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二章 ショウネシー領で新年を
33. コッコ車
しおりを挟む ショウネシー家のサロンには、一家以外にエステラ達やアスティン一家が集まってお茶や雑談をするのが自然な光景になっていた。
今日もいつも通り集まっていると、ハンフリーから、昨日の討伐報酬からの寄付金の礼を言われた。
今日はシャロンは王城に上がる日らしく、早速雪狼の毛皮を王妃様に献上すると上機嫌だ。
マグダリーナとアンソニーもドーラ伯母様にお礼の手紙を書いて、雪狼の毛皮と一緒にマゴーに届けてもらう。
ハラとヒラがどうやったのか、切り口ひとつもない、完全な狼の形状のまま、完璧に毛皮を処理していて、そのまま綿でも詰めれば狼の人形が出来そうだった。
その毛皮を前に夜中にマゴー達が技術研鑽の為に、ハラとヒラに解体講座を開いてもらっていたらしい。偶然通りがかったメルシャが見学したらしいが「あれは解体講座というより、高等魔法講座でしたわ」とあくびを我慢しながら教えてくれた。
マグダリーナはふと今朝見た夢の話をする。
「はちみつですか?」
真剣聞いていたアンソニーが、最後にクレメンティーンが指さした物を聞いて、首を傾げた。
が、エステラが珍しく鋭い目つきをして「魔る蜂……」と呟いた。
ニレルも何か勘付いたらしく、ハンフリーに王国内で蜂蜜の生産をしている所は? と聞く。
「確か東部のジンデル伯爵領だ……まさか、港じゃなくてそこが流行病の発生源か?!」
「実際行って確かめてみないとわからないけど、もし僕らの予想した通りだとしたら、魔素の澱みによる穢れが原因だ。だとすると回復薬だけじゃ効かないのも納得出来る」
「穢れって?」
マグダリーナの疑問に、シャロンが答える。
「リーナ、リーン王国では亡くなった方は火葬する決まりなのは知っているわね?」
「はい。領内に一人、火魔法の使える魔法使いを置く決まりで、骨も残さず焼いてしまいます」
なので、この国にはお墓がない。
因みに今までのショウネシー領では、領主のハンフリーが火魔法が使えるので、その役割もしていた。
「魔物も討伐後、素材として使わない部分は焼き払う決まりになっているわ」
それは知らなかった。残った部分のほとんどがコッコやヒラとハラ達のお腹に収まっていたからだ。
「なぜならば、人や魔物のように魔力を持つ生き物が死ねば、魔力も死んで動かず、その死骸に魔力が残る……死んで澱んだ魔力はそのまま溜まると穢れとなり、作物が枯れたり病を起こしたりするからよ」
「今の流行病の原因が、その可能性があるの?」
ニレルは頷いた。
「魔る蜂は繁殖力の強く花蜜を貯める蜜胃も大きい、まるっとした蜂でね、一年中活動してるが、気温がマイナス零度を下回ると生きていけない。たとえば、この冬のような」
魔る蜂については、その日の内にシャロンが王妃様にそれとなく話をしてくれる事になった。
そしてシャロンが王城へ向かうのを、皆んなで見送る。今日の第一目的がそれだった。
シャロンも息子に負けじとコッコをテイムしていたのだ。オスメス二羽ずつ。
そしてマグダリーナのメモにあったコッコ馬車をいち早くディオンヌ商会にオーダーしていた。
新年には王国中の貴族が王宮にいき、王様に挨拶する行事があるし、雪も降ると王都も馬車が混み、王都の拠点から王城へ向かうまでの時間が長くなるのが嫌だったらしい。
そしてコッコ(メス)だが、出会った当初はハンフリーに川流れするところを拾われていたのに、ハイコッコカトリスに進化すると飛行能力がついたらしい。
あの丸いボディに慎ましく付いてる羽根で飛ぶのではない。
魔法で馬車ごと浮かして飛ぶことが可能なのだ。
コッコ(メス)を籠に入れて、コッコ(オス)に籠と専用車体を繋ぎ、空陸両用コッコ車が誕生してしまった。
一昨日完成し、昨日マグダリーナ達が討伐に行っている間にエデンとマゴー監修のもと試乗と安全確認と微調整が終わり、本日お披露目である。
車体は中に入ると、お得意の空間拡張魔法が施され、小さな調理スペースやトイレ、横になれる休憩場所もあり、もちろん映像表示画面を自由に出し入れできるアッシもいる。
ふわりとコッコ車が浮き上がると、滑らかに空中を一周してから少し高度を落とし、南門へ向けて走りだした。
領の門はかなり高めに作ってあったが、最初から空飛ぶコッコ車を想定していたんだろうか……
多分そうだろう。
「これならリーナ達も通学しやすくない?」
エステラがわくわくした顔で聞いてくる。
「確かに……コッコに騎乗して通学するより淑女らしいし安全だわ」
「シャロンさんが率先してコッコ車を使って、ショウネシー領はそういうものだって認識にしていくっておっしゃってたの。コッコの卵を王家に献上してるから、領地に貴重なコッコが居ることは知られてるし、それなら領の門の警備が厳しくても納得できるしね」
そう言いながら、魔法収納からもう一台車体をドンと出す。
水色の車体には、ショウネシー子爵家の紋章が付いていた。
「仕事が早すぎるわ! でも、ありがとう!!」
マグダリーナはエステラに抱きついた。
今日もいつも通り集まっていると、ハンフリーから、昨日の討伐報酬からの寄付金の礼を言われた。
今日はシャロンは王城に上がる日らしく、早速雪狼の毛皮を王妃様に献上すると上機嫌だ。
マグダリーナとアンソニーもドーラ伯母様にお礼の手紙を書いて、雪狼の毛皮と一緒にマゴーに届けてもらう。
ハラとヒラがどうやったのか、切り口ひとつもない、完全な狼の形状のまま、完璧に毛皮を処理していて、そのまま綿でも詰めれば狼の人形が出来そうだった。
その毛皮を前に夜中にマゴー達が技術研鑽の為に、ハラとヒラに解体講座を開いてもらっていたらしい。偶然通りがかったメルシャが見学したらしいが「あれは解体講座というより、高等魔法講座でしたわ」とあくびを我慢しながら教えてくれた。
マグダリーナはふと今朝見た夢の話をする。
「はちみつですか?」
真剣聞いていたアンソニーが、最後にクレメンティーンが指さした物を聞いて、首を傾げた。
が、エステラが珍しく鋭い目つきをして「魔る蜂……」と呟いた。
ニレルも何か勘付いたらしく、ハンフリーに王国内で蜂蜜の生産をしている所は? と聞く。
「確か東部のジンデル伯爵領だ……まさか、港じゃなくてそこが流行病の発生源か?!」
「実際行って確かめてみないとわからないけど、もし僕らの予想した通りだとしたら、魔素の澱みによる穢れが原因だ。だとすると回復薬だけじゃ効かないのも納得出来る」
「穢れって?」
マグダリーナの疑問に、シャロンが答える。
「リーナ、リーン王国では亡くなった方は火葬する決まりなのは知っているわね?」
「はい。領内に一人、火魔法の使える魔法使いを置く決まりで、骨も残さず焼いてしまいます」
なので、この国にはお墓がない。
因みに今までのショウネシー領では、領主のハンフリーが火魔法が使えるので、その役割もしていた。
「魔物も討伐後、素材として使わない部分は焼き払う決まりになっているわ」
それは知らなかった。残った部分のほとんどがコッコやヒラとハラ達のお腹に収まっていたからだ。
「なぜならば、人や魔物のように魔力を持つ生き物が死ねば、魔力も死んで動かず、その死骸に魔力が残る……死んで澱んだ魔力はそのまま溜まると穢れとなり、作物が枯れたり病を起こしたりするからよ」
「今の流行病の原因が、その可能性があるの?」
ニレルは頷いた。
「魔る蜂は繁殖力の強く花蜜を貯める蜜胃も大きい、まるっとした蜂でね、一年中活動してるが、気温がマイナス零度を下回ると生きていけない。たとえば、この冬のような」
魔る蜂については、その日の内にシャロンが王妃様にそれとなく話をしてくれる事になった。
そしてシャロンが王城へ向かうのを、皆んなで見送る。今日の第一目的がそれだった。
シャロンも息子に負けじとコッコをテイムしていたのだ。オスメス二羽ずつ。
そしてマグダリーナのメモにあったコッコ馬車をいち早くディオンヌ商会にオーダーしていた。
新年には王国中の貴族が王宮にいき、王様に挨拶する行事があるし、雪も降ると王都も馬車が混み、王都の拠点から王城へ向かうまでの時間が長くなるのが嫌だったらしい。
そしてコッコ(メス)だが、出会った当初はハンフリーに川流れするところを拾われていたのに、ハイコッコカトリスに進化すると飛行能力がついたらしい。
あの丸いボディに慎ましく付いてる羽根で飛ぶのではない。
魔法で馬車ごと浮かして飛ぶことが可能なのだ。
コッコ(メス)を籠に入れて、コッコ(オス)に籠と専用車体を繋ぎ、空陸両用コッコ車が誕生してしまった。
一昨日完成し、昨日マグダリーナ達が討伐に行っている間にエデンとマゴー監修のもと試乗と安全確認と微調整が終わり、本日お披露目である。
車体は中に入ると、お得意の空間拡張魔法が施され、小さな調理スペースやトイレ、横になれる休憩場所もあり、もちろん映像表示画面を自由に出し入れできるアッシもいる。
ふわりとコッコ車が浮き上がると、滑らかに空中を一周してから少し高度を落とし、南門へ向けて走りだした。
領の門はかなり高めに作ってあったが、最初から空飛ぶコッコ車を想定していたんだろうか……
多分そうだろう。
「これならリーナ達も通学しやすくない?」
エステラがわくわくした顔で聞いてくる。
「確かに……コッコに騎乗して通学するより淑女らしいし安全だわ」
「シャロンさんが率先してコッコ車を使って、ショウネシー領はそういうものだって認識にしていくっておっしゃってたの。コッコの卵を王家に献上してるから、領地に貴重なコッコが居ることは知られてるし、それなら領の門の警備が厳しくても納得できるしね」
そう言いながら、魔法収納からもう一台車体をドンと出す。
水色の車体には、ショウネシー子爵家の紋章が付いていた。
「仕事が早すぎるわ! でも、ありがとう!!」
マグダリーナはエステラに抱きついた。
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