うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
91 / 267

91 お風呂の入り口でめそめそとはなんぞや

しおりを挟む

 こんにちは。
 台風が接近してなんだか寒くなったなと思ったら、また気温が戻ってきましたね。気温の乱高下があると風邪をひきやすくなります。
 みなさま、どうぞお気をつけて~。

 さてさて。
 ダンナは初めてのリモートワークを一週間経験しました。
 とりあえず、朝は仕事が10時からなので、そこまでは家の掃除やら洗濯やらをくるくるこなし、夜もきちんと晩ご飯を作ってくれております。家の中が次第にきれいになってゆく……。
 なにこれ、超理想のワーキング主婦……?

 しかしよく考えたら、毎日4~5時間も掛けて体力も使って通勤してるのって、人生においてかなりの浪費をしてるんやなあと、ダンナを見てたら実感しますよね。
 その時間を一年分、十年分……って掛け算したらちょっと気が遠くなるもん。
 そうやありません?
 いやまあ、歩かないのは健康によくないので、自力でウォーキングなんかはせんならんやろうけども。

 ところでさすがは「寂しがり屋のぽっちゃり」。体が楽になったんはええけれども、ひとりで家にいるのはやっぱり寂しいみたいです。
 とは言うても私が昼過ぎに帰ってくるので、一人でいる時間なんて大したこっちゃないんですが(笑)。
「今度、○日はお休みになるよ」と言ったら、「パアァ」ってめっちゃ嬉しそうな顔になる。ほんまマンガみたいやし。
 あかんやん。
 私は時給で働いてる身やねんから、あんまり休んだら実入りが減るやん!

 さてさて。まーためっちゃ話がそれとるし。
 今回のは何かと言いますと、お風呂ですね。
 前にも言うたと思いますが、我が家では夫婦一緒に風呂に入ります。
 先日も、ムスメが出たあと「さて入ろうか」と二人で脱衣。
 
 わたくし、たまたまその時よそごとを考えておりまして。別になんの他意もなく先に風呂場に入って、なんの気なしにひょいと風呂場の扉を閉めかかった。
 そう、ダンナの目の前で。

「……え? いま、閉めようとした?」
「あれ? あ~ごめんごめん、ぼーっとしとったわ」

 と、まあ笑い話で終わりましたが。

「んでも本気でバシーンて目の前で閉められたら泣くでしょ、アナタは」
「うん」

 即答である。相変わらずである。
 すっかりお洋服も全部脱いで、まっしろぽっちゃりのおなかとぷりっとしたお尻を丸出しにして、ドアのまえでめそめそ泣く絵づらが浮かんでしまいました。

 いや絵づらが浮かんだからって、絵は描かへんて!
 描かへんっていうてるやん!(どこぞの芸人か私は)

 と、今回はまあそんなお話でした。
 ちゃんちゃん。



しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件

蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。 このままだと、ほんとヤバいんだけど。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

処理中です...