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263 お茶碗さんごめんねとはなんぞや
しおりを挟むはいこんにちは。
今回もまた、よろしかったらのんびりお付き合いくださいませ。
だいぶ前に、ダンナのお茶碗を小さいものに変えたっちゅう話はさせていただきましたわな。今回はそのつづき~。
今日も今日とて、ダンナ作のごはんをいただいておるわたくしでしたが、ふとそのかわゆいダンナのお茶碗を見て思った。
(それにしても可愛いお茶碗やなあ……ちっこくてお花柄で)
いや自分で選んどいてなんやけども~(笑)。
ほんでですね、言うたんですわ。
「はあ、可愛いお茶碗やなあ」と思ったことをそのまんま。
「うん」とダンナ。
まあね、ちっこくなってしまった理由についてはちょっと悲しいさびしいキモチになるのでそれ以上は言及しないわけなんですが(苦笑)。
「しかしアレやね。お茶碗さんもちょっとびっくりやったろうね~。もっと可愛くて小さい……」
幼い女の子とか、と言いかけてハッとなるわたくし。
いやちがう!
そうやない!
「って可愛いやろがい!(ダンナが) 可愛いと言え!」
唐突にでかい声を出してまう。
もちろん、ご飯の入ったお茶碗を睨んでです。ああ、特にその日はお芋ご飯やったなそういえば。もちろんダンナ作です。ついでにお芋は職場の学校で生徒さんが育てたのんをおすそ分けしてもろうたやつでした(笑)。
ダンナ、一瞬箸が止まってきょとん顔。
ほんで「ぶふっ」と笑って「ありがと」やって。
いやいやいや。
ホンマのことやからさあ。
ダンナが可愛いのは宇宙の真理やからさあ。
そら幼い小さなお嬢さんの可愛さとはまたちがう可愛さかもしらんけども~。
ほんでもまあ、お茶碗さんにはちょっと気の毒やったかも。「可愛い」なんて個人的な感想まで強要されたらツライわな。
ごめんなさい、お茶碗さん!
だいぶ違う種類の「可愛い人」んとこに貰われてきてもーたんやもんなあ。ごめんねえ。
……という、今回はただそんだけのお話でしたとさ~。
ちゃんちゃん!
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