うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
128 / 267

131 チチ引っぱるねんでとはなんぞや

しおりを挟む

 はいこんにちは。
 毎度お騒がせしております~。
 ほんで今回もまたバカ話ですが、よろしかったらお付き合いください。

 さてさて。
 夏というと私は仕事上わりと長い休みを入れることにしています。
 「しています」っていうのは、ある程度自分の働き方を自分で決定できる職種だから。学校がお休みで図書館を開けないとなると、絶対に行かねばならないというわけではなくなるからです。
 年間の出勤日数や時間数にも制限がありますし、ちゃんと休んでおかないと年度末にヤバいことになるし(笑)。完全に「サービス出勤」せざるを得なかった同業のかたを何人も存じ上げておりまして……。

 ということで。
 夏休みは、職員の健康診断の時期にもなっておりまして。
 事前に連絡があって全員が受けることを推奨されている成人病予防のための健診と、個別に申し込むそのほかの健診がございます。個別のほうは有料です。

 今年はほんで、私は思いきって乳がん健診を受けようかな~と考えておりまして。申し込みをしておりました。
 基本的にはマンモグラフィーと医師による触診。

 そう、マンモグラフィーです!
 あれ、ご存知の方はわかりはると思うんですが、めっちゃ痛いですよね! ね!?
 思いっきりチチひっぱられて引きのばされて、機械の間に挟まれてまた思いっきり平たくギリギリと絞られた状態でやっと撮影。

「痛いですけどがんばって」
「あともうちょっとですからね」
「はい、終わりましたよ~。大丈夫ですか?」

 って技師さんにめちゃめちゃ応援されつつ。
 それがそれぞれ縦横たてよこで合計4回。
 終わったら、ほんまちょっと足もとふらついた。

 まあ大変です。めっちゃ痛い。
 そりゃまあ陣痛や出産の痛みに比べればマシやけども。
 あっちはもう叫ぶもんね、マジで!

 ほんで。
 前々から
「痛いんやで~、いやや~」
 って言い続けてはいたんですが、当日やっと終了して帰宅し、帰って来たダンナにも例によってひと通り
「がんばった! 私はがんばったんだ!」
 と訴えていた私。

 うはは、うっとおしいやつや。
 でもダンナは
「うんうん。がんばったね」
 と話を聞いてくれておりました。

 ほんで夜。
 寝るだんになって、私はダンナのチチをむんずとつかんだ。
 いやそこは奥さん(だれが奥さんだ)、ぽっちゃりですから!
 それなりにつかめるチチをお持ちなもんで!

「ん? なに?」
「せやからここをね、こうぎゅーっとひっぱって」
「あわわわ」
「ほんでマックスまで平べったくのばして機械にはさんで」
「むがー」
「ほんでめっちゃめちゃプレスされて、『はい止まって~』やで。こう! わかる? これを縦と横と二回やるわけ」
「うん……これは痛いね」

 いろいろ理解してもらった、実地で(笑)。
 あと、お医者さんの触診もあったのでそれも再現。
 待合室では自分で触診するための映像も流されていたので、それも参考にダンナのチチを触診しました。

「ここをこう、腕を上げた状態と下げた状態でゆっくりさわっていく……」

 もみもみもみ。
 ダンナ、しばらく私のしたいようにさせた挙げ句、ひと言。

「いやちょっと待って。それただ君が楽しいだけやん」

 やっぱり突っ込まれた。うははは。
 はいそうです。私が楽しんでいただけですごめんなさい!

 そういえば、男性でも乳がんって発症するらしいですね。そうすると、男性でもマンモグラフィーってやるんでしょうかね??
 いや、でも大きさがあまりにも足りないよね。あの機械に挟むにしても無理がありそう。実際はどうしているのか興味がありますなあ。

 ということで、今回はここまで~。
 ではでは!

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件

蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。 このままだと、ほんとヤバいんだけど。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

処理中です...