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四章 騎双学園決戦

第141話 邂逅

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 小規模な爆発がいくつも起こり、辺りの天使を爆殺していく。
 その爆破の中心を、クラムは凄まじい速度で進んでいた。

「ケイ……!」

 足裏に人呑み蛙マーダーフロッグが生み出され、爆発しさらに体を前へと押し出す。

 爆風を幾度も背に受け、クラムはただ前へと進む。

 その脳裏には、今まで見ていた映像が刻まれていた。

 腕に巻き付いた茨に苦しむソルシエラの姿。
 さらに、その茨はどうやら首へと伸びていっているようだ。

 もしも、それが首へと到達してしまったのなら、彼女はどうなるのだろうか。

「ッ、絶対にあの子を救う」

 決意と共に吐き出された言葉は、果たして何度目だろうか。
 そう自嘲気味になってしまった思考を振り払うように、クラムは自分の進む前に大量の人吞み蛙を生み出した。

「マーちゃんズ、大爆発!」
 
 飛び乗ったクラムの足元でトランポリンのように跳ねた蛙の群れは、主を大きく跳躍させると一斉に爆発した。

 辺り一帯の天使を全て飲み込んだ爆風は、さらに空へとクラムを押し出す。

「……いた!」

 空から見下ろして、クラムはソルシエラの姿を見つける。
 映像で見た通り、彼女は一人で天使と戦っていた。

 先程自分を殺そうとしていた青年を守り、自分は体を蝕まれながらも戦うその姿は、見ているだけでクラムの心を抉る。

「ッ!」

 空中で爆発を起こし、クラムはソルシエラへと向けて一直線で飛び出した。
 まるで流星のように彼女は一直線に進む。
 
 そしてその先にいる少女へ向けて、クラムは口を開いた。
 
「もう大丈夫。私がきっと助けるから」

 地面に落ちる直前、生み出された蛙の起こした爆風がクッションとなりクラムはその場に無傷で着地。

 驚くソルシエラを他所に、天使全ての目の前に人吞み蛙を生み出した。

「マーちゃんズ!」

 一斉に人吞み蛙が爆発し、天使がその場から消し飛ぶ。
 辺りが砂煙で覆われ、晴れる頃にはその辺りは地形自体が変化し何も存在していなかった。

「……クラム、来たのね」
「うん」

 ソルシエラはいつものように余裕そうに微笑む。
 が、その左腕は鎌を握ったまま、だらんと垂れ下がっていた。

「ふふっ、どうしたのかしらそんなに必死になって」
「ねえ、私の前では素直になっていいんだよ」
「……え?」

 クラムの言葉に、ソルシエラの笑みが剥がれる。
 しかしそれも一瞬の事。

 すぐに元通りの笑みを浮かべると、ソルシエラは「星の輝きとはそういうものよ」と誤魔化すようにそう言った。
 ソルシエラが自分の苦しみを隠す癖があることは知っている。

 だから、それ以上追及することもなく、クラムは話題を変えた。
 
「あの男を守ればいいの?」
「そうよ。彼は貴重なデモンズギアの契約者」
「で、貴女の何?」
「えっ」

 ソルシエラがクラムを驚いたように見る。

「何って……何が聞きたいの?」
「別に、何でもない。ごめん。とにかく、守ればいいんだよね」

 クラムはそう言って辺りに人吞み蛙を大量に召喚する。
 それから、主の命令を待って見上げる蛙たちに視線を移して、口を開いた。

「マーちゃんズ、天使は見つけ次第殺すこと。はい、散って」

 クラムの言葉を聞いた蛙たちは可愛らしく跳ねながら辺りへと散っていった。
 満足そうに頷いたクラムは、近場の瓦礫に腰を下ろす。
 それから振り返り、自分の隣を指さした。

「貴女も座ってて。何もしないで、もうあの子たちで充分だから」
「随分と酷い事言うのね、退屈で死んでしまうわ」
「お願い」
「……はぁ、たまにはいう事を聞いてあげる」

 クラムの思いが通じたのか、ソルシエラはため息をつくとクラムの隣に腰を下ろした。
 そして自分の左腕を押さえながら、具合を確かめるように開閉を繰り返している。

「ねえ、大丈夫?」
「大丈夫よ」

 あまりにも早い返答に、クラムはムッとする。

「またそうやって適当に――」
「だって、貴女がいるもの。だから大丈夫よ」
「……そ、そう。ふーん、そうなんだ」
 
 それが誤魔化す言葉だと頭ではわかっていながらも、心が跳ねてしまっている。
 喜んでいる場合じゃない、と自分を叱咤しつつクラムはソルシエラを見た。

(酷い顔色。きっとこうしているのすら辛いはずなのに……)

 少しでも、気が安らげばよいとクラムはソルシエラの頭をそっと撫でる。
 すると彼女は、驚いて一度身体を震わせた後、こちらを見ることもなく体を預けてきた。

 突然の素直な行動に、クラムは思わず声を上げてしまう。

「そっ、ソルシエラ!?」
「こっちの方が楽なの。……少しだけ、ね?」
「すっ、少しと言わず、気の済むまでやっていいから!」

 ぴったりと密着したソルシエラの頭を撫でながら、クラムは平常心を保つために辺りを見渡す。
 天使がいれば命令により人吞み蛙が爆破してくれるが、用心に越したことはない。

「……あと少しで、執行官が犯人を捕まえてくれるから」

 







「エイナ、コイツか?」
『あ、はいそうです』

 六波羅は、自分の足の下にいる青年を見て、無造作に頭を掻いて言った。

「弱ェ……んだコイツ。しょうもねェな」

 リンカにより、犯人の潜んでいる大体の場所は特定できた。
 それからエイナによる探知で怪しい探索者を見つけたのだが……それは想像よりもあっけなく掴まったのである。

「う、嘘だろ? アレだけの天使を一瞬で片付けるなんてっ!」
「あんなのが守りになるかってんだ馬鹿。俺以外のSランクでも一秒と持たねえぞ。天剣のガキなら天使ごとお前も消し炭だ」

 六波羅はそう言うと、青年の胸倉を掴み無理矢理立ち上がらせる。

「よォし、執行官権限で逮捕な。それと、天使を生み出すのを止めろ」
「や、やめろと言われてやめる馬鹿がどこにいる? ッ取引だ、お前らが敗北を認めれば――」
「あのよォ……」

 青年の真横のビルが、跡形もなく消え去った。
 六波羅の手には、剣が握られている。

「こっちも馬鹿の相手はしたくねえんだ。お前も、なるべく痛くない終わり方してェだろ?」

 そう言って青年を突き放した六波羅は、剣を目の前でちらつかせた。
 先程ビルが消し飛んだ光景が脳裏を過って、青年は震えながら声を上げる。

「こっ、この道具で操れるんだ!」
「あ? ラッパだァ? てめえふざけてんのかァ!」

 青年が差し出してきたのは一つの小さなラッパだった。
 六波羅はそれをひったくると、まじまじと見つめて怒鳴る。

 どう見ても、出来の良い玩具にしか見えない。

「本当だよぉ!」
「まだなんか持ってんだろ、オラ、立ってジャンプしてみろ」
「うぅ……」
「ちゃりちゃり音がしてんなァ!」
『あっははははは、メッチャ似合いますねその姿! リーダーやっぱ見た目的にそっちっすよぉ!』

 けらけらと笑う相棒を放って、六波羅は青年の体を調べていく。

(ダイブギアを持ってねェから拡張領域は存在しない。ポケットには小銭だけ)

「本当にこのラッパかよ……」
「そうだ。教授にそれがあれば天使を操れるって言われたんだ……!」
「教授だァ? ……成程なァ、よし天使を止めろ。それから教授の事を吐け。そうすれば、俺から刑を軽くするように口をきいてやる」

 六波羅がそう言って肩を叩けば、青年は初めて表情を明るくした。

「ほっ、本当か!?」
「ああ、そうだ。だから、まずはこのラッパで止めろ。俺は吹きたくねェ」

 六波羅からラッパを受け取った青年は、六波羅の方をチラチラ見ながらラッパを吹いた。
 それを確認して、六波羅はリンカへと通信を繋げる。

「どうだ、今天使の発生を止めたはずだが」
『ちょっと待ってね……うん、発生が止まった!』

 領地戦エリア内の天使が動きを止め消失していく。
 人吞み蛙に搭載したカメラでそれを確認したリンカは「これで事件解決だよ」と疲れ切った声で言った。 
 が、それから続けさまに――。

『待って! ソルシエラとクラムの方に何か現れたんだけど! これって……あの鳥達の親玉じゃない!? それに、また天使があの子の周りだけ発生し始めてる!』

 リンカの悲鳴にも近い叫びを聞いて、六波羅は冷静に相棒の名前を呼んだ。

「エイナ」
『…………はい、確かに存在が確認できました。この魔力深度の波形からして今までの天使の統一制御個体でしょう。つまり、コイツ止めるふりして裏切りやがりましたよ! 最悪ですぅ!』

 エイナが言い終わる頃には、六波羅は既に青年の胸倉を掴み上げていた。

「おいテメエ何しやがった……!」
「し、知らない! なんだ、急にそんな。おっ、俺は言われた通りにしたぞ! 天使の出現は止まったはずだ……!」
「じゃあなんでソルシエラの所に親玉が現れやがった」
「そっ、そんな事俺が知るかよぉ!」

 今にも泣きそうな顔でそう叫ぶ青年を見て、六波羅は腹部に一撃入れて意識を奪う。
 それから放り投げてため息をついた。

「12秒あれば、天使の親玉殴ってここまで戻ってこれるか……? 一応はこれでも犯人だし目を離したくはないんだがなァ……」
『いいじゃないっすかこんな奴。それよりも親玉殺してボーナスを――あ、また姉様の所に何か来た』
「おい……どんだけ好かれてんだアイツ……」

 半ば呆れた様子でそう呟く六波羅を他所に、エイナは探知を続けて言った。

『えーっとこの反応は――』

 







 突如目の前に出現した天使とクラムは対峙していた。
 辺りでは絶え間なく爆発が起き、その激しさが天使の出現頻度が上がったことを示している。

「ソルシエラは下がってて。コイツは私がやる」
「駄目よ、貴女の手には余るもの。ここは私が……っ」

 立ち上がった瞬間、ソルシエラの首へと茨が勢いよく伸びて巻き付いた。
 咄嗟にソルシエラは茨を振りほどこうとするが、茨はまるで首輪のように幾重にも巻き付いていく。

「がっ、ぁっ……っ」
「ソルシエラっ!」

 クラムは駆け寄ろうとして、天使の存在を思い出し足を止めた。
 人の腕をいくつも組み合わせて作り上げたかのような、鳥の巣。
 その隙間から見える無数の眼が、それが物ではなく生きていることを実感させる。

「……すぐに終わらせるから」
「だ、め……!」

 ソルシエラの制止を振り切って人吞み蛙を自分の周りに召喚していくクラム。

(既に何匹か爆発したけど効果はなかった。強固な装甲……なら、大量に爆破してその熱を一点に集中させれば――)

 その時だった。

「あー、これは私の落ち度だね」

 能天気な少女の声。
 そして次の瞬間には、辺りにいた天使が全て黒い焔で燃やし尽くされた。

 その中には、クラムが今まさに攻撃しようとしていた鳥の巣の形をした天使もいる。
 例外なく、全ての天使が灰になっていく。

 風に天使の灰が舞い、踊る世界で、それは姿を現した。

 黒い外套に、機械的な直剣。
 その姿を見て、クラムは表情を固くする。
 
「……アンタが、ネームレスか」
「そういうこと。あ、この姿だと初めましてかな?」
 
 恭しく礼をして、外套の少女は笑った。

 
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