183 / 267
187 雪の日アクシデントとはなんぞや
しおりを挟むはいこんにちは~。
いや寒い日が続きますねえ。
先日は全国的に寒気が覆って大雪の地域が続出しましたが、みなさまは大丈夫だったでしょうか。
我が家は幸いみんな無事でしたが、雪のために、車ナシ民の交通の命綱ともいえるバスが運休しちゃいましてね……。
その日、朝はいつもどおりに起きて、ダンナはいそいそと私のお弁当なんかを作ってくれて、私も準備しておったのですが。
受験も学校のテストも終わって基本的に家でのんびりしておるムスメがやってきて言いました(あ、ちなみにムスメは完全に昼夜逆転して夜じゅう起きとっただけです・苦笑)。
「バス、止まっとるってよ! △がL○NEで言うとる」
△さんというのはムスメが幼稚園のときからお付き合いのあるなかよしさんです。高校は別々になってしまったのですが、それでもずーっと仲良くしていただいておりまして。うらやましいほどの親友ぶり。
お母さまとは幼稚園の役員でご一緒して以来、私も仲良くさせていただいてまして。安心感がハンパない。
というわけで。
「わ~△ちゃんがそう言うならホンマやな! ちょい調べてみよ……うわ、マジやあ! 止まっとるう!」
そうなのです。
我々は山の上に住まう「山人」なわけですが、ここから下界に降りるには車やバスが必要。
いや我が足でも下りられるけど、坂道キッツイ上に雪まで降っとるとなると危なさしかないやん?
そんな暴挙に及んだ日には、きっと私なんかす~ぐに「すってんころり」やらかしてまた労災のお世話になる羽目になる。
実際、子どものころの学校帰り、積もって氷になりかかったみたいな雪の上ですぺーんて尻もちついて、冷たいし痛いしで半泣きになったことあるしい。
ほんでも最近はだいぶ暖こうなってきてて、雪は滅多に積もらへんし、バスが止まるなんちゅうのもここへ引っ越してからは初めてやった。
昔はそんだけ寒かったんやね~、やっぱり。
積もる言うても関西やし、山の上でもそんなめちゃめちゃ積もるわけやないけどね。
我が家から下に降りるためのバスはわりとたくさんあるんですが、ホームページのお知らせを見ると今回はそのすべてが「運行休止」になっとりました。
「ほええ……。とりあえず学校に電話するわ~」
と職場に一報を入れる。
私の勤める学校は下界にあるもんで、遅くはなっても生徒たちは登校するらしい。
生徒たちは来られても、山の上の私は動かれへんっちゅう図になってもーた。
十時ぐらいまではそのまま様子をみとったんですが、結局やっぱりバスが動かへんもんで、もう一回ご連絡して教頭先生とご相談し、一日お休みってことになっちゃいました。
「こーなってくるとゴメンやねえ」
「ん? なにが」
ダンナ不思議そうである。
「せやかて○さんだけが働いてる状態やん、これ」
「あ~。そやなあ」
そう。ダンナはここんとこずーっとリモートワークなもんで、家には居るけど仕事なんですわ。
私は休みになってもーたし、ムスメは最初から休みやし、働いてんのはダンナだけになってもーた。あちゃ~。
「でもま、遊んどるとはいえ私が隣におるから、寂しくないやろ? 遊んどるとはいえ!」
後ろめたいことは二回言う(笑)。
けどダンナは素直やった。
「うん」
ってなんや嬉しそうである。
まあいつもや。
ってなことを書いてたら、まーた雪ふるらしいですなあ。
でも今回は週末やね。
ともあれみなさま、どうぞご安全にお過ごしください~。
ちゃんちゃん!
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜
珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。
2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。
毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)


地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件
蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。
このままだと、ほんとヤバいんだけど。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる