うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
22 / 267

22 ヲタなカラオケ大会とはなんぞや

しおりを挟む


 やれやれ。
 初出勤の一週間が終わりました。
 まーなんとかなりそうでほっとしております。
 職場の皆さん、ええかたばっかりやったし。めっちゃラッキーや。
 PTAも回避できたことやしね! ここ、めっちゃ大事!


 で、今回はカラオケのお話です。
 カラオケ言うても、まあヲタで煮しめたような我が家のこと。当然ながら、そのラインナップたるやヲタまみれです。

 まあヲタな方はご経験があるでしょうけれども、別にヲタでもなんでもない人たちとの付き合いで行くカラオケ、私たちはあんまり面白くありません。
 まあ歌と歌うこと自体は好きやし、最近のアーティストの曲でも好きなものはあるんですが、わざわざ金払かねはろうて、貴重な時間をさいてまで歌うんやったら、やっぱりヲタな歌を歌いたい。
 「マジー○、ゴー!」とか「ブイブ○ブイ!」とか言いたいわけです。

 そうでっしゃろ?
 え、違う?

 それこそ職場でヲタであることを隠している身だったりすると、あの「一般的な最近の曲ばかり」のカラオケって、苦痛でしかないんと違います?
 貴重な人生の時間、無駄にさせられてるとまで言うたら悪いんやけども。

 ダンナももちろんそうなので、うちでカラオケにいくともう徹頭徹尾、ヲタ臭い選曲のラインナップとなります。
 アニメと特撮の歌をひたすら、三時間でも四時間でも歌い続けられます。
 まあ年代が違うので、私たち夫婦はなつかしい系の歌に集中しますが、子供はやっぱり最近のボカロの曲だとかが多いですね。なんやずーっとキンキン高音でやたら早口でメロディあるんかないんかわからず、私には理解不能な曲が多いのですが。
 あ、別に悪い意味ではありませんよ?
 年齢とともに、誰しもああいう高音域の多い早い曲は好みから外れてゆくものらしいんで。まあ自然な流れっちゅうやつですわな。

 ダンナは実は、歌を歌うことはさほど好きではありません。
 私の父もそうなんですが、どうもあれです、思った音程と喉から出てくる音程がずれてしまうタイプのかたなもんで。
 別にそれでもどんどん歌えばええと思うんですがね。
 一緒に歌える歌、いっぱいあるんで、わたしは。

 で、それもあるしで、「一般的な選曲のカラオケ」になんか一ミリも興味のないダンナは、最初に職場でカラオケに誘われたときにはこう言うそうです。

「そんなにワタシの『奇跡の美声』が聴きたいと言うんやね?」と。

 ほんで、一曲目からいきなり先ほどの「マジー○、ゴー!」をやらかすんやそうです。
 もちろん、周囲はどん引き。
 そして二度とお声は掛からない。
 まあ、最初からそれをねろてるわけなんで、思う壺というやつです。

 いや、私やったら大喜びですけどね。
 一緒に嬉しそうにハモるだけやけどね!
 結婚前やったら間違いなく、その時点でこっちから「けけ、結婚してください!」とか言いかねん勢いやったんではないかと。
 いや、そこまではないか(笑)。

 あ、それと、同じ番組なら、圧倒的に「Zの○ーマ」が好きです。
 「ス○ーウルフ」とかも、めっちゃ好きです。
 あと、「キ○イダー01」と「仮面ラ○ダーBLACK RX」も。
 普段、カレーなんか温めながらも歌っているので、娘も普通に歌えるようになってもたけど。
 そんな中学生、なかなかおらんで。あははは。

 アニキは当然ですが、ささきいさおさんも、ヒデ夕樹さんも子門真人さんも、どんなほかの歌い手さんよりも尊敬しておりますとも!
 声に色気があるんですよねえ、みなさん。
 ああいかん。こういう話題、力が入りすぎて困る。
 いつまででも語っていられるので、このへんでやめておきます。

 とかいいながら、最後にひとつだけ。
 最近のカラオケ屋さんは食べ物が充実していますよねえ。
 途中で普通にファミレス行ったぐらいの食事ができて、さらにデザートにちゃんとしたパフェまで食べられて、値段そんなに変わらないんなら、やっぱりカラオケに行きたくなりますわなあ。親子水入らずでのんびりできるし。
 とはいえ娘の歌うキンキン曲で頭が痛くなるので、そんなに長居はできないのでした。
 ちゃんちゃん。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

戦国布武【裏技】武将物語

MJ
エッセイ・ノンフィクション
戦国布武のゲームの裏技や物語

処理中です...