112 / 267
113 鼻からのあったやんとはなんぞや
しおりを挟むさてさて。
前々回、胃カメラ騒動の顛末をちょいとお話ししたわけなんですが。
その後、検査結果を聞きに行く日がありました。
わたくし「もう絶対ここで『もうムリ』って主張しよう! そうしよう!」と心に決めておりまして、ちょっとドキドキしつつも朝から病院へ。
予約してあったにも関わらずえらい待たされるなーと思いながら待ってたら、今回からまた担当の先生が変わっておりました。
なんや、いかにもお若い女性の先生で、そばにいてはる助手(?)の方に医療ソフトの入力方法から丁寧に指導されつつの診察でした。そら時間かかるわなーという感じ。
でもニューフェースっていいですな。
若い人が頑張ってはんのは、見てて頼もしいですなあ。
まあ、それはそれとして。
前回の胃カメラでどんなに大変やったかをとりあえずご説明して、なんとか胃カメラの頻度や方法を変えていただけないかをご相談しました。
ところで胃カメラって、鼻からのんより口からのんのほうが、検査結果が正確に出るらしいですね。まあこの先生の弁によればですけど。
わたくしかつてピロリ菌の除去をしてもらったことがあり、血液検査の癌マーカーも上がってくるわけではないんやけどやや高めということで、年一回の胃カメラは続けたほうがよいとの診断らしいです。
でも、口からは少なくとももう無理やで~。かんべんして~。
あんなんもう無理~。
この通り申し上げたわけではないんですが、切々と訴えて泣きつく私。
「え~っと、そうですねえ……。おつらいですよねえ」
先生、困ったお顔になる。
お若い先生だけに、おひとりでは決定できなかったみたいで、結局翌日にもう一度別の内科の先生とご相談になりました。
結果、一応来年は鼻からに! やったあ!
なんやもしかしたら、検査のときに使う鎮静剤とか麻酔とかのアレルギー症状なのかもしれないとは言われましたが、時間が経ちすぎてから症状が出ているため確率としては低いそうな。ほほー。
って言うか、鼻からのんあったんやん……(苦笑)。
もー。あるならあるって早よ言うてえな。
ということで来年のこの時期にまたやってみて、どうなるか経過観察まちです。
は~、気の長い話。
あ、そうそう。
ダンナ、面接は通りましたがこのほど例の会社に正式採用となりました。
今月下旬から働き始められるようです。やったあ。お給料も一応まともな額みたいやし。交通費も出るみたいやし(つまり以前はそうじゃない会社も……ってことですなあ・超苦笑)。
家にダンナがおらんとなると、また色々大変になりそうではありますが、まあそれなりにがんばろー。おー(死んだ目)。
そういえば職場の学校にも新年度で新しい先生方が何人も入られましたが、小さいお子さんがいる女性の先生、作業しながらダンナさんの愚痴が炸裂してはりました(笑)。
曰く、
『え? ゴミ捨てしただけでほめてもらおうとしとん? そのあとの新しいごみ袋のセッティングはしたん?』
とか、
『お弁当箱が二段から一段になっていややて言うんやったら、アンタが自分で弁当箱洗ってね?』
とか、
『ほんでも、洗ったら洗ったではじっこに油が残ってたりしてキーってなるう! ま、あたしが食べるわけやないからもうええけど』
『こっちはもう「母親」になっとんのに、あなたはいつ「父親」になるん? はよなって!』
とかとか……。
そういうメールを返すと、だんな様は、
『はい。私の力不足です。大変申し訳ありません』
という返信をされるそうです(笑)。なんや返信メールが全部丁寧語やねんと。
ちょっと笑ろてもた。どんな顔して打ってはるんやろ~。
ところでこのお話になったとき、私はさすがにそこで「いやうちのダンナはね……」とは言えませんでした(笑)。
だってそんなダンナマウントとったら悪いし~。
まだよく知らん先生やし~。
こっちのダンナは掃除、洗濯、炊事、料理、全部ばっちりこなして最後にシンクを綺麗にするところまでを料理だと認識してます、とかさ~。
イヤミやんはっきり言うて。
まあでもね。学校の先生なんて大変な仕事をしてはる奥さんなんやから、ダンナさんもええ加減がんばらんとね~。
と、そういう話をしたらダンナ、
「ははは、おもろい。会うてみたいわ」
と笑っておりました。
「なんやったらちょっと教えてあげるで。コツとか」ですと。
家事はちょっとしたコツなんやそうです。
へー。
さすがプロ(?)の言うことは違うわ~。
ということで、こちらはいろいろオモロいことが始まりそうな春でございます。
みなさまにとっても、どうぞ良いことのある新年度でありますように~!
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説


運営に【通報】したけどスルーされてしまった件
蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。
このままだと、ほんとヤバいんだけど。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜
珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。
2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。
毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる