うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

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156 いきなりスパとはなんぞや

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 はいこんにちは~。
 読者様がこちらを読まれる時期はもちろん色々かと思うのですが、こちらを更新している今の時期はまさにゴールデンウィークです。
 ということで、今回は「GWぽっちゃり」! 
 お付き合いくだされば幸いです。

 さてさて。
 ようやく例の規制もゆるんだ今年のゴールデンウィーク。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 我が家はって言うと、「インドア派ファミリー」の名に偽りなきインドアウィーク!
 ……の、予定だったのですが。

 それはとある祝日のこと。
 その前日の夜中──いやむしろ当日の朝方が正しい(笑)──までネッ友とわーわーやってたムスメが、出掛ける約束があるとかでぬぼ~っと起きてきました。そのままシャワーを浴びに浴室に。どうやら出掛けるらしい。
 んが。
 しばらくして「あの~」と出てくる。
 ダンナと私、変な顔に。

「なんやなんや」
「えっとね、なんかお湯が出えへん。途中で出なくなった」
「えっ!」

 驚いてダンナが確かめに行くと、確かにお風呂の水がでなくなっていました。
「断水?」とも思ったのですが、ほかの洗面所や洗濯機、台所は別に異常なし。
 それもまたアータ、運悪く祝日なもんで、大家である会社にも電話がつながらへん。あ、我が家は借家なもんで。

 ダンナほかにも色々と調べて、故障の原因は分かったようです。部品があれば自分でも直せんことはないらしいんですが、何しろはずすんがめっちゃ硬いとこがあるらしいし、やっぱりプロにお願いしよかーと。
 あ、そうそう。
 素直に言い値で払わされるとアホみたいな高額請求になるらしいんで、まずは皆さん事前によく調べてから連絡してくださいね~。
「数千円で済んだ」って人がいる一方で「○万円払った」という人がいたので。

 さてさて。
 ムスメは一応ひととおり洗い終わっていたんで問題なかったんですが、翌日もまだ祝日がつづくし、こりゃ困ったなーと。

「学校行く前の日は風呂に入りたい……」

 とムスメも困った顔。
 ということで、

「ほな銭湯でもいこかー」

 という話に。
 ここに越してきて以来そんなん利用したこともあらへんかったんで、早速ダンナがネットで地元の銭湯を検索。
 ほうしたら、わりと簡単に行けるとこに見つかりました。

「ほな明日いこかー」

 とんとん拍子にそうなって、三人で行く気満々やったんですが。
 やがてダンナが「やめとくわ」と言いだした。

「へ? なんで?」
「だってほら、背中がこんなんやし」
「あっ」

 そう言えばそうでした。
 何年か前の虫食い事件から以降、ダンナの背中からお尻、太ももの裏側にかけて、いまだに赤くただれたみたいな痕がたくさん残っています。
 ずっと皮膚科にはかかっていますが、なかなか全快には至らず、まだまだ痒い様子。

「別に伝染病やないんやし、ええんちゃうん」
「いや、他の人はそう思わへんやろから」
「んー。まあ、確かにね……」

 気遣いの人やなあ、ダンナ。
 本来、お風呂は大好きやのに。
 かわいそうなんですが、年頃のムスメ一人で行かすんも心配なんで、仕方なく二人で行ってくることに。

 ところが。
 行ってみたら、これは「銭湯」やなかった。
 いわゆる「スパ」。要するに、お風呂も入れるリゾート・リラクゼーション施設やった。ひょええ!
 あの人気漫画(映画にもなりましたね)「テルマエ・ロマエ」ばりに、私はコーヒー牛乳、ムスメはフルーツ牛乳飲んでアイスまで食べて帰ってきました。楽しかった~。
 もうちょっと時間があったらリラクゼーションルームで横になって、テレビ見たりマンガ読んだりしたんやけど、時間的にもう無理やったんで素直に帰る。
 さすがに夕食はダンナと食べてあげないと可哀想やし。

 あ、そうそう。
 行き掛けに、ここのところ例の疫病のために何年も行われてなかった地元のだんじり祭りの山車を見ることもできて、色々ラッキーでした~!

 スパでは正直、そんなに他人の裸をジロジロ見てる感じの人もおらんかったんで、今度はダンナも誘おうかな~と思います。
 さびしがりやさんを一人で留守番させるのは、なんや罪悪感がハンパないしね(笑)。

 というか、はよ風呂直してもらわんと~!
 ではでは。

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