うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
152 / 267

155 あのポーズとはなんぞや

しおりを挟む

 はいこんにちは。
 なんやめっちゃ暑くなったかと思うたらめっちゃ寒くなるという体のついていかん日々ですが、みなさまお変わりないでしょうか。

 今回は土曜日の朝、ちょっとあったことのご報告です。
 よろしかったらまたおやつの時間にでも見てってくださいな~。

 さてさて。
 平日はいつも大体五時半ぐらいには起床する私ですが、この土曜日は六時半ごろに目覚めまして。
 ちょろっと洗面所へいってもどってきましたら、ベッドルームの前でなんや手を広げてる人がおる。

 言わずと知れたダンナですな。
 朝のハグを求めてそこで待っておったらしい。
 それがなんや、どっかで見覚えのあるようなポーズでして。

「なにその、リオデジャネイロのキリスト像みたいなポーズ」

 そう!
 あの有名な、南米の国の山の上にある巨大な像、ありますやん?
 ちょうどあんな感じやったんですよ。
 いや、腕はもうちょっと斜め下にさげてたけども。
 ほうしたらダンナ、急にその腕をばたつかせはじめまして。

「レッサーパンダの威嚇やで」

 なんや「シャー! シャー!」とか言うとる。
 ……なんなん??
 いや、まあでっかいキリスト像よりかはそっちのんがかわええけども~。

 え? そんでハグはしたのかって?
 そりゃまあ一応してあげましたよ。 
 せんかったら泣くもんね!

 ちゃんちゃん。

 ……と思ったけど、ちょっとおまけ。
 「泣く」でいま思い出しました。
 先日、体調が悪くてしんどかった数日間、いつもは作ってくれるお弁当をさすがにダンナも作れなくてですね。

 ダンナ「ごめんね」って言うので、
「ええよええよ、そんな無理せんと。しんどいときは休まんと~」
 って答えて、自分で行きがけにテケトーに何か買って職場へ行ったのですが。

 体調が回復してからダンナ「お弁当つくれなくてごめんね」ってまた言うので、

「いやええってば。しんどい時は無理したらあかんてば」

 って言うたら、

「いや、だって。『お弁当ないよ』って言ったら君、悲しそうな顔するやん」

 って言われてもた。
 ……え? そんな悲しそうな顔してた??
 自分じゃよくわからへん。
 久しぶりにコンビニのサンドイッチとか買うて、わりと楽しく過ごしていた記憶しかなかったもんで、意外でした~。

 いやいやいや。
 参りましたわ~。

 ではでは!
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

【プロット】ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ
ファンタジー
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。 今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<かぷせるあにまる>に封入する。 けれど、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらず、五つのかぷせるあにまるに分割して収められることとなった。 でも、ミコナの母親の魂を収めたかぷせるあにまるは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうな動物達の姿に。 こうして、ミコナと五体の<かぷせるあにまるず>による、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのだった。       こちらはかなりまとまりがなくなってしまったので、プロットということにします。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件

蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。 このままだと、ほんとヤバいんだけど。

処理中です...