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四章 死の狼と神獣
79. ショウネシーの米
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ショウネシー領のもう一つの農作物、米もわさわさと稲穂を垂らし始めた。
品種改良され水田にせずともスクスク育つ稲だったが、コッコ達が気になるようで、米畑の周りでウロウロしながらよだれを垂らす姿が目撃されるようになった。
おそらくエステラとニレル以外、ショウネシー領の誰も、冬に配った甘酒以外のお米を食べたことがない。
ようやく店舗だけ用意されていた「おこめ屋」の本格稼働準備が始まった。
小麦は他領か輸入小麦を扱う商会から買わなくてはいけないので、どうしてもパンの価格は高くなってしまう。自領で賄えるお米を、なんとしても領内の主食にしたいと、マグダリーナとハンフリーは思っていた。
稲刈りはアルバイトを雇った。
コッコ達だ。
収穫のお裾分けで、コッコ達は喜んで稲を刈り、脱穀して綺麗に玄米と藁と米籾に分けていく。
最後にマゴーが浄化と、ととのえるの魔法をかけて米俵を作りつつ収納する。
農夫達が呆れるほどの速さで収穫が終わった。
コッコ(メス)達は米藁も気に入ったらしく、その場で魔法で乾燥させて、猫ちぐらならぬコッコ(メス)ちぐらを器用に編んで、持ち帰っていた。
「米なんて食ったことないけど、コッコ達があんなに喜ぶなんて、よっぽど美味いのかねぇ?」
様子を見ていた農夫が期待の眼差しを向ける。
「冬に屋台で出してた甘酒は、お米を醗酵させたものらしいね。私も普通のお米を食べたことはないが、エステラとニレルが薦めてくれたものなら、そんなに心配することないと思ってるよ」
ハンフリーが両手にコッコちぐらを持ちながら答えた。
それを見て農夫が思案する。
「俺も籠を編みたいんだが、藁は貰っていって良いのか?」
「少し待ってくれるか? 一旦乾燥させて綺麗な状態にしてから、おこめ屋で配布するようにするから」
「おう、わかった」
農夫は稲刈りの終わった畑を、感慨深く眺める。
「去年の今頃は、ろくに食えるものが育たなくて、バンクロフト領に出稼ぎに行ってたんだよな……」
「……よくそのままバンクロフト領にいようと思わなかったね」
ハンフリーは驚いて農夫を見た。
「だよな! 俺も迷ったんだけど、不思議となんつーか……ここの土に呼ばれてるような気がしてさ……それに領主さんも頑張ってたしね。どうするか迷いに迷って決断出来ないままいたら、こうだよ。女神の幸運に感謝だな! さって次は何を育てるのかね」
農夫は思い切り背伸びをすると、畑に向かい、少しずつ稲刈り後の土を柔らかく耕していく。魔法も使って。
彼がそうする度に、キラキラと大地から小精霊が生まれるのを、ハンフリーは目を細めて眺めた。
◇◇◇
じゅうじゅうと醤油と米が焼けるいい音と香ばしい匂いが、あたりに漂う。
無事収穫したお米を、各世帯に一年分配布して、飢饉に備えて領の備蓄分を確保したら、残りはコッコ達のご飯と一般販売する分だ。
藁も米籾も、ウモウの餌や、籠編みに使う分を除いてディオンヌ商会が引き取った。藁で紙を作り、籾殻も錬金術の素材に使うらしい。
「焼きおにぎり最高!!」
マグダリーナは醤油ベースのタレのおにぎりにかぶりつく。
『ショウネシー領お米体験会』はいつもの公園広場で繰り広げられた。
マゴー達がお米の説明をしながら、炊き方の実演をしていく。
炊き立てのお米で、いろんな具のおにぎりを作ったり、炊き立てご飯を深皿に入れて住民達に渡していく。
そしてカレールーだ。
ディオンヌ商会の島では色んなスパイスも取れるらしく、それをエステラが薬草園でせっせと増やして、カレー粉を調合していた。
「栄養面も考えて、五分つきと白米の二種類用意したんだけど、大丈夫?」
エステラがマグダリーナに聞く。
精米は各家のアッシでできるようにアップデート済みだ。
「ええ、すごく甘味があるし、五分つきも思ったほど糠臭くなくて美味しいわ! でもお鍋でお米を炊くのは、難しくないかしら?」
「一応魔導炊飯器も販売するわ。一般家庭用は、一ヵ月のパン代で買える価格設定にするつもりよ。リーナとシャロンさんのところは使用人の人数と合わせて、まだ合数がよくわからないから、しばらくはマゴーに炊かせて様子を見てから作るわ」
財布の紐の固いショウネシー領の主婦達だったが、年越しまでにはほぼ全世帯に魔導炊飯器が行き渡ることとなる。
「一ヵ月のパン代っていくらくらいなの?」
エステラが噴水の前に小さなテーブルを出し、レースの布をかけるのを手伝いながら、マグダリーナが聞く。
おにぎりとカレーライスの皿を持ったライアンが代わりに答えてくれた。
「王都だと丸いパン一つ五百から六百エル位だよ。それを大体成人男性で一食三つ食べるから……」
単純に五百エルで計算しても一人十三万五千エル?!
「えっ、パンってそんなに高いの?!」
パンの代わりに芋二切れだった頃を思い出す。パンが食べれなかったはずだ……
「でもショウネシー領だと、二百から三百エルでふわふわのパンが売ってるんですのよ」
飲み物を運んできたレベッカが、不思議そうに言う。
一気に半額近くだ。
「それって商売的に大丈夫なの?」
「お師匠がいつかどっかで買いだめしてた小麦使ってるから大丈夫だよ。あ、ちゃんと魔法収納にしまってあったから、品質に問題ないからね!」
エステラはそう言うと、ライアンとレベッカが運んできたお供え物を確認して、手を組んで合わせる。
マグダリーナもライアンとレベッカもそれに倣うと、アンソニーやハンフリー、ヴェリタスといつものメンバーが集まって手を合わせた。
領民達もそれに気づいて噴水に近づいてきた。
「女神様、豊作をありがとうございます。大地の恵みが豊かなおかげで、ショウネシー領は飢えずに暮らしていけます。どうぞこの歓びを、女神様も私達と一緒に味わってください。ご縁のある精霊達も一緒にどうぞ」
エステラが祈りを唱え終わると、噴水と女神像がキラキラと輝き、供えた食べ物達が光に包まれて消えた。
すると噴水から無数の小精霊が生まれ、領民達に優しく触れながら、ふわふわと領内に散らばりはじめた。
「女神様が喜んで下さったのね!」
レベッカが小精霊の群れを見てそう言うと、領民達も喜びの声をあげた。
女神様が気に入ってくれたと、お米は領民達にすんなり受け入れられてしまった。
品種改良され水田にせずともスクスク育つ稲だったが、コッコ達が気になるようで、米畑の周りでウロウロしながらよだれを垂らす姿が目撃されるようになった。
おそらくエステラとニレル以外、ショウネシー領の誰も、冬に配った甘酒以外のお米を食べたことがない。
ようやく店舗だけ用意されていた「おこめ屋」の本格稼働準備が始まった。
小麦は他領か輸入小麦を扱う商会から買わなくてはいけないので、どうしてもパンの価格は高くなってしまう。自領で賄えるお米を、なんとしても領内の主食にしたいと、マグダリーナとハンフリーは思っていた。
稲刈りはアルバイトを雇った。
コッコ達だ。
収穫のお裾分けで、コッコ達は喜んで稲を刈り、脱穀して綺麗に玄米と藁と米籾に分けていく。
最後にマゴーが浄化と、ととのえるの魔法をかけて米俵を作りつつ収納する。
農夫達が呆れるほどの速さで収穫が終わった。
コッコ(メス)達は米藁も気に入ったらしく、その場で魔法で乾燥させて、猫ちぐらならぬコッコ(メス)ちぐらを器用に編んで、持ち帰っていた。
「米なんて食ったことないけど、コッコ達があんなに喜ぶなんて、よっぽど美味いのかねぇ?」
様子を見ていた農夫が期待の眼差しを向ける。
「冬に屋台で出してた甘酒は、お米を醗酵させたものらしいね。私も普通のお米を食べたことはないが、エステラとニレルが薦めてくれたものなら、そんなに心配することないと思ってるよ」
ハンフリーが両手にコッコちぐらを持ちながら答えた。
それを見て農夫が思案する。
「俺も籠を編みたいんだが、藁は貰っていって良いのか?」
「少し待ってくれるか? 一旦乾燥させて綺麗な状態にしてから、おこめ屋で配布するようにするから」
「おう、わかった」
農夫は稲刈りの終わった畑を、感慨深く眺める。
「去年の今頃は、ろくに食えるものが育たなくて、バンクロフト領に出稼ぎに行ってたんだよな……」
「……よくそのままバンクロフト領にいようと思わなかったね」
ハンフリーは驚いて農夫を見た。
「だよな! 俺も迷ったんだけど、不思議となんつーか……ここの土に呼ばれてるような気がしてさ……それに領主さんも頑張ってたしね。どうするか迷いに迷って決断出来ないままいたら、こうだよ。女神の幸運に感謝だな! さって次は何を育てるのかね」
農夫は思い切り背伸びをすると、畑に向かい、少しずつ稲刈り後の土を柔らかく耕していく。魔法も使って。
彼がそうする度に、キラキラと大地から小精霊が生まれるのを、ハンフリーは目を細めて眺めた。
◇◇◇
じゅうじゅうと醤油と米が焼けるいい音と香ばしい匂いが、あたりに漂う。
無事収穫したお米を、各世帯に一年分配布して、飢饉に備えて領の備蓄分を確保したら、残りはコッコ達のご飯と一般販売する分だ。
藁も米籾も、ウモウの餌や、籠編みに使う分を除いてディオンヌ商会が引き取った。藁で紙を作り、籾殻も錬金術の素材に使うらしい。
「焼きおにぎり最高!!」
マグダリーナは醤油ベースのタレのおにぎりにかぶりつく。
『ショウネシー領お米体験会』はいつもの公園広場で繰り広げられた。
マゴー達がお米の説明をしながら、炊き方の実演をしていく。
炊き立てのお米で、いろんな具のおにぎりを作ったり、炊き立てご飯を深皿に入れて住民達に渡していく。
そしてカレールーだ。
ディオンヌ商会の島では色んなスパイスも取れるらしく、それをエステラが薬草園でせっせと増やして、カレー粉を調合していた。
「栄養面も考えて、五分つきと白米の二種類用意したんだけど、大丈夫?」
エステラがマグダリーナに聞く。
精米は各家のアッシでできるようにアップデート済みだ。
「ええ、すごく甘味があるし、五分つきも思ったほど糠臭くなくて美味しいわ! でもお鍋でお米を炊くのは、難しくないかしら?」
「一応魔導炊飯器も販売するわ。一般家庭用は、一ヵ月のパン代で買える価格設定にするつもりよ。リーナとシャロンさんのところは使用人の人数と合わせて、まだ合数がよくわからないから、しばらくはマゴーに炊かせて様子を見てから作るわ」
財布の紐の固いショウネシー領の主婦達だったが、年越しまでにはほぼ全世帯に魔導炊飯器が行き渡ることとなる。
「一ヵ月のパン代っていくらくらいなの?」
エステラが噴水の前に小さなテーブルを出し、レースの布をかけるのを手伝いながら、マグダリーナが聞く。
おにぎりとカレーライスの皿を持ったライアンが代わりに答えてくれた。
「王都だと丸いパン一つ五百から六百エル位だよ。それを大体成人男性で一食三つ食べるから……」
単純に五百エルで計算しても一人十三万五千エル?!
「えっ、パンってそんなに高いの?!」
パンの代わりに芋二切れだった頃を思い出す。パンが食べれなかったはずだ……
「でもショウネシー領だと、二百から三百エルでふわふわのパンが売ってるんですのよ」
飲み物を運んできたレベッカが、不思議そうに言う。
一気に半額近くだ。
「それって商売的に大丈夫なの?」
「お師匠がいつかどっかで買いだめしてた小麦使ってるから大丈夫だよ。あ、ちゃんと魔法収納にしまってあったから、品質に問題ないからね!」
エステラはそう言うと、ライアンとレベッカが運んできたお供え物を確認して、手を組んで合わせる。
マグダリーナもライアンとレベッカもそれに倣うと、アンソニーやハンフリー、ヴェリタスといつものメンバーが集まって手を合わせた。
領民達もそれに気づいて噴水に近づいてきた。
「女神様、豊作をありがとうございます。大地の恵みが豊かなおかげで、ショウネシー領は飢えずに暮らしていけます。どうぞこの歓びを、女神様も私達と一緒に味わってください。ご縁のある精霊達も一緒にどうぞ」
エステラが祈りを唱え終わると、噴水と女神像がキラキラと輝き、供えた食べ物達が光に包まれて消えた。
すると噴水から無数の小精霊が生まれ、領民達に優しく触れながら、ふわふわと領内に散らばりはじめた。
「女神様が喜んで下さったのね!」
レベッカが小精霊の群れを見てそう言うと、領民達も喜びの声をあげた。
女神様が気に入ってくれたと、お米は領民達にすんなり受け入れられてしまった。
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