上 下
2 / 13

ある雪の降る夜に。2

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ネオンと星空

Rg
現代文学
歓楽街で生まれ育った家出少女は、汚れきったその街で何を思うのだろう?

わたしは花瓶。呪文のように言い聞かせる。

からした火南
現代文学
◇主体性の剥奪への渇望こそがマゾヒストの本質だとかね……そういう話だよ。 「サキのタトゥー、好き……」 「可愛いでしょ。お気に入りなんだ」  たわれるように舞う二匹のジャコウアゲハ。一目で魅了されてしまった。蝶の羽を描いている繊細なグラデーションに、いつも目を奪われる。 「ワタシもタトゥー入れたいな。サキと同じヤツ」 「やめときな。痛いよ」  そう言った後で、サキは何かに思い至って吹き出した。 「あんた、タトゥーより痛そうなの、いっぱい入れてんじゃん」  この気づかいのなさが好きだ。思わずつられて笑ってしまう。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

XNUMX

一貫田
現代文学
(毎週、水曜日に更新!)2010年代、フリージャーナリストとしての仕事が軌道に乗ってきた「俺」の前に小学校の同級生だったマツシタが現れる。彼の依頼は、時々メディアでも扱われる、幼少期から(アレ)を持っていた人間たちは、なぜ大人になると(アレ)を失うのか。それについて調べて記事にして欲しいという物だった。旧友に頼まれて軽い気持ちで始めた取材から「俺」は大きな運命の波に飲み込まれる。時間、場所、空間、様々な既成概念を乗り越えて交差するオトナのSFエンターテイメント・ミステリー。

四十九日のモラトリアム

笹木柑那
青春
私は三日前に死んだ。  死んでからの三日間、私が何をしていたかというと、することもできることもなくただ家の前の空に浮かんでいた。  けれど私は、私が見える人を見つけた。 ただ漂うだけだった私に、彼は協力してくれるという。 「未練があるんだろ? 手伝うよ」 何故彼はそんなことに付き合ってくれるんだろう。 わからないながらも彼との日々を過ごすうち、彼に何らかの意図があることを感じ取る。 彼が本当にしたいこと。 私の本当の未練。 そのことに気が付いたとき、モラトリアムは終わりを告げる。 ※無断転載・複写はお断りいたします。

ぬしに会わねば真の闇

手塚エマ
現代文学
富山県八尾町で伝承される、民謡行事『風のおわら盆』。 三味線、太鼓、胡弓、尺八、そして長唄。 男衆は法被(はっぴ)。女衆は浴衣。 男女ともに、三日月型の編み笠を目深に被り、 顔を隠して町の小路を、踊りながら練りまわる。 一年で、三日限りの恋をする。

高瀬舟

水戸けい
現代文学
 病になり、働けなくなり、頼るものもなく一人きりだと――今後のことなど考えられぬ状態で茫然自失となっている間に、しばらく連絡をとらなかった兄が現れ、世話をしてくれるようになった。医者に行く金もない。いつ治るかわからない。  そういえば、昔「高瀬舟」という話を宿題で読んだ。あれは、兄が治る見込みの無い弟の世話をしている話だった。誠治はもう一度、それを読んでみることにした。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

処理中です...