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1日目
涙
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翔はすぐに、体勢を変えるために体を横に倒して、起きあがろうとした。
しかし、手が不自由なせいでなかなか上手くいかない。足にもまだ脱ぎきれていないズボンとパンツが引っかかって、邪魔をしていた。
お兄さんは翔の恥ずかしがっている様子を気にかけることもなく、ズボンとパンツを翔の足から完全に脱がせて、片足を持ち上げてペニスがよく見えるように両足をガバッと開かせた。
翔は初めてこんな恥ずかしい格好をさせられた。
隠したいのに手も使えず、足を閉じようにも足首をがっちり掴まれて抵抗できない。
「おお!毛がまだ生えてない」
お兄さんは翔のあそこをまじまじと見ている。
人に見られてはいけないところを見られてしまった恥ずかしさと、自分でどうにもできない情けなさを感じて、ついに翔は泣き出してしまった。
「うっ、うぁあぁぁ~~」
翔の目から堰を切ったように涙がぽろぽろと溢れだした。お兄さんは、こんなことで泣くとは思っていなかったらしく、少し動揺した。
翔の涙は止まらない。
「うう…、もうやだぁぁぁあ…、ひっ、う…」
少し経ってから、お兄さんは腕を縛られて動けない翔を抱き上げて、また、トイレの便座に座らせた。
翔は出てきた鼻水をずっずっと吸った。顔がくしゃくしゃになっている。
お兄さんは、手が縛られて使えない翔の代わりにトイレットペーパーを鼻に当ててくれたので、翔はそのままそのトイレットペーパーで鼻水をかんだ。
お兄さんはトイレットペーパーを翔の鼻に当てながらもう片方の手で翔の頭をぽんぽんした。
「ほら、泣きやめよーー」
お兄さんはしゃがんで下から翔の顔を見ながら、翔の頭をわしゃわしゃし始めた。
そのおかげで翔の頭はぼさぼさになったが、だいたい涙は止まり、気持ちも落ち着いた。
知らない人に手を縛られて、裸にさせられているというのに、少し感じられた優しさが翔の心を安心させてしまった。
翔は安心したついでに、やはりペニスが丸見えなのが気になった。裸にさせられた意味が分からない。
「な、なんで服脱がしたんだよ」
そう言うとお兄さんが変なことを言った。
「うんち出してもらうから、」
翔は当惑した。
全く意味が分からない。
「俺、家出てくる時に出したから…出ない」
とりあえずこう言えば今すぐ排泄はしなくていいだろうと思って、訳の分からない会話を進めた。
翔は、知らない場所で初対面の人に裸にされてうんちを出せと言われるこの状況が飲み込めないでいた。
事態はさらに翔の予想しなかった方向に進む。
しかし、手が不自由なせいでなかなか上手くいかない。足にもまだ脱ぎきれていないズボンとパンツが引っかかって、邪魔をしていた。
お兄さんは翔の恥ずかしがっている様子を気にかけることもなく、ズボンとパンツを翔の足から完全に脱がせて、片足を持ち上げてペニスがよく見えるように両足をガバッと開かせた。
翔は初めてこんな恥ずかしい格好をさせられた。
隠したいのに手も使えず、足を閉じようにも足首をがっちり掴まれて抵抗できない。
「おお!毛がまだ生えてない」
お兄さんは翔のあそこをまじまじと見ている。
人に見られてはいけないところを見られてしまった恥ずかしさと、自分でどうにもできない情けなさを感じて、ついに翔は泣き出してしまった。
「うっ、うぁあぁぁ~~」
翔の目から堰を切ったように涙がぽろぽろと溢れだした。お兄さんは、こんなことで泣くとは思っていなかったらしく、少し動揺した。
翔の涙は止まらない。
「うう…、もうやだぁぁぁあ…、ひっ、う…」
少し経ってから、お兄さんは腕を縛られて動けない翔を抱き上げて、また、トイレの便座に座らせた。
翔は出てきた鼻水をずっずっと吸った。顔がくしゃくしゃになっている。
お兄さんは、手が縛られて使えない翔の代わりにトイレットペーパーを鼻に当ててくれたので、翔はそのままそのトイレットペーパーで鼻水をかんだ。
お兄さんはトイレットペーパーを翔の鼻に当てながらもう片方の手で翔の頭をぽんぽんした。
「ほら、泣きやめよーー」
お兄さんはしゃがんで下から翔の顔を見ながら、翔の頭をわしゃわしゃし始めた。
そのおかげで翔の頭はぼさぼさになったが、だいたい涙は止まり、気持ちも落ち着いた。
知らない人に手を縛られて、裸にさせられているというのに、少し感じられた優しさが翔の心を安心させてしまった。
翔は安心したついでに、やはりペニスが丸見えなのが気になった。裸にさせられた意味が分からない。
「な、なんで服脱がしたんだよ」
そう言うとお兄さんが変なことを言った。
「うんち出してもらうから、」
翔は当惑した。
全く意味が分からない。
「俺、家出てくる時に出したから…出ない」
とりあえずこう言えば今すぐ排泄はしなくていいだろうと思って、訳の分からない会話を進めた。
翔は、知らない場所で初対面の人に裸にされてうんちを出せと言われるこの状況が飲み込めないでいた。
事態はさらに翔の予想しなかった方向に進む。
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