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二章 ショウネシー領で新年を
23. ハンフリーの野望
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彼らがどういう存在か理解したら、その後の順応力が高いのがハンフリーの長所だろう。
「エデン殿は我が領で何をされるつもりですか?」
「エステラの父親だな」
ニレルが眉を顰める。
「なるほど、ディオンヌ商会での商談担当ですか」
「ん? は??」
「エステラ嬢はまだ九歳、大人……特に貴族相手の商談だと難しいと思いますので、父親の出番ですね」
「な、」
「それでいいかい、ニレル」
「妥当だと思うよ」
おそらく無職でふらふらする気だったろうエデンに、ハンフリーはさっさと役目を与える。
「君たち女神の森で暇してるんだったら、いっそ全員うちの領で仕事しないかい?」
ハンフリーの真顔に、ハイエルフ達も真顔になった。
「いいのかい?」
ニレルが聞き返す。
ハンフリーは何を言ってるんだという顔をした。
「すでに領内にはマゴーとコッコが闊歩してアッシもあるんだ。ちょっと変わった種族が増えたとして何だと言うんだ、その内領民も慣れる。それに三人から六人に増えたところで、まだまだ領民の数は足りない。もちろん本人が移住を望むならだが……」
「オイオイ、俺達を丸ごと受け入れようとするなんて! しかも領民が少ないからって……ハンフリー、キミは力を望まないのか? それとも今後俺達を利用しようと?」
ハンフリーはいつものように、膝のコッコ(メス)をもちる。
「力を望み利用する……私は無欲ではないので、もちろんそのつもりです」
「そうか、何が欲しい? 王に代わりこの国を治めるか? それとも世界を手にするか?」
「いいえ、そんな事は私の手に余る。だが私の望みはもっと強欲かもしれない。領民の誰も飢えさせず、夜眠りに着くときに、明日が楽しみだと領民が思えるようにしたいんだ。もちろん領民になってくれるなら、君たちも」
「くすっ」
今まで黙っていたイラナが不意に笑う。
「ふふふっ、ははっ、ふふふふ」
肩を震わすイラナを見て、エデンも笑う。
「くっはははは!」
「ふふ、感謝しますニレル様、私をショウネシー領に呼んで下さったこと。こんなに笑ったのは百年ぶりでしょうか」
エデンも上機嫌だ。
「そーだな。俺から他の奴らに文でも出しておこう。気が向いたら来るだろ。くっはは」
イラナは親しみのこもった瞳でハンフリーを見た。
「領主様、私は領民として何かあれば貴方に協力します。エデンもそうでしょう?」
「まあ、可愛い娘が作った街だしな」
ハンフリーは破顔した。
「ありがとう。そしてショウネシー領へようこそ」
その笑顔に、マグダリーナは少しドキリとした。
◇◇◇
女神の森にて。
ハイエルフの女性デボラは、ぼんやりと弟のヨナスに声をかけた。
当てどもなく、姉弟で女神の森を散策するのが日課になっている。
「こないだリーン王国で見た光、やっぱりニレル様の魔法かしら」
「姉さんが気になるのは魔法? それともニレル様?」
「……多分、本当に胸に引っかかってるのは、そのどちらでもないわ……ディオンヌ様が亡くなって、ハイエルフの女は私一人だけ……今いる誰かから番を選んで子作りしなきゃいけないのが、気が重いのよ」
「エデン様ならきっと、選ばずとりあえず全員と子作り試したらって云うと思うよ」
「そんなの全くそんな気になれない……」
泣きそうな顔のデボラに、ヨナスはさらりと言う。
「だったらディオンヌ様みたいに、誰とも番わずにいてもいいんじゃない? どうせハイエルフは滅びるよ」
ヨナスは種の存続に関しては完全に諦めていた。
たった一人の女性になって、責任を感じている姉が可哀想なのであえて言わないが、男達の誰もデボラに求婚してこない状況がそもそもダメだと思う。
最長老のエデンはディオンヌに執着があるから多分世代を経る毎に、番を求める欲求が薄まっているんだと思う。何より先の同胞の殆どが精霊化してしまっているし、寿命も短くなってきている。それこそが種の滅びの兆候ではないか。
ハイエルフの中で一番若いヨナスは、人の子でいえば七、八歳くらいの外見で肉体の成長を止めた。成人した姿で側にいると、番のことを考えて、姉の心が休まらないと思ったからだ。
「私が滅ぼすみたいで、嫌じゃない……」
ヨナスは無言で、消え入りそうな声を出すデボラの手を繋いだ。
ふいに、二人の前に魔法陣が現れ、文をふわりと運ぶ。
ヨナスが掴み取り、紙面を確認した。
「誰から?」
「エデン様だ。リーン王国のショウネシー領で暮らすことにしたから、僕たちにも来ないかって。どうする? 姉さん」
「森を出るの?」
「いや?」
「ヨナスはどうしたいの? ヨナスが行きたいなら、私も行くわ」
「僕は……」
そのとき、ガサガサと木々の音がし、もう一人のハイエルフが現れた。
「アーベル」
「デボラとヨナスか。もしかしてエデン様の文を見たか?」
「リーン王国のショウネシー領でしょう? アーベルは行くの?」
デボラが上目遣いで聞く。とても美しく魅力的だが、炎のような赤毛を持つアーベルの視線はすでに遠いところを見ている。
「ああ。ついでに毛と乳が欲しいからウモウを数十頭連れて来いってさ。きっと金毛じゃなかったら文句云うに違いないんだ。山に寄ってから向かうよ」
「手伝おうか?」
ヨナスの言葉にアーベルは破顔した。
「助かる」
ヨナスはデボラを見た。
「行こう、姉さん」
デボラはきゅっと唇を結んで、頷いた。
◇◇◇
そうしてショウネシー領に新たな領民と、牛型の魔獣なのに羊のような山羊のような毛をもつウモウがやってきた。
ヨナスとデボラは図書館に。
ヨナスがメインで図書館の管理をし、デボラは図書館一階の教室で領民達に字や算数や新たな領内の決まりごと(交通ルールなど)を教えて貰うことにする。
アーベルには、ショウネシー領独自運営の冒険者ギルドのギルドマスターになって貰うことにした。
王都にいるカルバンとマハラにも領民募集の協力をしてもらって、彼らの紹介でやってきた世帯もあった。
そうしてやってきた人達の口伝てで、徐々に領民が増えつつあった。
「エデン殿は我が領で何をされるつもりですか?」
「エステラの父親だな」
ニレルが眉を顰める。
「なるほど、ディオンヌ商会での商談担当ですか」
「ん? は??」
「エステラ嬢はまだ九歳、大人……特に貴族相手の商談だと難しいと思いますので、父親の出番ですね」
「な、」
「それでいいかい、ニレル」
「妥当だと思うよ」
おそらく無職でふらふらする気だったろうエデンに、ハンフリーはさっさと役目を与える。
「君たち女神の森で暇してるんだったら、いっそ全員うちの領で仕事しないかい?」
ハンフリーの真顔に、ハイエルフ達も真顔になった。
「いいのかい?」
ニレルが聞き返す。
ハンフリーは何を言ってるんだという顔をした。
「すでに領内にはマゴーとコッコが闊歩してアッシもあるんだ。ちょっと変わった種族が増えたとして何だと言うんだ、その内領民も慣れる。それに三人から六人に増えたところで、まだまだ領民の数は足りない。もちろん本人が移住を望むならだが……」
「オイオイ、俺達を丸ごと受け入れようとするなんて! しかも領民が少ないからって……ハンフリー、キミは力を望まないのか? それとも今後俺達を利用しようと?」
ハンフリーはいつものように、膝のコッコ(メス)をもちる。
「力を望み利用する……私は無欲ではないので、もちろんそのつもりです」
「そうか、何が欲しい? 王に代わりこの国を治めるか? それとも世界を手にするか?」
「いいえ、そんな事は私の手に余る。だが私の望みはもっと強欲かもしれない。領民の誰も飢えさせず、夜眠りに着くときに、明日が楽しみだと領民が思えるようにしたいんだ。もちろん領民になってくれるなら、君たちも」
「くすっ」
今まで黙っていたイラナが不意に笑う。
「ふふふっ、ははっ、ふふふふ」
肩を震わすイラナを見て、エデンも笑う。
「くっはははは!」
「ふふ、感謝しますニレル様、私をショウネシー領に呼んで下さったこと。こんなに笑ったのは百年ぶりでしょうか」
エデンも上機嫌だ。
「そーだな。俺から他の奴らに文でも出しておこう。気が向いたら来るだろ。くっはは」
イラナは親しみのこもった瞳でハンフリーを見た。
「領主様、私は領民として何かあれば貴方に協力します。エデンもそうでしょう?」
「まあ、可愛い娘が作った街だしな」
ハンフリーは破顔した。
「ありがとう。そしてショウネシー領へようこそ」
その笑顔に、マグダリーナは少しドキリとした。
◇◇◇
女神の森にて。
ハイエルフの女性デボラは、ぼんやりと弟のヨナスに声をかけた。
当てどもなく、姉弟で女神の森を散策するのが日課になっている。
「こないだリーン王国で見た光、やっぱりニレル様の魔法かしら」
「姉さんが気になるのは魔法? それともニレル様?」
「……多分、本当に胸に引っかかってるのは、そのどちらでもないわ……ディオンヌ様が亡くなって、ハイエルフの女は私一人だけ……今いる誰かから番を選んで子作りしなきゃいけないのが、気が重いのよ」
「エデン様ならきっと、選ばずとりあえず全員と子作り試したらって云うと思うよ」
「そんなの全くそんな気になれない……」
泣きそうな顔のデボラに、ヨナスはさらりと言う。
「だったらディオンヌ様みたいに、誰とも番わずにいてもいいんじゃない? どうせハイエルフは滅びるよ」
ヨナスは種の存続に関しては完全に諦めていた。
たった一人の女性になって、責任を感じている姉が可哀想なのであえて言わないが、男達の誰もデボラに求婚してこない状況がそもそもダメだと思う。
最長老のエデンはディオンヌに執着があるから多分世代を経る毎に、番を求める欲求が薄まっているんだと思う。何より先の同胞の殆どが精霊化してしまっているし、寿命も短くなってきている。それこそが種の滅びの兆候ではないか。
ハイエルフの中で一番若いヨナスは、人の子でいえば七、八歳くらいの外見で肉体の成長を止めた。成人した姿で側にいると、番のことを考えて、姉の心が休まらないと思ったからだ。
「私が滅ぼすみたいで、嫌じゃない……」
ヨナスは無言で、消え入りそうな声を出すデボラの手を繋いだ。
ふいに、二人の前に魔法陣が現れ、文をふわりと運ぶ。
ヨナスが掴み取り、紙面を確認した。
「誰から?」
「エデン様だ。リーン王国のショウネシー領で暮らすことにしたから、僕たちにも来ないかって。どうする? 姉さん」
「森を出るの?」
「いや?」
「ヨナスはどうしたいの? ヨナスが行きたいなら、私も行くわ」
「僕は……」
そのとき、ガサガサと木々の音がし、もう一人のハイエルフが現れた。
「アーベル」
「デボラとヨナスか。もしかしてエデン様の文を見たか?」
「リーン王国のショウネシー領でしょう? アーベルは行くの?」
デボラが上目遣いで聞く。とても美しく魅力的だが、炎のような赤毛を持つアーベルの視線はすでに遠いところを見ている。
「ああ。ついでに毛と乳が欲しいからウモウを数十頭連れて来いってさ。きっと金毛じゃなかったら文句云うに違いないんだ。山に寄ってから向かうよ」
「手伝おうか?」
ヨナスの言葉にアーベルは破顔した。
「助かる」
ヨナスはデボラを見た。
「行こう、姉さん」
デボラはきゅっと唇を結んで、頷いた。
◇◇◇
そうしてショウネシー領に新たな領民と、牛型の魔獣なのに羊のような山羊のような毛をもつウモウがやってきた。
ヨナスとデボラは図書館に。
ヨナスがメインで図書館の管理をし、デボラは図書館一階の教室で領民達に字や算数や新たな領内の決まりごと(交通ルールなど)を教えて貰うことにする。
アーベルには、ショウネシー領独自運営の冒険者ギルドのギルドマスターになって貰うことにした。
王都にいるカルバンとマハラにも領民募集の協力をしてもらって、彼らの紹介でやってきた世帯もあった。
そうしてやってきた人達の口伝てで、徐々に領民が増えつつあった。
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