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女詫び・浅沼綾子編(3)
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女詫び・浅沼綾子(3)
庸一は輝雄に手を引かれすぐ隣の控えの間に連れていかれた。
そこは小さな洋室でソファセットに輝雄と対座させられる。
壁越しに隣室の組員たちのはしゃぐ声が聞こえていた。
「うるさいわね。でも、もう直ぐ静かになるわ。会長が奥さんに改めて引導を渡すの。そしたら女詫びの始まりよ。」
庸一は俯いたまま瞬きもせずに隣室の気配を感じていた。
やがて組員たちは鎮まり、権藤の声だけが微かに聞こえてきた。
内容までは聞き取れないが輝雄の言うように綾子に引導を渡しているのだろうか。
ついに綾子の女詫びが始まったのか…。
すると再び男たちの下品な罵声が聞こえてきた。
「脱げ!脱げ!」「ヒューヒュー!」
耳を覆いたくなる言葉で囃し立てている。
「さあ、奥さん裸にされるわよ。ちゃんと脱げるのかしらねえ。」
輝雄は意地悪い笑みでからかう。
庸一は固まったまま握り拳に力を込めて宙を睨んでいる。
同伴したことを後悔したが、その思いとは裏腹に、見えないところで綾子が辱められている事態に頭が混乱した。
ちゃんと見て、見守りたいのか、それとも見ない方が綾子と自分の為に良いのか…。
庸一には判断が付かなかった。
「ああやってね、みんなで囃し立てるのは酷いと思うかもしれないけど、逆よ。みんな案外優しいんだから。会長さんも奥さんには甘くしてあげてるわ。ほんとに責めるときは皆んな声も出さずにシーンとして裸になる姿を見つめてるんだよ。そんな中で服を脱ぐ方がよっぽど辛いんだから。わいわい騒いでくれればその中で自分を分からなくしちゃう気持ちの逃し方があるでしょ。」
騒がしく囃し立てる声はまだ続いている。
その中で綾子が裸になろうとしているのだ。
陽一の心は掻き乱されていた。
「奥さん、ずいぶん時間かかってるわねえ。まあ、中々脱げないわよね。静かになったら奥さんが最後の一枚も脱ぎ終えてスッポンポンの素っ裸になったってことよ。」
輝雄の残酷な言葉に耳を塞ぎたいのに、そうはせずに、輝雄を制することもしなかった。
どう足掻いても綾子を救い出す事は出来ない。
綾子が女として辱めに遭わされる事は避けられないのだ。
それを壁越しの気配だけで妄想してしまうことの方が余程耐え難いだろう。
輝雄の言葉で現実を想像する方がまだ救われる思いなのかもしれない。
しばらくして、ついに再び静まり返った。
「やっと奥さん裸になれたね。泣かないで脱げたのかしらね。奥さんが恥ずかしがって泣く姿なんか旦那のあんたとしては他人に見せたく無いわよね。」
輝雄の言葉に想像してしまう。
綾子は裸を見せる恥ずかしさで泣いてしまったのだろうか…。
今どうやって裸身をかばい隠しているのだろう…。
手で隠すことも許されないのだろうか…。
「さあ、もうそろそろね。さっき見えたでしょ?皆んなの正面に大きな肘掛け椅子があったの。奥さんね、あれに座らされて肘掛に両足を乗せて大股開きして見せなきゃならないのよ。自分で出来るかなあ、、。」
そんなことまで…。
庸一がショックで目が眩んだその時…「はあぁぁーっ」と綾子の悲鳴が聞こえた。
「ああ、いやっ、、いやああっ、、」
綾子が声を振り絞って嫌がっている。
庸一は立ち上がって拳を握りしめ怒りに震えた。
「ああ、やっぱり無理よね。自分で大股開きなんて、、。今、奥さんね、二人の組員に左右から足を持たれて拡げられたのよ、、。」
そう言うと輝雄は黙って耳を澄ました。
一瞬綾子の悲鳴が響き渡ったが再び静まり返っている。
「ヘえー、、奥さん頑張ってるわね、、。今、無理矢理大股開きにされて、皆んなに大事なとこ見られてるのよ。、、悲鳴も泣き声も聞こえないじゃない。ちゃんと我慢して見せているのねえ、偉いわ。」
綾子は皆の面前で肘掛け椅子で大股開きをさせられている。
想像を絶する恥ずかしさに耐え、声を上げずに我慢している…。
隣室の静まった気配から、皆がじっと綾子の寛げられた秘部を見つめている様子を想像してしまう。
すると「うっ、、うぅぅっ、、」と苦しげに悲鳴を押し殺したような声が漏れてきた。
「うん、奥さん偉いわよ。悲鳴を堪えているのね。さすがに呻き声は漏れちゃってるけど、、。でもね、これだと長引くのよ。わあわあ騒がしく泣き喚いたりすると皆んなもすぐに見飽きてしまうんだけど、、奥さんみたいな美人が恥ずかしさを堪える様子は見応えがあるからねえ、、。可哀想に、、じっと見られちゃうのよ。」
皆んなに見られている…。
夫の庸一でさえ見たことのない格好をさせられて…。
庸一は輝雄に手を引かれすぐ隣の控えの間に連れていかれた。
そこは小さな洋室でソファセットに輝雄と対座させられる。
壁越しに隣室の組員たちのはしゃぐ声が聞こえていた。
「うるさいわね。でも、もう直ぐ静かになるわ。会長が奥さんに改めて引導を渡すの。そしたら女詫びの始まりよ。」
庸一は俯いたまま瞬きもせずに隣室の気配を感じていた。
やがて組員たちは鎮まり、権藤の声だけが微かに聞こえてきた。
内容までは聞き取れないが輝雄の言うように綾子に引導を渡しているのだろうか。
ついに綾子の女詫びが始まったのか…。
すると再び男たちの下品な罵声が聞こえてきた。
「脱げ!脱げ!」「ヒューヒュー!」
耳を覆いたくなる言葉で囃し立てている。
「さあ、奥さん裸にされるわよ。ちゃんと脱げるのかしらねえ。」
輝雄は意地悪い笑みでからかう。
庸一は固まったまま握り拳に力を込めて宙を睨んでいる。
同伴したことを後悔したが、その思いとは裏腹に、見えないところで綾子が辱められている事態に頭が混乱した。
ちゃんと見て、見守りたいのか、それとも見ない方が綾子と自分の為に良いのか…。
庸一には判断が付かなかった。
「ああやってね、みんなで囃し立てるのは酷いと思うかもしれないけど、逆よ。みんな案外優しいんだから。会長さんも奥さんには甘くしてあげてるわ。ほんとに責めるときは皆んな声も出さずにシーンとして裸になる姿を見つめてるんだよ。そんな中で服を脱ぐ方がよっぽど辛いんだから。わいわい騒いでくれればその中で自分を分からなくしちゃう気持ちの逃し方があるでしょ。」
騒がしく囃し立てる声はまだ続いている。
その中で綾子が裸になろうとしているのだ。
陽一の心は掻き乱されていた。
「奥さん、ずいぶん時間かかってるわねえ。まあ、中々脱げないわよね。静かになったら奥さんが最後の一枚も脱ぎ終えてスッポンポンの素っ裸になったってことよ。」
輝雄の残酷な言葉に耳を塞ぎたいのに、そうはせずに、輝雄を制することもしなかった。
どう足掻いても綾子を救い出す事は出来ない。
綾子が女として辱めに遭わされる事は避けられないのだ。
それを壁越しの気配だけで妄想してしまうことの方が余程耐え難いだろう。
輝雄の言葉で現実を想像する方がまだ救われる思いなのかもしれない。
しばらくして、ついに再び静まり返った。
「やっと奥さん裸になれたね。泣かないで脱げたのかしらね。奥さんが恥ずかしがって泣く姿なんか旦那のあんたとしては他人に見せたく無いわよね。」
輝雄の言葉に想像してしまう。
綾子は裸を見せる恥ずかしさで泣いてしまったのだろうか…。
今どうやって裸身をかばい隠しているのだろう…。
手で隠すことも許されないのだろうか…。
「さあ、もうそろそろね。さっき見えたでしょ?皆んなの正面に大きな肘掛け椅子があったの。奥さんね、あれに座らされて肘掛に両足を乗せて大股開きして見せなきゃならないのよ。自分で出来るかなあ、、。」
そんなことまで…。
庸一がショックで目が眩んだその時…「はあぁぁーっ」と綾子の悲鳴が聞こえた。
「ああ、いやっ、、いやああっ、、」
綾子が声を振り絞って嫌がっている。
庸一は立ち上がって拳を握りしめ怒りに震えた。
「ああ、やっぱり無理よね。自分で大股開きなんて、、。今、奥さんね、二人の組員に左右から足を持たれて拡げられたのよ、、。」
そう言うと輝雄は黙って耳を澄ました。
一瞬綾子の悲鳴が響き渡ったが再び静まり返っている。
「ヘえー、、奥さん頑張ってるわね、、。今、無理矢理大股開きにされて、皆んなに大事なとこ見られてるのよ。、、悲鳴も泣き声も聞こえないじゃない。ちゃんと我慢して見せているのねえ、偉いわ。」
綾子は皆の面前で肘掛け椅子で大股開きをさせられている。
想像を絶する恥ずかしさに耐え、声を上げずに我慢している…。
隣室の静まった気配から、皆がじっと綾子の寛げられた秘部を見つめている様子を想像してしまう。
すると「うっ、、うぅぅっ、、」と苦しげに悲鳴を押し殺したような声が漏れてきた。
「うん、奥さん偉いわよ。悲鳴を堪えているのね。さすがに呻き声は漏れちゃってるけど、、。でもね、これだと長引くのよ。わあわあ騒がしく泣き喚いたりすると皆んなもすぐに見飽きてしまうんだけど、、奥さんみたいな美人が恥ずかしさを堪える様子は見応えがあるからねえ、、。可哀想に、、じっと見られちゃうのよ。」
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