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1日目

浣腸

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「じゃあ、ちゃんとうんちが腹にないか確かめるか」

お兄さんはそう言うと、翔のお尻をお兄さんの方に向けさせて、顔はトイレのタンクに向けさせた。
翔はこれから何をされるのか分からないまま、頭と上半身が便器の蓋の上に乗せられた状態になった。

後ろのお兄さんをちらっと見ると、お兄さんが注射器のようなものを持っているのが見えた。
翔は青ざめた。
注射を打たれるのが嫌で泣き喚いていた頃の自分を思い出した。あの時と同じ恐怖を感じた。

(なんで注射!?)

お兄さんは翔が怯えていることに気づいたのか、こちらを見るために少し上を向いた翔の顔を手で下の蓋に押し付け、

「痛くないやつだよ」

と言った。

翔は子供の頃に、注射痛くないよ、と言われて説得させられそうになったのをまたもや思い出した。
注射は確かに痛かった。痛くないなんて言葉は信用できない。
しかも、体勢的にどう考えてもお尻に注射をさされそうだ。絶対に痛い。怖い。

ところが注射器は思っていたのと違い、先端が丸くてお尻の穴に触れた時も全く痛さはなかった。
しかし、その後に注射器がお尻の穴の中に少し入りこんできて、その先端から何か液体が穴の中に流し込まれた。

凄まじい違和感を感じて、翔は

「これ何!!!!」

と叫んだ。

しかしお兄さんはその注入を止めない。
出さないで、とだけ言ってきた。

生暖かい液体がどんどん翔のお尻の中を満たしていく。
全て入れ終わったのか、お兄さんは注射器をお尻の穴から抜こうとした。
翔は必死になって

「やめて!今抜かないで…!!」

とまた叫んだ。

今お尻の入り口を塞いでる器具が抜かれたらその瞬間にお尻から液体を出してしまいそうだった。
なぜ入れられたのか分からないが、お尻から液体を出すところを人に見られたら、恥ずかしくて死にたくなる。

お兄さんは、
「大丈夫、一分だけ我慢すればいいから」
と言って、注射器をおしりの穴から抜いてしまった。

翔はお尻の穴にきゅっと力を入れて、そのまま液体を出さないように耐えた。お尻の穴の筋肉に不安を感じながら、出してしまいたいのを必死に我慢した。
お兄さんは時間を数え出した。

「………

あと、10秒ね、

…5、4、3、2、」

お兄さんはトイレの蓋を開けて、翔をトイレに座るように促す。

「もう出していいよ」

翔は座った瞬間、お尻の中に入っていた液体を一気にジョボジョボと流し出した。
翔はおしりから液体を出す間、一種の快感を味わった。
出し終わるとおしりの穴がいつもより開いて、すーすーするような気がした。穴がひくひくしていた。

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