8 / 225
第一章 見知らぬ世界へ
6 奴隷と勇者
しおりを挟む
「待ってください。いま『多くの』とおっしゃいましたが。……それは、ライラだけではないと?」
訊いたらマリアはにこっと笑った。
それもさも「当然でしょう?」という笑みだった。
「もちろんです。奴隷がたったの一人では、なかなか仕事が回りませんし。と言いますかそれ以前に、大抵の勇者様が一人では満足なさらないからなのですが」
「満足しない……?」
嫌な予感がひしひしとする。するが、ここは聞かないわけにはいかない。
気のせいなのかも知れないが、マリアはその時、なんとなく意味深な笑みを作った……ように、見えた。
「こちらにお見えになるのは、なにもあなた様のような男性ばかりとも限りません。女性として『勇者』になられる方もいらっしゃいます。その場合でもまったく同様のことになるのですが、皆さまにはそれぞれに複数の『奴隷』が配されるのです。それはなぜか──」
そこまで言って、マリアは少し言葉を切った。
彼女の笑顔は相変わらず輝くように美しかったが、その底には一種の皮肉がうごめいているようにも見えた。
「……みなさま、何故か一人では満足できなくていらっしゃるからです。多種多様の美形の『奴隷』。性格はまちまちですが、いずれも大いなる好意をもって勇者様に傅くこと。あれやこれやと勇者様の世話を焼き、甘い言葉で好意を伝え、さまざまに楽しませ、果ては命を賭しても勇者様をお守りしようと励むこと……。皆さま、何よりもそれをお望みになるものですから」
(……つまり、ハーレムか)
文字通りのハーレムだ。
俺はため息が出そうになるのをどうにか堪えた。
まあ、分からなくはない。そういう人間が多くないなら、世間にあれだけ「ハーレムもの」のゲームだの小説だのが流布していたはずがないのだから。
大した努力もせずに、異性に(場合によっては同性に)ちやほやされ、愛されてみたい。それは人の根源的な望みなのだろうか。日本で一夫一婦制が定められて以降でも、一度に多くの異性から好意を寄せられたいというのは、人間の中に本能的に存在する欲望だということか──。
まあ、俺自身は承服しかねるが。
「あなた様にも、すでに少なくとも三名の奴隷が決定しております。まずはこちらのライラ。ヒューマンですので魔法の類は使えませんし、今のところは剣や弓などの技能も持っておりません。そちらは鍛錬次第ですが。けれどその分、生活面での大きなサポートが期待できます」
「はいっ! お料理、お掃除、お洗濯……ひと通り、得意ですっ!」
ライラがいきなり会話に割りこんできて、必死に横から上目遣いにアピールされる。興奮のあまりだろう、顔の横でおさげ髪がぴょんぴょん跳ねていた。
「そ、……そうか」
大変嬉しそうなライラには悪いのだったが、俺は密かにげんなりした。なんとなく、親の勝手で意に染まぬ見合いでもさせられている気分だ。
そんな俺の顔を面白そうに観察しつつ、マリアは続けた。
「残りの二人については、今のところは『お会いになってからのお楽しみ』です。今後、早い段階で必ず行き会うことになるはずです」
「…………」
こんな感じの少女(あるいは女)があと二人。想像するだけで気が重くなる。
「彼女たちについては間違いなく、あなた様の戦闘を強力にサポートできる人員であるかと思われます」
「戦闘? そうか──」
その単語で、俺はぴりっと緊張した。
戦闘。例の「魔王」とやらと戦ってそいつを倒さねばならない以上、避けては通れない局面だろう。そのことは先ほどから、しっかり聞いておかねばならないと思っていた。
何しろ俺は、中学から始めた合気道を二年ほどかじっただけの人間だ。本物の剣など扱ったこともないのだし、戦い方のいろはから学び直す必要がありそうだった。
が、目つきから俺の意図を十分に読み取って、マリアは一段と笑みを深めた。
「ご期待をさせたところで、申し訳ありません。戦闘の詳しい説明については、また後日、時間を設けたいと思っております。なにしろこの地域には、今のところ魔族が入ってくる心配はありませんし。魔王とその眷属である魔族たちは、おもに北方を領土としておりますから」
「ふむ……」
「こちらとあちらの境にある防壁には、強力な防衛機構が存在します。さすがの魔族もそこを越えてくるのは難しいのです。十分に時間がある、とまでは申せませんが、これから道々いくらでも、お話しする機会はあるでしょうから」
「え、道々……?」
怪訝な顔で見返すと、マリアはにっこりと微笑んだ。
「あら。当然、わたくしも同道させていただきますのよ?」
「……そうなのですか」
「ええ」
幼さの残る顔立ちでありながら、そこに艶麗とでも言いたいような色が浮かんで、俺はふと胸を衝かれた。
やはりこの女、見た目よりもはるかに年齢を重ねているらしい。最初から敬語を使って応対したのは間違いではなかったようだ。
マリアは人差し指を自分の頬に触れさせるようにして小首をかしげた。それは十分に可愛らしい仕草だったが、兜の緒を締めた今の俺には皮肉にうつっただけだった。
「時間の話が出ましたので、ついでにお伝えしておきますが。ヒュウガ様、この『魔王征伐』には時間制限がございます。つまり、勇者様がこちらに来られてから魔王を倒すまでの時間が決められているのです」
「…………」
(やはりか──)
俺にとっては、むしろその方が自然に思えた。思えたが、今の自分の能力そのほかの手持ちを思うと、甚だ心もとない感じがした。
「それで、期限というのは」
「こちらの時間で、ちょうど一年。時の刻みについては分からなくなりやすいでしょうから、確認する際にはそのお胸の宝玉で確かめてくださいませ」
「……え、しかし──」
先ほど鎧の胸元についていた宝玉は、今は見えなくなっている。
「ご心配は要りません。いまは服の下になっておりますが、宝玉はヒュウガ様のお胸に直接ついているはずでございます」
「えっ……」
思わず制服のシャツの上からそのあたりをまさぐると、確かに胸の中心部分に硬くて丸い感触があった。
「それに触れて、目を閉じてみてください。脳裏に数字が現れるはず」
「……!」
言われた通りだった。それに触れたまま目を閉じた途端、とある数字の羅列が明瞭に脳裏に描かれたのだ。
──『364.22.13.51』。
最後の数字だけは、刻々とその数を減らしている。つまり、秒数ということらしい。
これは前から日数、時間数、分数、秒数という表示であるようだ。
(それにしても。一年……か)
その時間は、果たして長いのか短いのか。
いや、今の俺の状態から考えて、それは相当に短いのではないだろうか。
「これでおわかりになったでしょう。時間に限りがある以上、ヒュウガ様にはまだ様々なレクチャーが必要のはず。それには誰より、わたくしが適任です。あなた様の『奴隷』でこそありませんけれど、旅のお供にわたくしの存在は必須。そうお思いにはなりませんか?」
「……おっしゃる通りです。いや、むしろそうして頂けるなら助かります」
いや本当に、これは俺の本心だった。不気味な感じはぬぐえないが、この世界の知識や戦闘技能を習得する上で、彼女のサポートは絶対に必要だ。それは認めざるを得ない。
「それにわたくし、基本的には<巫女>なのですよ? さらに一応<治癒者>としての技能も修めております。決してお邪魔にはなりませんわ」
「あ、そうですよ! マリア様は素晴らしいヒーラーなのです。この村の人たちも、ひどい病気や怪我を何度も治していただいているのです。ああ、良かった! マリア様がいらしてくださったら、あたしもとても安心です……!」
俺が何か言う前から、ライラのほうでとっくに小躍りを始めている。無邪気なその様子をにっこりと眺めながら、やがてマリアは俺の方に向き直った。
「お話を戻しますが、ヒュウガ様。その『奴隷』のことなのです。さきほど三名と申しましたけれど、実はそれで終わりというものでもないのです」
「え?」
「勇者様お一人に対して奴隷が三名までと、特に決まっているわけではありません。お一人で五名、六名、いえ、場合によっては何十名と求められる方も多く……」
「なんだって──」
とうとう、俺は絶句した。
訊いたらマリアはにこっと笑った。
それもさも「当然でしょう?」という笑みだった。
「もちろんです。奴隷がたったの一人では、なかなか仕事が回りませんし。と言いますかそれ以前に、大抵の勇者様が一人では満足なさらないからなのですが」
「満足しない……?」
嫌な予感がひしひしとする。するが、ここは聞かないわけにはいかない。
気のせいなのかも知れないが、マリアはその時、なんとなく意味深な笑みを作った……ように、見えた。
「こちらにお見えになるのは、なにもあなた様のような男性ばかりとも限りません。女性として『勇者』になられる方もいらっしゃいます。その場合でもまったく同様のことになるのですが、皆さまにはそれぞれに複数の『奴隷』が配されるのです。それはなぜか──」
そこまで言って、マリアは少し言葉を切った。
彼女の笑顔は相変わらず輝くように美しかったが、その底には一種の皮肉がうごめいているようにも見えた。
「……みなさま、何故か一人では満足できなくていらっしゃるからです。多種多様の美形の『奴隷』。性格はまちまちですが、いずれも大いなる好意をもって勇者様に傅くこと。あれやこれやと勇者様の世話を焼き、甘い言葉で好意を伝え、さまざまに楽しませ、果ては命を賭しても勇者様をお守りしようと励むこと……。皆さま、何よりもそれをお望みになるものですから」
(……つまり、ハーレムか)
文字通りのハーレムだ。
俺はため息が出そうになるのをどうにか堪えた。
まあ、分からなくはない。そういう人間が多くないなら、世間にあれだけ「ハーレムもの」のゲームだの小説だのが流布していたはずがないのだから。
大した努力もせずに、異性に(場合によっては同性に)ちやほやされ、愛されてみたい。それは人の根源的な望みなのだろうか。日本で一夫一婦制が定められて以降でも、一度に多くの異性から好意を寄せられたいというのは、人間の中に本能的に存在する欲望だということか──。
まあ、俺自身は承服しかねるが。
「あなた様にも、すでに少なくとも三名の奴隷が決定しております。まずはこちらのライラ。ヒューマンですので魔法の類は使えませんし、今のところは剣や弓などの技能も持っておりません。そちらは鍛錬次第ですが。けれどその分、生活面での大きなサポートが期待できます」
「はいっ! お料理、お掃除、お洗濯……ひと通り、得意ですっ!」
ライラがいきなり会話に割りこんできて、必死に横から上目遣いにアピールされる。興奮のあまりだろう、顔の横でおさげ髪がぴょんぴょん跳ねていた。
「そ、……そうか」
大変嬉しそうなライラには悪いのだったが、俺は密かにげんなりした。なんとなく、親の勝手で意に染まぬ見合いでもさせられている気分だ。
そんな俺の顔を面白そうに観察しつつ、マリアは続けた。
「残りの二人については、今のところは『お会いになってからのお楽しみ』です。今後、早い段階で必ず行き会うことになるはずです」
「…………」
こんな感じの少女(あるいは女)があと二人。想像するだけで気が重くなる。
「彼女たちについては間違いなく、あなた様の戦闘を強力にサポートできる人員であるかと思われます」
「戦闘? そうか──」
その単語で、俺はぴりっと緊張した。
戦闘。例の「魔王」とやらと戦ってそいつを倒さねばならない以上、避けては通れない局面だろう。そのことは先ほどから、しっかり聞いておかねばならないと思っていた。
何しろ俺は、中学から始めた合気道を二年ほどかじっただけの人間だ。本物の剣など扱ったこともないのだし、戦い方のいろはから学び直す必要がありそうだった。
が、目つきから俺の意図を十分に読み取って、マリアは一段と笑みを深めた。
「ご期待をさせたところで、申し訳ありません。戦闘の詳しい説明については、また後日、時間を設けたいと思っております。なにしろこの地域には、今のところ魔族が入ってくる心配はありませんし。魔王とその眷属である魔族たちは、おもに北方を領土としておりますから」
「ふむ……」
「こちらとあちらの境にある防壁には、強力な防衛機構が存在します。さすがの魔族もそこを越えてくるのは難しいのです。十分に時間がある、とまでは申せませんが、これから道々いくらでも、お話しする機会はあるでしょうから」
「え、道々……?」
怪訝な顔で見返すと、マリアはにっこりと微笑んだ。
「あら。当然、わたくしも同道させていただきますのよ?」
「……そうなのですか」
「ええ」
幼さの残る顔立ちでありながら、そこに艶麗とでも言いたいような色が浮かんで、俺はふと胸を衝かれた。
やはりこの女、見た目よりもはるかに年齢を重ねているらしい。最初から敬語を使って応対したのは間違いではなかったようだ。
マリアは人差し指を自分の頬に触れさせるようにして小首をかしげた。それは十分に可愛らしい仕草だったが、兜の緒を締めた今の俺には皮肉にうつっただけだった。
「時間の話が出ましたので、ついでにお伝えしておきますが。ヒュウガ様、この『魔王征伐』には時間制限がございます。つまり、勇者様がこちらに来られてから魔王を倒すまでの時間が決められているのです」
「…………」
(やはりか──)
俺にとっては、むしろその方が自然に思えた。思えたが、今の自分の能力そのほかの手持ちを思うと、甚だ心もとない感じがした。
「それで、期限というのは」
「こちらの時間で、ちょうど一年。時の刻みについては分からなくなりやすいでしょうから、確認する際にはそのお胸の宝玉で確かめてくださいませ」
「……え、しかし──」
先ほど鎧の胸元についていた宝玉は、今は見えなくなっている。
「ご心配は要りません。いまは服の下になっておりますが、宝玉はヒュウガ様のお胸に直接ついているはずでございます」
「えっ……」
思わず制服のシャツの上からそのあたりをまさぐると、確かに胸の中心部分に硬くて丸い感触があった。
「それに触れて、目を閉じてみてください。脳裏に数字が現れるはず」
「……!」
言われた通りだった。それに触れたまま目を閉じた途端、とある数字の羅列が明瞭に脳裏に描かれたのだ。
──『364.22.13.51』。
最後の数字だけは、刻々とその数を減らしている。つまり、秒数ということらしい。
これは前から日数、時間数、分数、秒数という表示であるようだ。
(それにしても。一年……か)
その時間は、果たして長いのか短いのか。
いや、今の俺の状態から考えて、それは相当に短いのではないだろうか。
「これでおわかりになったでしょう。時間に限りがある以上、ヒュウガ様にはまだ様々なレクチャーが必要のはず。それには誰より、わたくしが適任です。あなた様の『奴隷』でこそありませんけれど、旅のお供にわたくしの存在は必須。そうお思いにはなりませんか?」
「……おっしゃる通りです。いや、むしろそうして頂けるなら助かります」
いや本当に、これは俺の本心だった。不気味な感じはぬぐえないが、この世界の知識や戦闘技能を習得する上で、彼女のサポートは絶対に必要だ。それは認めざるを得ない。
「それにわたくし、基本的には<巫女>なのですよ? さらに一応<治癒者>としての技能も修めております。決してお邪魔にはなりませんわ」
「あ、そうですよ! マリア様は素晴らしいヒーラーなのです。この村の人たちも、ひどい病気や怪我を何度も治していただいているのです。ああ、良かった! マリア様がいらしてくださったら、あたしもとても安心です……!」
俺が何か言う前から、ライラのほうでとっくに小躍りを始めている。無邪気なその様子をにっこりと眺めながら、やがてマリアは俺の方に向き直った。
「お話を戻しますが、ヒュウガ様。その『奴隷』のことなのです。さきほど三名と申しましたけれど、実はそれで終わりというものでもないのです」
「え?」
「勇者様お一人に対して奴隷が三名までと、特に決まっているわけではありません。お一人で五名、六名、いえ、場合によっては何十名と求められる方も多く……」
「なんだって──」
とうとう、俺は絶句した。
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる