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森羅万象
しおりを挟む義父の病み病院に行く妻の背の小さく見ゆる冬の夕暮れ
霜柱踏みしめ歩む冬の音しじま破られ小鳥飛び立つ
砂時計サラサラと降り山となり見えない時間を目の前に積む
いにしえの恋こそ良けれ言の葉はときめき川瀬をきらめき流る
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