うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
37 / 267

37 オトコマエとはなんぞや

しおりを挟む


 ということで、つづきです。
 多分今度こそ、今年最終最後の「ぽっちゃり」!

 今日のお題は「オトコマエ」。

 もちろん、うちのダンナの話ではありません。
 先日の「イケメン」ともまた違います。

 なんやそのダンナとつらつらと最近の職場の話なんかをしていた時のこと。
 何かの拍子に、ダンナがふとそう言ったんです。
 ええ、ほかでもない、私のことをね!

 なんや会社にも、がっつり仕事の出来る気風きっぷのええ女子衆おなごしがいらっしゃるんやそうで。
 いつもダンナが言うんですが、そういう女性のほうが変な男よりよーっぽど仕事ができるし信頼できると。なんかあって「うわ、どないすんのんそれ!」みたいな大変なことになっても、最後の最後に救ってくれるっちゅうか頼りになるのは女やと、それはいつも言うてることです。
 ダンナがこの話をするときいつも思い出すのが、スタジオジブリのあの「紅○豚」。
 あの中でもありましたよね。「女のほうが頼りになるんだよ」とかなんとかいうセリフが。しびれる! やっぱりわかってる人はわかってはるう!

 まあそれで、その気風のええ女性の方と普段話をしてる中で、ダンナ、ときどき私のことを話題にすることがあるそうなんです。

 ほんなら当の女性(仮にAさんとしましょうか)、
「わあ、それ絶対あたし、奥さんとええお友達になれるわあ!」
 と、こう言いはるんやそうです。

「いや、ちょっと待て。一体なにをその方に吹聴したんや」
 と尋ねましたら、ダンナ、
「え? いや別に、変な話はしてないよ? だから、普段こんな仕事してて、こんな話してて~って話」
「ふむ?」
「ものの考え方とか、普段してる話とか、すっごいAさんに似てるなあと思って。話してみたら、めっちゃ共感してはったし」
「はあ、そーなんや」
「だって、めっちゃ男前やもん、●さん」
「……は?」

 なんですと?
 仮にもヨメを捕まえて「オトコマエ」てなんや。
 まあええけど。
 一応、褒め言葉やし。
 「漢」と書いて「おとこ」と読む、あっち系の話とか大好きやし。いや、今それは関係ないか。

 そういうアナタは家にもどったら完全に乙女で家事もパーフェクトなかわいこちゃん(作者の目、大々的に濁っていますので、このあたりの奇妙な発言は大いにご容赦くださいゴメンナサイしかも死語)やねんから、丁度ええって言えばええけども。

 これぞ「割れ鍋に綴じ蓋」……って、ちょっと違うか(笑)。
 なんやこれ、前にも書いた気がする。

 ちゃんちゃん。

 ということで、今度こそ皆々様、どうぞよいお年をお迎えください~!

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件

蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。 このままだと、ほんとヤバいんだけど。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

処理中です...