1 / 26
タイミングを見計らって行き倒れてみた
しおりを挟む
舗装されていない道に、電線が通っていない住宅街。
母方の田舎もこんな感じだったけど、何ていうか、ちょっと空気が違う。
言葉は同じなのに、同じ人種の気がしない。
何故ならそこ行く彼も彼女も、カラフルな目と髪をしているから。
「あれ何?」
「なにしてるんですか~?」
「誰?」
「先生ー!死んでる!!」
「ゆすっちゃだめなのよ、あの、だいじょーぶですか?」
街外れ、森へと続く道。
ここを子供達が通ることは、事前に確認済みだ。
5歳ぐらいの小さい子から中学生ぐらいの子が、集団で移動するのを昨日見ていたから。
森を少し進んだ花畑で花冠やリースを作ったりしていた。まぁそれは昨日の話で、今日何をする予定なのかは知らない。
重要なのは、子供達に見つけてもらうこと。
私は朝からこの子供達の通り道にスタンバっていた。
「先生早くはやく!」
そうだ、ナイス生徒!先生カモン!
優しそうな、生徒になめられてるっぽい男の先生。でも皆に慕われていて、笑顔が可愛い感じの先生。
昨日見た感じだと30歳にはいってなさそうだった。
私は思った。この人だったら、子供が騒いだら見なかったことにはしない程度には親切かなって。
自分から助けを求めにいくより、向こうから来てくれたほうが絶対スムーズに事が運ぶと見たね。
ここに気付いた私は自分を褒めてやりたい。
「…あぁ、どうしようかな。誰か呼んだ方がいいのかな」
「とーちゃん連れてくる!」
「待ってトニー、ウェルズさんは今仕事中だよ」
「ミィちゃん呼んでこようか?」
子供が私の周りをうろちょろするので、踏まれないかちょっとどきどきする。
ていうか誰かつっついてるよね!?ふくらはぎ辺りが触られてる気がする!くすぐったい。
「僕はこの人を連れて一回戻るから、先に行っててくれるかい?リルム、皆を頼んだ」
「はーい。ほら、出発~ついてきて」
はいきた!釣れた!ありがとうございます!
家に転がり込んで、そのまま居座ってやる。でもずっとじゃないから安心してね。
異世界に何の脈絡もなく放り出された私は、きっと元の世界に返れないパターンだろうし、早めに自立して生きていかなければならない。
とりあえず学校を拠点に勉強を教えさせてもらって、子供から街に溶け込んでいくのがいいかなって。
そして一緒にこの世界について学ばせてもらおうという魂胆だ。
こういうのって、出会いが大事。
昨日気がついたら森の中に倒れてて、この街についたはいいものの誰に何て声をかけてみていいものか思いつかず。
言葉は通じるみたいだけど、ただそれだけのただの不審者。お金もないから客でもない。そんな私は一瞬交番的なところへ向かいかけたけど、それっぽい建物なんて判断つかないし、多分なかった。
見知らぬ人にいきなり「気付いたらここにいたんですけど、ここはどこですか」から始まり「私はどうしたらいいんでしょうか?」で締めるようなドあつかましい事はする気にもなれない。
どうすればいいのか分からずうろうろして1日を無駄にし、何も食べれず今に至る。
あ、この作戦を考え付いたから無駄にしてないわ、必要な一日でした!
水は井戸水飲みました!
「君、気がついてるよね?具合悪いの?」
うつぶせに横たわって行き倒れ感をアピールしていたが、起きているのはバレていたらしい。
腕の力でのっそり起き上がって、できるだけそっと声を出す。
私の役は路頭に迷ったかわいそうな記憶喪失の女だ。
「…昨日から何も食べてなくて」
「そう、怪我はないかい?」
「多分大丈夫です」
あ、大丈夫って言っちゃった。
じゃあお大事に、でさよならされたらめっちゃ困るのに!
「いや…実はそんなに大丈夫じゃないです。あの……その、ここはどこですか?」
「ここは街外れだからね。このまま進むと噴水広場に出られるよ」
「……えっと…」
道に迷った的な軽い感じに見られてる?
これはしくじった感が…。
「どこから来たんだい?送っていくよ」
ありがとう、その言葉が聞きたかった。
獲物ロックオンで、この時の私の目はギラギラしていたことだろう。
「私、気付いたらその森に倒れてて…音を頼りに街まで出てきたんです!私がどこから来たのか、ここがどこなのかも全然分かりません。いつのまにかこの辺りにいまして…」
「名前は?」
「杏理」
あ、嘘間違えた。言っちゃった。
記憶喪失設定が早くも使えなくなっちゃった。
「アンリだね、僕はキース。見たところ荷物もないようだけど、盗られたわけではないんだね?」
「あ、はい。元々持ってなかったです…多分」
今の私の格好は、寝巻きにしているスウェットに、見慣れない皮のブーツと重たいマント。
マントを被るとか見るからに怪しい人と思うかもしれないけど、街でもよく見かけたのでメジャーな上着的ポジションっぽい。
要するに手ぶらで異世界にきている。せめて時計でも身に付けていれば、レアアイテムとして使いどころがあったかもしれないのに…。もちろんソーラー腕時計。
「一旦詰め所に行こう。クロードのおやつがあるはずだ」
というわけで、詰め所に案内してもらえることになった。
母方の田舎もこんな感じだったけど、何ていうか、ちょっと空気が違う。
言葉は同じなのに、同じ人種の気がしない。
何故ならそこ行く彼も彼女も、カラフルな目と髪をしているから。
「あれ何?」
「なにしてるんですか~?」
「誰?」
「先生ー!死んでる!!」
「ゆすっちゃだめなのよ、あの、だいじょーぶですか?」
街外れ、森へと続く道。
ここを子供達が通ることは、事前に確認済みだ。
5歳ぐらいの小さい子から中学生ぐらいの子が、集団で移動するのを昨日見ていたから。
森を少し進んだ花畑で花冠やリースを作ったりしていた。まぁそれは昨日の話で、今日何をする予定なのかは知らない。
重要なのは、子供達に見つけてもらうこと。
私は朝からこの子供達の通り道にスタンバっていた。
「先生早くはやく!」
そうだ、ナイス生徒!先生カモン!
優しそうな、生徒になめられてるっぽい男の先生。でも皆に慕われていて、笑顔が可愛い感じの先生。
昨日見た感じだと30歳にはいってなさそうだった。
私は思った。この人だったら、子供が騒いだら見なかったことにはしない程度には親切かなって。
自分から助けを求めにいくより、向こうから来てくれたほうが絶対スムーズに事が運ぶと見たね。
ここに気付いた私は自分を褒めてやりたい。
「…あぁ、どうしようかな。誰か呼んだ方がいいのかな」
「とーちゃん連れてくる!」
「待ってトニー、ウェルズさんは今仕事中だよ」
「ミィちゃん呼んでこようか?」
子供が私の周りをうろちょろするので、踏まれないかちょっとどきどきする。
ていうか誰かつっついてるよね!?ふくらはぎ辺りが触られてる気がする!くすぐったい。
「僕はこの人を連れて一回戻るから、先に行っててくれるかい?リルム、皆を頼んだ」
「はーい。ほら、出発~ついてきて」
はいきた!釣れた!ありがとうございます!
家に転がり込んで、そのまま居座ってやる。でもずっとじゃないから安心してね。
異世界に何の脈絡もなく放り出された私は、きっと元の世界に返れないパターンだろうし、早めに自立して生きていかなければならない。
とりあえず学校を拠点に勉強を教えさせてもらって、子供から街に溶け込んでいくのがいいかなって。
そして一緒にこの世界について学ばせてもらおうという魂胆だ。
こういうのって、出会いが大事。
昨日気がついたら森の中に倒れてて、この街についたはいいものの誰に何て声をかけてみていいものか思いつかず。
言葉は通じるみたいだけど、ただそれだけのただの不審者。お金もないから客でもない。そんな私は一瞬交番的なところへ向かいかけたけど、それっぽい建物なんて判断つかないし、多分なかった。
見知らぬ人にいきなり「気付いたらここにいたんですけど、ここはどこですか」から始まり「私はどうしたらいいんでしょうか?」で締めるようなドあつかましい事はする気にもなれない。
どうすればいいのか分からずうろうろして1日を無駄にし、何も食べれず今に至る。
あ、この作戦を考え付いたから無駄にしてないわ、必要な一日でした!
水は井戸水飲みました!
「君、気がついてるよね?具合悪いの?」
うつぶせに横たわって行き倒れ感をアピールしていたが、起きているのはバレていたらしい。
腕の力でのっそり起き上がって、できるだけそっと声を出す。
私の役は路頭に迷ったかわいそうな記憶喪失の女だ。
「…昨日から何も食べてなくて」
「そう、怪我はないかい?」
「多分大丈夫です」
あ、大丈夫って言っちゃった。
じゃあお大事に、でさよならされたらめっちゃ困るのに!
「いや…実はそんなに大丈夫じゃないです。あの……その、ここはどこですか?」
「ここは街外れだからね。このまま進むと噴水広場に出られるよ」
「……えっと…」
道に迷った的な軽い感じに見られてる?
これはしくじった感が…。
「どこから来たんだい?送っていくよ」
ありがとう、その言葉が聞きたかった。
獲物ロックオンで、この時の私の目はギラギラしていたことだろう。
「私、気付いたらその森に倒れてて…音を頼りに街まで出てきたんです!私がどこから来たのか、ここがどこなのかも全然分かりません。いつのまにかこの辺りにいまして…」
「名前は?」
「杏理」
あ、嘘間違えた。言っちゃった。
記憶喪失設定が早くも使えなくなっちゃった。
「アンリだね、僕はキース。見たところ荷物もないようだけど、盗られたわけではないんだね?」
「あ、はい。元々持ってなかったです…多分」
今の私の格好は、寝巻きにしているスウェットに、見慣れない皮のブーツと重たいマント。
マントを被るとか見るからに怪しい人と思うかもしれないけど、街でもよく見かけたのでメジャーな上着的ポジションっぽい。
要するに手ぶらで異世界にきている。せめて時計でも身に付けていれば、レアアイテムとして使いどころがあったかもしれないのに…。もちろんソーラー腕時計。
「一旦詰め所に行こう。クロードのおやつがあるはずだ」
というわけで、詰め所に案内してもらえることになった。
0
お気に入りに追加
218
あなたにおすすめの小説
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
隠された第四皇女
山田ランチ
ファンタジー
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのにいつのまにか溺愛ルートに入りそうです⁉︎
sutera
恋愛
仕事に疲れたボロボロアラサーOLの悠里。
遠くへ行きたい…ふと、現実逃避を口にしてみたら
自分の世界を建て直す人間を探していたという女神に
スカウトされて異世界召喚に応じる。
その結果、なぜか10歳の少女姿にされた上に
第二王子や護衛騎士、魔導士団長など周囲の人達に
かまい倒されながら癒し子任務をする話。
時々ほんのり色っぽい要素が入るのを目指してます。
初投稿、ゆるふわファンタジー設定で気のむくまま更新。
2023年8月、本編完結しました!以降はゆるゆると番外編を更新していきますのでよろしくお願いします。
ドラゴン王の妃~異世界に王妃として召喚されてしまいました~
夢呼
ファンタジー
異世界へ「王妃」として召喚されてしまった一般OLのさくら。
自分の過去はすべて奪われ、この異世界で王妃として生きることを余儀なくされてしまったが、肝心な国王陛下はまさかの長期不在?!
「私の旦那様って一体どんな人なの??いつ会えるの??」
いつまで経っても帰ってくることのない陛下を待ちながらも、何もすることがなく、一人宮殿内をフラフラして過ごす日々。
ある日、敷地内にひっそりと住んでいるドラゴンと出会う・・・。
怖がりで泣き虫なくせに妙に気の強いヒロインの物語です。
この作品は他サイトにも掲載したものをアルファポリス用に修正を加えたものです。
ご都合主義のゆるい世界観です。そこは何卒×2、大目に見てやってくださいませ。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!
加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。
毎日15:10に1話ずつ更新です。
この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる