48 / 267
48 手のひらサイズとはなんぞや
しおりを挟むこんにちは。
前回「夏休みも終わりですね」とか書いていましたが、もう秋も半ばといったところ。朝晩が寒くなってまいりましたね。
皆さまお元気ですか?
通勤中、ごほごほ咳してる人をけっこう見かけるようになりましたし、みなさんもどうぞお気をつけて。
さてさて、うちのぽっちゃりダンナは、この7月にまた無職になりましてですね~。
いやもう、困った困った。それからずっと職探しをしておりますが、まーだ次の引き取り手が見つかっておりませぬ。
だもんで、今や彼は我が家の押しも押されもせぬ「主婦」もとい「主夫」になってもーております。
このエッセイをお読みくださっている皆様はよーくご存知のとおり、まあ家事はすべてパーフェクトにこなす男なので、私は後顧の憂いなく毎日仕事に行けております……って、それなんかチガウやん!(泣)
私の給料では、ダンナとムスメを養うとこまでは無理なんですってば。もう!
よろしかったら、どなたか拾ってやっておくんなまし~。
もうほんま、お願いします。
さてさて。
ほんで、今は面接のない日には絶賛家で家事やらゲーム三昧やらのダンナ。
でも、お忘れじゃありませんよね?
ダンナはもう、めちゃめちゃなさびしがり屋さん。
ムスメも私も学校や仕事で家を空けている日中は、そらもうさびしくてしょうがないみたいです。
そして朝はほとんど毎日のように洗濯物を干しながら、
「今日の晩御飯なんにしょう……? ●さん、なにがいい?」
って相談される。
もはや完全に主夫! まぎれもない主夫!
いや仕事してたって夕食つくってくれてたのはダンナだったので、大して変わってないとも言うが(笑)。
ほんで、タイトルの「手のひらサイズ」なんですが。
この間、ふと思いついて言ったんですわ、私。
「そんなさびしいんやったら、もういっそ、私のカバンに入って一緒に仕事いく? 手のひらサイズやったら入れていけるんやけどなあ」って。
「うんうん、行く!」
ってソッコーで目をきらきらさせて返事される。
いや冗談ですがな。
怒られますがな、生き物なんかつれてったら!
でもまあ、かわええでしょうねえ。
ぽっちゃりぷりぷりした手のひらサイズのダンナ。もみもみしたらアルファー波とか出てストレス軽減できそうやし。
仕事先でExcelを使うことが多いのですが、ときどき「これ、どうやって操作するんやっけ?」ってことがありますでしょ。え、ない?
はあ、まあそういう優秀なかたには分からん悩みですな、これ。
ともかく、そんな時かてすぐに聞きやすいし。
だって職場で一番そういうことに詳しい人が、めっちゃ気難しいおっちゃんやねんもん。
ありがち! 超ありがち!
で、「あれ?」っと思ったらすぐに手元のダンナに聞くと。
「ねえねえ〇さん、このシートとこれとくっつけたいとき、どーするんやっけ」
「だからグー〇ル先生に聞きなさいって!」
「えー。だってめんどくさいねんもん」
「いや、あのねえ……」
とかぶつくさ言いつつ、嬉々として教えてくれそう。
便利やん! それええやん!
ありやね、あり!
と、ちょっと本気で考えました。
「妄想もタイガイにせえ」っていうお声が聞こえてきそうや。
そもそもそんなん、同僚のかたに見つかったらエライことやし。
わははは。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜
珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。
2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。
毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件
蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。
このままだと、ほんとヤバいんだけど。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる