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一章 星詠みの目覚め

第34話 美少女の最期は幸福でなくてはならない

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 これは私に対する罰なのだろうか。

「ミロク先輩、こっちに!」

 先程まで楽し気な場所だった筈の遊園地は地獄へと様変わりしていた。
 アトラクションの上に瓦礫が降り注ぎ、アスファルトは大きく捲れ上がっている。

「ゲートが閉じる前に、遊園地を脱出しましょう! すぐに、エイピス理事会から執行官が派遣される筈です」

 彼は焦った様子で私の手を引く。

 ほんの数分前まで、彼は私に笑顔を見せてくれていた。
 私のために涙を流してくれた。

 それが今はどうだろう。

「くっ、想像以上に被害が大きい。少し遠回りをして行きましょう。まだ走れますか?」
「はい、大丈夫です」

 辺りを包む炎に照らされた顔は、必死そのものだ。
 
 私は彼にそんな顔をさせたかったわけじゃない。

 あの時、彼の言葉に従って学園に帰っていたら。
 そんな後悔が、際限なく湧いてくる。

「……っ」

 最後に、我儘を言った罰なのだろうか。

 これから消えゆく者が、何かを残そうとしたから。
 自分を覚えていてほしいと願ってしまったから。

「ミロク先輩っ!」
「ぁ」

 声に意識を引き戻される。
 目の前には、影のような触手。

 まるで自分たちに突き刺さろうとしているそれを、ケイ君は短刀で切り裂いていった。

「麻痺が全体に行き渡らない。それぞれが独立した生命体ということか……?」

 こんな時でも、冷静に相手を分析しながらケイ君は私を守る。
 そんな彼の姿を見て、私もようやく武器を召喚した。

 彼はレイピアだと言っていたが違う。
 出来損ないの直剣だ。

「私も自分の身を守れます。ここからは、避難しつつ生存している一般人を救出して行きましょう」
「……はい」

 逡巡の後、ケイ君は覚悟を決めた様に頷く。
 どうやら、私も守られる対象に入っていたようだ。

 もしも、ここにいたのがミズヒやトアちゃんならきっと彼は別の選択肢をとったのだろう。

「とはいえ、既にある程度は避難をしているようです。流石、学園都市内の遊園地ですね」

 学園都市は荒事も多い。
 学園同士の戦争に、観光客が巻き込まれる事件も年に何回かは起きている。

 そのため、有事の際のマニュアルは、他のどの場所よりもしっかりしていた。

 が、それでも逃げ遅れる人は少なからずいる。

「……ミロク先輩、あそこ」
「はい、行きましょう」

 避難ルートから少し離れた場所。
 屋根のひしゃげた飲食店で、身をかがめる幼い子供を発見した。

 子供に気が付いているのは私達だけではなかったようで、影の触手がその命を奪おうと迫っている。

「先行して道を切り開きます。ミロク先輩は、あの子を保護してください」
「わかりました」

 ケイ君は短く息を吐いて走り出した。
 そして、あっと言う間に影の触手を切り裂いて、子供へと繋がる道を作りだす。
 私は、その中心を駆け抜けて子供の元へとたどり着いた。

「もう大丈夫ですよ」
「うっ、うわああん!」

 恐怖で半ばパニック状態の子供を抱きしめて、頭を撫でる。

「大丈夫。大丈夫ですから。私たち、とっても強い探索者なんですよ? もう、安心してください」
「ミロク先輩、行きましょう。退路は確保しました」

 肩で息をしながら、ケイ君は私にそう言った。
 振り返れば、何体もの触手が細切れの状態で地面に散乱している。
 私が触手に背を向けている間も、戦ってくれたのだ。

「立てますか? お姉ちゃん達と一緒に逃げましょう」
「う、うん」

 まだ目元を腫らしているが、それでも少し冷静になったようで子供は私に手を引かれて走り出した。
 本当は抱えて上げたいが、この状況で武器を失う事だけは避けなければいけない。

「ママとパパは?」

 冷静になって自分以外にも気を向けることができるようになったのだろう。
 走りながら、子供はそう聞いてきた。

 私は、突然の問いに言葉に詰まった。
 あの場に子供が一人でいるなんて、とある可能性が非常に高い。

 そうして言葉に窮していると、私の隣を駆けるケイ君が言った。

「生きてるよ。皆、先に避難しているんだ。だから、君も頑張れ」

 嘘だ。
 しかし、それは確かに子供に元気を与えたようだった。
 
「うん! 頑張る!」
「よし、その意気だ!」

 子供と共に、遊園地内を駆ける。
 敷地はダンジョンを使用しているためとても広く、子供のペースに合わせていてはやはり避難が遅れてしまう。

 ケイ君に戦ってもらう事を前提にして私が子供を抱えて逃げるべきだろうか。
 そう考えたその時、遊園地の奥にいた存在に目を引かれた。

「あれは……」

 走りながらも、目はそちらに向けられている。
 遊園地の中央。
 ホテルとしても使われている建物のあった場所に、黒い巨大な怪物がいた。
 
 花のようにも、蛸のようにも見えるおぞましい生き物。
 いや、アレを生き物としていいのだろうか。

 命があると想像するだけでも嫌悪感を抱いてしまう。

「……ウロボロス」

 ケイ君が憎々し気に呟いた。
 無意識に漏れた言葉のようで、私に聞かれているとは気が付いていないようだ。

 やっぱり、ケイ君は何かと戦っている。
 私じゃ、力になれそうにない。

 いや、今はそんなことを考えている場合ではない。
 そう思い直したその時だ。

「ミロク先輩!」
「え」

 気が付けば、すぐ目の前に影の触手がいた。

 同時に理解する。
 これらは、影があればどこからでも現れるのだと。

 炎によってあちこちに不規則的に影が存在している現状、彼等を避けて逃げるのは不可能に近い。

 今までは、その場にいた触手しか相手にしてこなかった。
 だからこそ、予測が出来ずにここまで接近を許したのだ。

 私は咄嗟に考える。
 時間は一秒にも満たない。

 その中で、優先されるべき命は果たしてどれか。

「っ!」

 私は子供をケイ君の方へと押しやった。
 そして、剣を構えて触手を切り裂く。

 一手。
 確かに、触手を捉えて切り裂いた。
 が、それだけだった。

「ぁ」

 次いで現れた触手が、事も無げに私を貫く。

 不思議と痛みはなく、熱だけがそこにあった。
 
「ぐっ……あぁ!」

 刺さった触手を切り裂き、二体目を倒す。

 私に致命傷を負わせることができたためだろうか、再び触手は影の中に消えていった。

 どうやら影に潜み隙を狙う性質らしい。
 凶悪さはBランク相当だ。

 ここでなくとも、私がこうなるのは時間の問題だったのだろう。

「ケイく、ん」

 既に私は名前を呼ぶだけで精一杯になっていた。

 四肢から力が抜け地面に倒れ伏す。
 身体が急速に熱を失っていくのがわかる。

「――」

 彼の叫ぶ声が聞こえる。
 が、既に聴力はまともに機能しておらず、何を言っているのかわからない。

 胴を貫かれたのだ。
 死は免れないだろう。

 冷静にそう考える自分がいた。

 まだ、やるべき事を残している。
 ここで死んでしまっては、

 そう訴える自分もいた。

 死を前にして沢山の私がいた。
 そしてそのどれもが、例外なく闇に呑まれていく。
 そして最後には、私も――。



 

 死がそこにあった。

 俺の目の前に、死があった。

「ミロク先輩!」

 倒れたミロク先輩に俺は駆け寄る。
 炎が作り出した影が、笑うように揺れていた。

「ミロク先輩、ミロク先輩ってば!」

 返事はない。
 いや、それどころか急速に呼吸が弱まっていた。

 俺が逃げなかったからだろうか。
 あそこで無理を言ってでも逃げなかったから。

 ミロク先輩はこうなってしまったのだろうか。

「……っ」

 最後に、俺の名前を呼んでいた。
 何を思って名を呼んだのか。

 今となっては、もう聞く術もない。

 俺は、ただ己の無力さに絶望して泣き叫ぶことしか出来なかった。







 訳があるかァ!

星詠みの杖ソルシエラァ!」

 迷いはない。
 何故なら、美少女を救うためだから。

 ミロク先輩に気をとられた俺を見て、チャンスだと思ったのか触手が再び現れる。
 が、その全てがただの魔力の放出で消滅した。

 星詠みの杖つえええ。
 というか、普段の俺が弱い。

「死なせない。絶対に死なせない……! 少年、こっちに来い。ここに魔力のシールドを張る!」
「う、うん」

 俺の言葉に子供は素直にうなずいた。
 いい子だ。あとで、キャンディーをくれてやろう。

 俺は絶対に安全なエリアを即席で作り出した。
 これで触手には邪魔されない。
 代わりに、逃走の選択肢は消失した。

 依然としてミロク先輩は死に向かっている。

「死なせない」

 俺は急速に思考を回転させる。
 
 原作の知識により、死や、それに近い状態から復活させる技術があることは知っていた。
 その中でも最も強力なのがデモンズギアの一つ『シヤク』の力。
 これは、死後間もない状態であれば、生き返らせることができる。
 他にはジルニアス学術院の回復用の特殊なナノマシン。
 治療用に調整された、いるだけで回復するダンジョンもあった。

 現状、使えるものは何かをひたすらに取捨選択していく。

 そうして考え着いた先、一つだけ答えがあった。
 いや、答えの方から俺に呼び掛けていた。

『■■■■■』

 声が、聞こえる。
 明瞭に、力強く。

 この瞬間を待ちわびたかのように、歓喜に溢れる声。

『■■■■■』

 それは契約を、待ち望んでいた。

 原作の知識をもってしても得体の知れない存在。
 しかし、現状を覆すだけの力があるという事は俺も理解していた。

 俺の身体に干渉し、無理矢理髪を伸ばしてみせた。
 ミズヒ先輩の魔力にも干渉してみせた。

 絶対的ともいえる干渉能力があれば、ミロク先輩の自己治癒力を一時的に高めることができるかもしれない。

 いや、絶対に出来る。
 そうだろう、星詠みの杖。

『■■』

 わかった。
 なら、契約をしてやろう。

『■■■?』

 僅かに困惑しているような声。

 俺が本当に契約をすると知って、驚いているようだ。
 確かに、俺は今までお前を無下に扱って、契約はしなかった。なんなら売ろうとした。

 が、今は状況が違う。

 星詠みの杖よ、契約してこれからは俺と共に生きる事になるだろう。
 ならば、一つ教えよう。

『?』

 

 

『????』

 俺の全てをくれてやる。
 代わりに、全ての美少女を救うことができる力を俺に。

 お前の全てを俺に寄越せ。

「ソルシエラ」

 名を呼ぶ。
 いつものように。

 やがて訪れたのは静寂であった。
 辺りから音が消失し、色彩が失われる。

 炎も、ミロク先輩も、子供も、何もかもが停止している。
 
 灰色の世界で、目の前には、深紅の棺があった。
 真っ赤な装飾は、このモノクロの世界では随分と目立つ。
 赤く、冷たい鉄の棺。

『歓喜せよ』

 棺が開く。
 もう戻れないと確信した。

『女王の棺は継承された。今ここに新たな星詠みが生まれる』

 棺の中には、一本の黒い鎌。
 生きているかのように胎動しているそれは、俺を待っていた。

「……やってやるよ」

 俺は手を伸ばし掴み取る。
 同時に、身体中を全能感のような物が駆け巡った。
 あふれ出る力の奔流。

 その中心に紛れもない自分がいる。

「――ふぅ」

 掴んだ鎌を、横薙ぎに振るう。
 同時に、停止していた景色が砕け、世界が動き出した。

「ぇ、お、お兄ちゃん?」

 困惑する子供を他所に、俺はミロク先輩の傍に膝をつく。
 そして、貫かれた胴を中心に干渉を始めた。

 本来ではあり得ない筈の死を上回る再生能力が、一時的にミロク先輩の身体に付与される。
 さらに、俺のありったけの魔力を込めて、その再生能力を加速させた。

「ミロク先輩……まだ、俺はミロク先輩に何も返せていません」

 傷口が塞がり、出血がとまる。
 失われた血液を補うように、魔力を身体へと巡らせた。

「絶対に死なせませんから」

 時間にして三秒。
 ミロク先輩は息を吹き返した。

「――」

 意識は戻らないが、呼吸が安定し、表情も和らいだようで山場は超えたと言っていいだろう。

 よっしゃぁ! 今日をミロク先輩復活記念日にしようぜぇ!

「さて」

 俺は立ち上がる。
 同時に、髪がさらりと音を立てて舞った。

 これは……また星詠みの杖の仕業か。

『おめでとう! 今日から君が相棒だ!』

 うるさ。
 いつもよりもハッキリ聞こえるんだけど。

『さあさあ、これから何をする? ああ、言わずとも良い。分かっているとも。私と君は一心同体。考えていることなどお見通しさ』

 俺の頭の中で、楽しげな声が響く。
 
 まあ、俺のやりたいことが分かっているならば良い。
 ミロク先輩をこんな風にしてくれたあの怪物をしばきまわす。

 そう、ミステリアス美少女タイムだ!

『けれど残念だぁ。君は今は女装が出来ないんだよ』

 は?
 お前、今からでもクーリングオフするぞ。
 ミロク先輩は助かったし、もう用済みだからな?

『そういう所、本当に良くないと思うよ。……っと、そうじゃなかった。厳密には、今の君は女装をする必要がないと言ったほうがいいだろうか』 
「え?」

 困惑する俺の足元に魔法陣が展開される。
 ナニコレ。

 それは足元からせり上がってくると、俺の身体をすっと通り過ぎていった。
 同時に、俺の制服がいつものゴスロリ衣装へと変更される。

 これは……! 早着替え技術……!

『いや、そこじゃないって驚くとこ。君、本当に美少女になりたいの?』

 当たり前だろ。
 こっちは最期の瞬間に辞世の句よりも女体化の願望を詠んだんだぞ。

『なら、喜びなよ。その胸に手を当ててさ』

 手を当てる……こう?

 ふにっとした感触が手に伝わってきた。

 これは……これは……!

『おめでとうケイ。君は、この瞬間に美少女に成った』
「っ」

 言われて気が付く、身体の違和感。
 いや、全能感。
 
 美少女の身体にのみ溢れるという美少女的エネルギーを俺は胸の内に感じる。
 世界が自分を中心に廻っているという確信。
 間違いなく、俺は美少女になっていた。

 こうなれば、やることなど決まっている。

 スーパーミステリアス美少女タイムだ!!

「――驚かせてしまったかしら」

 俺は少年へと振り返る。
 彼からすれば、俺が突然美少女になったように見えただろう。
 それ、夢じゃないぞ。

「この人の事、お願いできる?」

 少年は呆然としつつも頷く。
 
「そう。偉いわ」

 俺は、ふっと微笑んで頭を撫でてやる。
 同時に、少年の性癖を歪めてやった。

 お前は今後、普段は男装しているミステリアス美少女にしか興奮できないだろう……!
 
「それじゃ」

 少年の手の中にキャンディを握らせて、俺は魔力のシールドを飛び出し駆ける。
 ついでに魔力のシールドをより丈夫にしておいた。俺がいなくても大丈夫だ。

「よおおおおおおし!!!!!! 行くぞぉ!」
『口調』
「行こう、星詠みの杖。世界が、私達を呼んでいる」
『前から思ってたけど、どんな世界観で生きてるの?』

 後でたっぷり教えてあげるね♥

『ひえっ』

 星詠みの杖を怯えさせつつ、俺は屋根の上を跳んで移動する。
 目指すは怪物のいる場所。
 
 主人公一行様のいる原作ゾーンだ。

 この姿を見せに行こう。
 美少女が新たに生まれたと理解させよう。


 原作破壊はご法度だけど、今だけは許される。

 なぜなら俺は、美少女だから!!!!!






 同時刻、騎双学園自治区はずれの隠れ家。

「――ぁ」

 突然、エイナは手に持っていたコップを落とした。
 震える手を見て、次に床に散らばったガラスと水を呆然と見る。

 その音を聞きつけてか、部屋の奥から苛立つような声が聞えてきた。

「エイナァ! てめえ、部屋汚すんじゃねェ。掃除するの誰だと思ってやがんだ」
「あ、ぁぁ……」

 六波羅はいつものようにエイナに声を掛けて首をかしげる。
 いつもであればここで、他責思考から言い訳をするのだが今日は返事がない。
 疑問に思い、エイナの方を見てようやく様子がおかしい事に気が付いた。
 
「どうした。エイナ」

 近づいてエイナの顔を覗き込む。
 そこで初めて彼女と目が合った。

「はあっ、はあっ、りっ、リーダーぁ」
「落ち着け。俺はここにいる」

 子供をあやすように頭を撫でながら、六波羅はエイナを抱きしめる。
 が、エイナは依然として様子がおかしいままだった。

「どうしたんだ、エイナ」
「終わり、です。わたした、ち」

 エイナの中に残った理性が、必死に言葉を紡ぐ。

 それは、デモンズギアの中でも感知に秀でた個体であるからこそ真っ先に知り得た事実だった。

「――お姉様が、目覚めました」
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