっはっはっは、その探求心はトリムに向けてやってくれ。今、Sランクのクローンなどと言う些事に寄り道されては困る」
そう言って教授はレイの死骸を転移魔法陣の向こうへと放り投げた。
それから、ハンカチを取り出し手を丹念に拭く。
「それに、Sランクのクローン実験は学者が既に行っている。彼女に任せよう」
「あの博士崩れか……僕は好きじゃないな。アイツには品が無い」
博士は鼻を鳴らすと、黙って作業を続行した。
その姿を見て、教授は手持ち無沙汰になり再び席に着き紅茶を淹れる。
「ネームレスは今日は祝勝会だろうし……おいぼれは寂しく一人でティーパーティーでもするか」
「その暇があるなら、この場所の掃除でもしてくれ。辺り一帯滅茶苦茶だ」
「では、この一杯を飲み終えてから」
優雅な動作で、教授は紅茶を飲む。
彼がこの一杯を飲み干すのには、まだまだ時間がかかりそうだ。
教授が放り投げた氷凰堂レイの死骸は、赤い世界の中を落下していく。
彼女は、誰かに受け止められることもなくそのまま堕ちていき、地面へと鈍い音を立てながらぶつかった。
その瞬間、彼女の体はバラバラに砕け散る。
一人の少女が完全な死を迎える。
決して取り返しのつかない、完璧な死。
そして、それこそがその聖遺物起動の条件でもあった。
拡張領域からひとりでに飛び出してきた宝石が、レイだった物の中心へと落ちる。
そして宝石は次第に輝きを増していき――。
26
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる