うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

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105 少女漫画ダイスキーとはなんぞや

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 あ、まだネタがございました。
 もう少しお付き合いをよろしくお願いします~。

 先日、いっしょに萩尾望都先生の番組を見ていてそういう話題になったのですが、ふとダンナが申しました。

「ああ。僕、少女漫画誌買ってたから」と。
 高校生のときらしいです。

「へ? 少女漫画ですか? 少年誌やなく?」
「うん。『り○ん』とか『別コ○』とか。まあ少年誌も買うてたけど」
「えええ! そんなん、私でも買うてへんわ」

 いやまあ、「私でも」っていうのは、かなり語弊ありますけどもね。別に少年誌だって、そんなに買うてなかったわけやし。

「買うても、大学生とかだいぶ大きくなってからやし、『花○め』や『L○La』が中心やったわ。あとたまに『ジ○ンプ』。って言うても、基本的に雑誌はあんまり買わずにコミック派やったけどね」

 実は私、子どもの頃は漫画は買うてもらえなかった子だったんですわ。
 漫画家・美内すずえ先生もそういうご環境で、それで自分で漫画を描き始めた……みたいな話を聞いたことがありますが、ちょうど私もそんな感じでした。
 プロの作品を買っては読めないから、自分で考えて描いて楽しむ。白いノートに毎日描いて、学校に持って行って友達に読んでもらう。これは今の小説の執筆にもつながっているような気がします。

 で、小学校の高学年になってやっと貰いだしたお小遣いで、本屋さんで考えて考えてようやく買ったのが、あの「はいからさんが通る」や「あさきゆめみし」などで有名な大和和紀先生の一巻完結のコミックスだったの、いまだに覚えてるな~。もうタイトルは忘れてしまいましたけども。
 なんで一巻ものだったのかというとですね。続き物だと、何冊も買わないといけないでしょ? 子どもの少ないお小遣いでは、そんなに買えないわけですよ。だから一巻で完結してる話にしたんですよね。
 あとで考えたら、絶対に続き物のマンガのほうが面白かったはずなんですけどもね(笑)。「あさきゆめみし」は、成人してから揃えました。

 おお、ま~た話がそれとる。

「で、その少女漫画誌でなにを読んでたん?」と訊いたんですが、
「『伊賀のカ○丸』とかかな? ほかにも色々あったけど忘れたわ~」とのこと。

 おお、知ってるわそれ。私も楽しく読んでいたような記憶が少し。
 そういうのが今のダンナの一部を形作っているのは事実なので、他のもちょっと興味あったんですが、残念!

 今回はそんなお話でした~。
 ではでは!

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