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1日目
拘束
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男性は困惑してる翔を見て笑みを見せながら
「俺のことはお兄さんって呼んでくれればいいよ」
と言ってきた。
翔はそんなことよりも早く状況を説明して欲しかった。お兄さんと呼ぶ以外に、その男の人の呼び名が思い浮かばなかったので渋々そう呼ぶことにして、質問をした。
「ここどこ?お兄さんも誰なの?
俺、、友達の家にこれから遊びに行こうと思ってたんだけど…」
お兄さんは呑気に喋りだした。
「俺は今まで恋人とここに住んでたんだけど、飽きちゃって、その子は捨てちゃったから暇してたんだよね。
で、外歩いてる時、君のこと見かけたんだ。可愛いなって思ったから新しい恋人にしようと思って、ここに来てもらったんだよ」
翔は説明を求めたはずなのに、意味がわからない回答が返ってきたので困った。
しかし、まず一つ疑問に思った。
お兄さんはどう見ても男性だ。なのになぜ俺を恋人にしようとしているのだろうか。
「俺、男なんだけど…」
翔はお兄さんがもしかして自分のことを女の子だと勘違いしているのかと思ったが違うようだった。
「知ってるよ?
だから今から女の子にするんだよ」
「???」
翔は意味を理解できなかった。
そんな様子の翔にお構いなくお兄さんはTシャツを脱がせようとしてきた。
「は!?」
翔はびっくりしてジタバタと抵抗した。
「やめろっ、何すんだよっ!!」
二人の攻防があったが、力ずくでお兄さんは翔の両手を掴み、そして、上に挙げてTシャツを引っ張るように無理やり脱がせた。
お兄さんはまた翔のことを持ち上げて、自分が便座に座り、膝の上に翔を乗せた。
翔は相手のなるようにされているのにムカムカしたので腕でお兄さんを押し離そうとした。
しかし、お兄さんはそれを当たり前のように受け流して、翔の短パンのチャックを下ろし、ズボンを脱がそうとした。
さすがにこれには怒りが湧き上がり、翔は肘で後ろのお兄さんの顔を思い切り打った。お兄さんは避けきれなかった。肘がまともに当たったほっぺを手で抑えた。
その時、お兄さんは人が変わったように見えた。
「はぁ、」
ため息をつくと、
風呂場のどこかの棚にあったらしいガムテープを取り出して、翔の両腕の手首にぐるぐると巻いて固定した。
その後に、結束バンドで親指と親指を離れないようにきっちりと結んでくっつけた。
「えっ、え?」
翔はいよいよ大きな不安を感じてきた。
腕が後ろで縛られて動かせない。
気がついた時にすぐここから逃げるべきだった。
そう後悔しても、もう遅い。
ただこの後には小学五年生の翔にとって壮絶すぎる体験が待ち受けているのみであった。
「俺のことはお兄さんって呼んでくれればいいよ」
と言ってきた。
翔はそんなことよりも早く状況を説明して欲しかった。お兄さんと呼ぶ以外に、その男の人の呼び名が思い浮かばなかったので渋々そう呼ぶことにして、質問をした。
「ここどこ?お兄さんも誰なの?
俺、、友達の家にこれから遊びに行こうと思ってたんだけど…」
お兄さんは呑気に喋りだした。
「俺は今まで恋人とここに住んでたんだけど、飽きちゃって、その子は捨てちゃったから暇してたんだよね。
で、外歩いてる時、君のこと見かけたんだ。可愛いなって思ったから新しい恋人にしようと思って、ここに来てもらったんだよ」
翔は説明を求めたはずなのに、意味がわからない回答が返ってきたので困った。
しかし、まず一つ疑問に思った。
お兄さんはどう見ても男性だ。なのになぜ俺を恋人にしようとしているのだろうか。
「俺、男なんだけど…」
翔はお兄さんがもしかして自分のことを女の子だと勘違いしているのかと思ったが違うようだった。
「知ってるよ?
だから今から女の子にするんだよ」
「???」
翔は意味を理解できなかった。
そんな様子の翔にお構いなくお兄さんはTシャツを脱がせようとしてきた。
「は!?」
翔はびっくりしてジタバタと抵抗した。
「やめろっ、何すんだよっ!!」
二人の攻防があったが、力ずくでお兄さんは翔の両手を掴み、そして、上に挙げてTシャツを引っ張るように無理やり脱がせた。
お兄さんはまた翔のことを持ち上げて、自分が便座に座り、膝の上に翔を乗せた。
翔は相手のなるようにされているのにムカムカしたので腕でお兄さんを押し離そうとした。
しかし、お兄さんはそれを当たり前のように受け流して、翔の短パンのチャックを下ろし、ズボンを脱がそうとした。
さすがにこれには怒りが湧き上がり、翔は肘で後ろのお兄さんの顔を思い切り打った。お兄さんは避けきれなかった。肘がまともに当たったほっぺを手で抑えた。
その時、お兄さんは人が変わったように見えた。
「はぁ、」
ため息をつくと、
風呂場のどこかの棚にあったらしいガムテープを取り出して、翔の両腕の手首にぐるぐると巻いて固定した。
その後に、結束バンドで親指と親指を離れないようにきっちりと結んでくっつけた。
「えっ、え?」
翔はいよいよ大きな不安を感じてきた。
腕が後ろで縛られて動かせない。
気がついた時にすぐここから逃げるべきだった。
そう後悔しても、もう遅い。
ただこの後には小学五年生の翔にとって壮絶すぎる体験が待ち受けているのみであった。
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