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2日目
優しいままでいて
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お風呂から出ると、お兄さんは今度は翔に普通の服を着せた。大きいTシャツと大きい短パン。お兄さんの服らしい。
短パンは腰周りが緩くて押さえていないとすぐするりと落ちてしまう。
だぼだぼの服を着て、翔はベッドの横の床にちょこんと座っていた。泣き疲れてぼーっとしていたのだが、お兄さんがその横に来る。
お兄さんから水の入ったコップを貰って、ちょぴちょぴと水を飲んだ。
「そんなとこ座らないでベッドの上に座りなよ」
翔はまだ少し頭が働かないまま、言われたようにベッドの上によいしょ、と乗った。
するとお兄さんも一緒にベッドに乗る。お兄さんが乗るとベッドからギシ、という音が鳴る。
「ぶかぶかだ、かわいい」
お兄さんはそう言って、そのでっかいTシャツの裾からお腹の方に手を入れてきた。
翔は反射的にビクッとする。
「翔はまだ小学生なのに、気持ちいいこと好きだよね」
「はっ、ち、ちげーし」
気に触ってそう否定するが、自分のペニスを手でしごくととても気持ちよかったのは否定できない。
加えて、おしりに何かを入れられたのにそれも変な感じにきもちよく感じられたのもしっかり体が覚えている。
「もっと、ずっと、二人で気持ちいいことしような」
お兄さんの手が翔のお腹、そして胸をまさぐる。
乳首に触れるか触れないかのところで指がさわさわと動くと、くすぐったくて、翔は声を出すのを我慢するが逆に、ふっんっ、という変な声が漏れてしまう。
「ま、まって」
翔はこのままではだめだと思って、何とか声を出してお兄さんの動きを止める。
そのまま、少しお兄さんから離れて後ろに下がった。
「お兄さん…は、俺がどうしてれば優しいままでいてくれるの………」
殺されて土に埋められるのだけは避けたい。
もし帰れなくても、どうにかして機嫌を取ってお兄さんにずっと優しいままでいて欲しい。
翔はそう考え始めていた。そのための再確認だ。
「えー、俺の言うこと聞いてくれれば」
お兄さんはこの話題には興味がないと言ったふうにさらっと答えた。
(言うことを聞けば怖いお兄さんにはならない…)
お兄さんはそのまますぐに翔の方に体を近づけて、唇にちゅっとキスをした。
「俺のお嫁さん、」
今度は短パンの裾から手を入れてくる。
太ももをすりすりと触られる。翔は恥ずかしいようななんとも言えない感情になる。
「自分で上と下の服脱げる?」
そう言われて、これからまたえっちなことをされるのかもしれない、と思った。
しかしそんなことは関係ない。
お兄さんの言うことを聞かないと怖いお兄さんになってしまう。翔は従うしかない。
おっきいTシャツは布が大きくて脱ごうとしてもすぐには脱げない。
お兄さんは何も言わずに翔が服を脱ぐのを待っている。
うんしょ、とやっと大きすぎるTシャツを脱いだら、次は下の短パンを脱がなければいけない。
今はパンツを履いていないので、脱いだらすぐに大事なところが見えてしまう。
何度もお兄さんに見られているはずなのに、急に見られるのが恥ずかしくなった。
「どうしたの?」
お兄さんが早く脱いで、という目でこちらを見る。
逆らったらお兄さんは優しくなくなるんだ。
それが怖くて、翔は勇気を出してごそごそと下の短パンを脱ぎだした。
小さなペニスがぽろりと見える。
足を畳んで短パンを足の先から通して脱ぎ終わると翔は裸になった。
お兄さんがこっちを見ている。
翔の心臓はいつもより早く脈打っている。
短パンは腰周りが緩くて押さえていないとすぐするりと落ちてしまう。
だぼだぼの服を着て、翔はベッドの横の床にちょこんと座っていた。泣き疲れてぼーっとしていたのだが、お兄さんがその横に来る。
お兄さんから水の入ったコップを貰って、ちょぴちょぴと水を飲んだ。
「そんなとこ座らないでベッドの上に座りなよ」
翔はまだ少し頭が働かないまま、言われたようにベッドの上によいしょ、と乗った。
するとお兄さんも一緒にベッドに乗る。お兄さんが乗るとベッドからギシ、という音が鳴る。
「ぶかぶかだ、かわいい」
お兄さんはそう言って、そのでっかいTシャツの裾からお腹の方に手を入れてきた。
翔は反射的にビクッとする。
「翔はまだ小学生なのに、気持ちいいこと好きだよね」
「はっ、ち、ちげーし」
気に触ってそう否定するが、自分のペニスを手でしごくととても気持ちよかったのは否定できない。
加えて、おしりに何かを入れられたのにそれも変な感じにきもちよく感じられたのもしっかり体が覚えている。
「もっと、ずっと、二人で気持ちいいことしような」
お兄さんの手が翔のお腹、そして胸をまさぐる。
乳首に触れるか触れないかのところで指がさわさわと動くと、くすぐったくて、翔は声を出すのを我慢するが逆に、ふっんっ、という変な声が漏れてしまう。
「ま、まって」
翔はこのままではだめだと思って、何とか声を出してお兄さんの動きを止める。
そのまま、少しお兄さんから離れて後ろに下がった。
「お兄さん…は、俺がどうしてれば優しいままでいてくれるの………」
殺されて土に埋められるのだけは避けたい。
もし帰れなくても、どうにかして機嫌を取ってお兄さんにずっと優しいままでいて欲しい。
翔はそう考え始めていた。そのための再確認だ。
「えー、俺の言うこと聞いてくれれば」
お兄さんはこの話題には興味がないと言ったふうにさらっと答えた。
(言うことを聞けば怖いお兄さんにはならない…)
お兄さんはそのまますぐに翔の方に体を近づけて、唇にちゅっとキスをした。
「俺のお嫁さん、」
今度は短パンの裾から手を入れてくる。
太ももをすりすりと触られる。翔は恥ずかしいようななんとも言えない感情になる。
「自分で上と下の服脱げる?」
そう言われて、これからまたえっちなことをされるのかもしれない、と思った。
しかしそんなことは関係ない。
お兄さんの言うことを聞かないと怖いお兄さんになってしまう。翔は従うしかない。
おっきいTシャツは布が大きくて脱ごうとしてもすぐには脱げない。
お兄さんは何も言わずに翔が服を脱ぐのを待っている。
うんしょ、とやっと大きすぎるTシャツを脱いだら、次は下の短パンを脱がなければいけない。
今はパンツを履いていないので、脱いだらすぐに大事なところが見えてしまう。
何度もお兄さんに見られているはずなのに、急に見られるのが恥ずかしくなった。
「どうしたの?」
お兄さんが早く脱いで、という目でこちらを見る。
逆らったらお兄さんは優しくなくなるんだ。
それが怖くて、翔は勇気を出してごそごそと下の短パンを脱ぎだした。
小さなペニスがぽろりと見える。
足を畳んで短パンを足の先から通して脱ぎ終わると翔は裸になった。
お兄さんがこっちを見ている。
翔の心臓はいつもより早く脈打っている。
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