うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
99 / 267

99 ヲタな一日とはなんぞや

しおりを挟む

 こんにちは~。
 某所で書いていた長編小説が一旦の区切りとなりまして、ちょっとこのところ「ぽっちゃり」も多めの更新になっていますね。
 あっ、それで相変わらずな内容ではありますが、とうとうこんなエッセイが連載100回目を迎えてしまいました!
(※ただしこれは「小説家になろう」のみです。他サイトさんの「ぽっちゃり」は、諸般の事情のため1話か2話、少なく更新しておりますため、まだ100話になっておりません! 悪しからずご了承くださいませ)

 なんかもう信じられませんね……。
 最初のうち、「まあ8話ぐらいで完結させよか~」とか思っていたのが嘘のよう。
 なんやかんや思いつくまま書いているうちに、とうとう100話になってしまいました。
 それもこれも、いつもお立ち寄りくださり、励ましのお言葉や温かなご感想などを送ってくださった皆様のお陰です。本当にありがとうございます……!

 さてさて。
 で、今回は完全な「ヲタ」のお話。
 前にも申しましたが、我が家はダンナも私も、そしてムスメもめっちゃ「おたく」な一家です。
 特に娘は幼少期からオタク好みのアニメや特撮で煮しめられるように育ってきましたもんで、もうすっかりどこに出してもはずかしい(笑)立派な限界オタクに成長いたしました。
 
 このところはムスメ、「仮面ライダーゼ○ワン」という特撮番組にはまりまくっておりまして、最近公開された映画にもとても行きたがっておりました。
 ところが、お友達と行くのならそれでいいかな~と思っていたところ、結局そのお友達が(こづかいが足らないとかで・汗)来られないことになり。
 女の子を一人で映画館に行かせるのもなんなので、私が松葉杖をつきつつついていくことになりまして。
 考えてみたら、あの特撮ライダーの映画を観にいくのって、結婚前にダンナと行ったとき以来ですわ。おデートで、「アギト」と「龍騎」を一緒に観に行った記憶があります。

 当日は、実は彼女が三回目の子宮頸がんワクチンを受ける日だったもので、まずはダンナと私、ムスメの三人で朝早くに出かけました。その後、ダンナだけは自宅へ戻り、私とムスメで映画館のある駅まで電車で移動。

 今回、ムスメが気にしていたのが物販でした。
 実はその前日に、彼女は学校帰りに物販だけのために映画館まで出かけていって、残しておいた今年のお年玉の残りを全部つぎこんでアクリルキーホルダー(アクキー)やらクリアファイルやらを購入しておりました。
 最近はアクキーって、目隠し状態で売ることが多いのですよね。
 要するに、全13種とか作っているのに中身が見えないようにして販売し、買って開けてみなければ欲しいものが手に入ったかどうかわからない、覆面売り。
 要するにガチャですよねえ。少ないお小遣いで一生懸命に買っているムスメみたいな子にとっては、ちょっとつらい売り方。
「手が、手が震える!」と言いながら家で開けてみたムスメでしたが、前日は、彼女の欲しいものはあと少しだけ足りませんでした。

 ということで、映画が始まる少し前にふたりで映画館に到着し、クリスマスプレゼントの一環ということにしてアクキーを買い足して、その場で開けて確認。
 結果、ムスメの推しの残りふたつがちゃんと出た!

「よし! よしっ!」
「勝ったあ! っしゃあ!」

 と、その場でハイタッチする母子でした(苦笑)。
 小さな坊やをつれたパパさんがそばに居ましたが、恥ずかしさとか吹っ飛んだ。

 で、肝心の映画は……映画はね?
 もうね、控えめに言っても、どちゃくそ良かったです!

 あ、ネタバレはしませんのでご安心くださいね。
 今年は色んなこともあって、途中で撮影がまったくできない時期もあり。製作スタッフの皆さん、出演者のみなさん、かなりストレスが溜まっていらしたことは想像に難くありませんでした。やりたいことがかなりできなかったことでしょうし。
 映画は、まさにそれらを吹き飛ばすかのようにして、凄まじく集中力のあるドラマティックな仕上がりになっておりました。
 ゲスト出演してくださっている俳優さんたちも深みのある素晴らしい演技で、大人も十分楽しめるつくりとなっていました。

 大満足で家路について、買い物などもしてヘロヘロで帰宅。
 ダンナはひとりでお留守番でした。
 ダンナのためには、美味しいメロンパンをお土産にいたしました。
 いや、本人が「べつに僕は映画は観なくてええよ」って言うたんですよ!
 ほんまに!

 ということで、映画はほんまにおススメでした~。
 ではでは~!
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

【完結】お飾りの妻からの挑戦状

おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。 「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」 しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ…… ◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています ◇全18話で完結予定

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件

蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。 このままだと、ほんとヤバいんだけど。

処理中です...