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Episode 58. マリーの気持ち、ローズの気持ち
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「はぁ...はぁ...」
マリーが走り疲れて、立ち止まり、息を整えている。
「...追って...こないな...」
マリーはそう呟くと辺りを見回した。
「どこだろ?...ここ...」
マリーは適当に走り回ったので、自分が今、どこにいるのか分からなくなっていた。
「もう、いいや...」
マリーはあきらめにも似た心境になっている。
その時、マリーの目に室内庭園が映った。
「さすが、王宮...建物の中にも庭があるんだ...」
そう呟くと、そこへと足を向ける。
行ってみると、綺麗な白のテーブルと椅子が置かれていた。
「よいしょっと!」
マリーはその椅子に座る。
<サァァァ~~~~~!!>
ちょうどその時、庭を風が走り抜けた。
どうやら、風が通るように設計されているらしい。
「気持ちいい...」
走って汗の流れる体に風が心地いい。
「・・・」
しばらく風に身を任せていたマリーだったが、何故か、顔を赤らめた。
「...いいよね...誰もいないし...」
そう言うと、立ち上がり、ローブを思いっきり捲り上げた。
下着がブラまで丸見えになる。すると、
「キャッ!!」
聞き覚えのある女の子の声がした。
「!!!」
マリーは慌ててローブを直す。
<ガサガサ...>
茂みが揺れて、中からローズが現れた。
「ローズちゃん?!なんで!!」
マリーが真っ赤になりながらも驚きの声を上げる。
「...追いかけてきたに決まってるでしょ!!また逃げられたら困るから出るタイミングを見計らってたんだけど...み、見てないからね!!」
ローズは苦しい言い訳をした。しかし、その顔は真っ赤で、マリーから目を逸らしている。
「追いかけて...きてくれたんだ...」
マリーは一瞬、うれしそうな顔をしたが、
「あ、あの!!さっきのは...その...汗かいちゃって...乾かす為に仕方なく...」
自分がしたことを何とか正当化しようとする。
「わ、分かってるわよ...それに...あたしはマリーの全部を知ってるし...」
「!!」
ローズの言葉にまた、マリーの顔が赤くなる。
「「・・・」」
しばらく決まり悪そうにしていた二人だったが、
「...座ろっか?」
ローズがテーブルを指差しマリーを誘った。
「...うん...」
マリーは小さく答えた。
「...なんで...来たの?...もう私の事なんか忘れて良かったのに...」
マリーがそう口にするが、
「忘れられる訳ないじゃない!...それに...何か勘違いしてるみたいだったし...」
ローズがそう答える。
「ローズちゃんはお姫様になりたいんじゃなかったの?」
マリーの問いに、
「そんな訳ないじゃない!!あたしは冒険者を絶対、やめないって言ったでしょ!!」
ローズが怒ったように言う。
「じゃあ、なんであんなことを...」
『返答は後日ということでお願いできないでしょうか?マリーの気持ちを確認しないと...』
国王にローズが返した言葉がマリーの頭を過る。
「あれはあたしじゃなくてマリーの為だったの!!」
「私の?」
ローズの答えにマリーが戸惑っている。その様子を見たローズは、
「...少し、説明する必要があるわね...いい?」
「うん...」
そうマリーに尋ねた。
「いつ頃からかな...あたし、『マリーにとって何が幸せなんだろう』って考えてた...」
ローズが話し出す。
「そんなのローズちゃんと一緒に冒険することに決まってるよ!!」
マリーが答えると、
「...そうよね...まずはマリーの気持ちを聞くべきだった...でも、あたしは勝手に自己解決しようとしたのよ...」
ローズが遠くを見るような目でそう言う。
「・・・」
返答に困ってるマリーを見て、ローズはニコッと笑うと、説明を続けた。
「マリーには何不自由ない暮らしをさせてあげたかった!!...ふふふ...さんざんこき使っておいて変な話よね...」
ローズが自嘲気味に笑う。
「そんなことない!!私はローズちゃんのお世話が大好きだった!!特に下着の洗濯...ってなんでもない!!」
マリーが慌てて両手を振っている。
「??」
その様子を見て首を傾げるローズだったが、また話を続ける。
「その為には貴族に娶ってもらうのが一番だと考えたのよ!!...冒険者として活躍すれば貴族にも顔や名が知られる!!マリーならきっと気に入られると思ったわ!!」
「そ、そんなこと...」
マリーが恥ずかしそうに否定する。それを見たローズはまたふふふと笑う。
「本当にマリーは自分の価値に気づいてないのね!!今日のお披露目でも目をつけてる貴族がたくさんいたわよ!!」
「・・・」
ローズにそう言われて、マリーは更に恥ずかしくなったのか、顔を伏せてしまった。
「だから、王様が『マリーを貴族にしてやる』って言った時、これはチャンスだと思ったのよ!!マリーは家柄上、貴族の正妻にはなれない...でも貴族になってしまえばそれも可能になる!!」
ローズの言葉に、
「でも、私はそんなこと、望んでない!!」
マリーが真剣な表情で否定する。
「そうね...その後、マリーの言葉を聞いてハッとしたわ!!自分が今まで考えていた『マリーの幸せ』っていうのが虚構だったことに...」
ローズが悲しそうな顔で目を伏せると、
「そうだったんだ...ゴメンね...私、勘違いしてた...」
マリーが申し訳なさそうに首を垂れる。
「分かってくれたらいいわ!」
そう言うローズに、
「でも、うれしい!!私の為にローズちゃんが大好きな冒険を諦めようとしてくれてたなんて!!」
マリーが顔をほころばせると、
「えっ?!そんなつもりはなかったけど...」
とローズが意外そうな顔をする。
「えっ?!でもローズちゃんが王女様にならないと私も貴族になれないんでしょ?」
マリーの問いに、
「ああ!それは考えたんだけど、マリーが結婚したら逃げ出そうかなって...よその国に行って、名前も変えたら見つからないでしょ!!」
あっけらかんとローズが言う。
「もう!!ローズちゃんったら!!...また王女様が行方知れずになるなんて、シャレにならないよ!!」
マリーがそんなローズに呆れるが、
「でも...ホントにいいの?これからもっと危険なことが起きるかもしれないし、転移石があるとはいえ、しばらくお風呂に入れないこともあるかもしれない...マリーは耐えれる?」
ローズが心配そうにマリーに聞く。
「うん!!ローズちゃんがいればどんなことだって!!...で、でも、体が汚れている時には...その...エッチなことは...ってなんでもない!!」
マリーはそこまで言うと、真っ赤になって慌てて誤魔化した。
「...エッチなこと...していいの?」
「えっ?!」
ローズの言葉にマリーが驚く。
「その...今までは『マリーの純潔を守らなきゃ』って思って我慢してたけど、もしかして...これからは...」
顔を赤くしながらそう言うローズに、
「...ローズちゃんなら...いいよ!」
真っ赤になりながらもローズの目を見て答えるマリーがいた。
そんなマリーを見てローズがボソッと口にする。
「...責任は...取るから...」
「えっ?!」
またしてもマリーが驚きの声を上げる。
気まずそうに目を逸らしていたローズだったが、マリーの目を見直すと言う。
「『責任は取る』って言ったの!!...マリー!あ、あたしの!...お嫁さんに!!...」
「うん!!」
そんなローズにマリーは満面の笑みで頷くのだった。
しばらく頬を染めながら俯いていた二人だったが、
「そろそろ帰らないとみんな心配してるわよね...」
ローズが不意に口を開く。
「そうだね!行こっか!」
マリーが立ち上がる。すると、
「マリー!」
「何?」
ローズはマリーの側に寄ると声をかけた。
「約束の...印...」
マリーの唇に柔らかい感触が伝わる。
「うん...好き...ローズちゃん...」
「あたしもよ!」
もう一度、顔を寄せると、そっと目を閉じるマリーとローズだった...
マリーが走り疲れて、立ち止まり、息を整えている。
「...追って...こないな...」
マリーはそう呟くと辺りを見回した。
「どこだろ?...ここ...」
マリーは適当に走り回ったので、自分が今、どこにいるのか分からなくなっていた。
「もう、いいや...」
マリーはあきらめにも似た心境になっている。
その時、マリーの目に室内庭園が映った。
「さすが、王宮...建物の中にも庭があるんだ...」
そう呟くと、そこへと足を向ける。
行ってみると、綺麗な白のテーブルと椅子が置かれていた。
「よいしょっと!」
マリーはその椅子に座る。
<サァァァ~~~~~!!>
ちょうどその時、庭を風が走り抜けた。
どうやら、風が通るように設計されているらしい。
「気持ちいい...」
走って汗の流れる体に風が心地いい。
「・・・」
しばらく風に身を任せていたマリーだったが、何故か、顔を赤らめた。
「...いいよね...誰もいないし...」
そう言うと、立ち上がり、ローブを思いっきり捲り上げた。
下着がブラまで丸見えになる。すると、
「キャッ!!」
聞き覚えのある女の子の声がした。
「!!!」
マリーは慌ててローブを直す。
<ガサガサ...>
茂みが揺れて、中からローズが現れた。
「ローズちゃん?!なんで!!」
マリーが真っ赤になりながらも驚きの声を上げる。
「...追いかけてきたに決まってるでしょ!!また逃げられたら困るから出るタイミングを見計らってたんだけど...み、見てないからね!!」
ローズは苦しい言い訳をした。しかし、その顔は真っ赤で、マリーから目を逸らしている。
「追いかけて...きてくれたんだ...」
マリーは一瞬、うれしそうな顔をしたが、
「あ、あの!!さっきのは...その...汗かいちゃって...乾かす為に仕方なく...」
自分がしたことを何とか正当化しようとする。
「わ、分かってるわよ...それに...あたしはマリーの全部を知ってるし...」
「!!」
ローズの言葉にまた、マリーの顔が赤くなる。
「「・・・」」
しばらく決まり悪そうにしていた二人だったが、
「...座ろっか?」
ローズがテーブルを指差しマリーを誘った。
「...うん...」
マリーは小さく答えた。
「...なんで...来たの?...もう私の事なんか忘れて良かったのに...」
マリーがそう口にするが、
「忘れられる訳ないじゃない!...それに...何か勘違いしてるみたいだったし...」
ローズがそう答える。
「ローズちゃんはお姫様になりたいんじゃなかったの?」
マリーの問いに、
「そんな訳ないじゃない!!あたしは冒険者を絶対、やめないって言ったでしょ!!」
ローズが怒ったように言う。
「じゃあ、なんであんなことを...」
『返答は後日ということでお願いできないでしょうか?マリーの気持ちを確認しないと...』
国王にローズが返した言葉がマリーの頭を過る。
「あれはあたしじゃなくてマリーの為だったの!!」
「私の?」
ローズの答えにマリーが戸惑っている。その様子を見たローズは、
「...少し、説明する必要があるわね...いい?」
「うん...」
そうマリーに尋ねた。
「いつ頃からかな...あたし、『マリーにとって何が幸せなんだろう』って考えてた...」
ローズが話し出す。
「そんなのローズちゃんと一緒に冒険することに決まってるよ!!」
マリーが答えると、
「...そうよね...まずはマリーの気持ちを聞くべきだった...でも、あたしは勝手に自己解決しようとしたのよ...」
ローズが遠くを見るような目でそう言う。
「・・・」
返答に困ってるマリーを見て、ローズはニコッと笑うと、説明を続けた。
「マリーには何不自由ない暮らしをさせてあげたかった!!...ふふふ...さんざんこき使っておいて変な話よね...」
ローズが自嘲気味に笑う。
「そんなことない!!私はローズちゃんのお世話が大好きだった!!特に下着の洗濯...ってなんでもない!!」
マリーが慌てて両手を振っている。
「??」
その様子を見て首を傾げるローズだったが、また話を続ける。
「その為には貴族に娶ってもらうのが一番だと考えたのよ!!...冒険者として活躍すれば貴族にも顔や名が知られる!!マリーならきっと気に入られると思ったわ!!」
「そ、そんなこと...」
マリーが恥ずかしそうに否定する。それを見たローズはまたふふふと笑う。
「本当にマリーは自分の価値に気づいてないのね!!今日のお披露目でも目をつけてる貴族がたくさんいたわよ!!」
「・・・」
ローズにそう言われて、マリーは更に恥ずかしくなったのか、顔を伏せてしまった。
「だから、王様が『マリーを貴族にしてやる』って言った時、これはチャンスだと思ったのよ!!マリーは家柄上、貴族の正妻にはなれない...でも貴族になってしまえばそれも可能になる!!」
ローズの言葉に、
「でも、私はそんなこと、望んでない!!」
マリーが真剣な表情で否定する。
「そうね...その後、マリーの言葉を聞いてハッとしたわ!!自分が今まで考えていた『マリーの幸せ』っていうのが虚構だったことに...」
ローズが悲しそうな顔で目を伏せると、
「そうだったんだ...ゴメンね...私、勘違いしてた...」
マリーが申し訳なさそうに首を垂れる。
「分かってくれたらいいわ!」
そう言うローズに、
「でも、うれしい!!私の為にローズちゃんが大好きな冒険を諦めようとしてくれてたなんて!!」
マリーが顔をほころばせると、
「えっ?!そんなつもりはなかったけど...」
とローズが意外そうな顔をする。
「えっ?!でもローズちゃんが王女様にならないと私も貴族になれないんでしょ?」
マリーの問いに、
「ああ!それは考えたんだけど、マリーが結婚したら逃げ出そうかなって...よその国に行って、名前も変えたら見つからないでしょ!!」
あっけらかんとローズが言う。
「もう!!ローズちゃんったら!!...また王女様が行方知れずになるなんて、シャレにならないよ!!」
マリーがそんなローズに呆れるが、
「でも...ホントにいいの?これからもっと危険なことが起きるかもしれないし、転移石があるとはいえ、しばらくお風呂に入れないこともあるかもしれない...マリーは耐えれる?」
ローズが心配そうにマリーに聞く。
「うん!!ローズちゃんがいればどんなことだって!!...で、でも、体が汚れている時には...その...エッチなことは...ってなんでもない!!」
マリーはそこまで言うと、真っ赤になって慌てて誤魔化した。
「...エッチなこと...していいの?」
「えっ?!」
ローズの言葉にマリーが驚く。
「その...今までは『マリーの純潔を守らなきゃ』って思って我慢してたけど、もしかして...これからは...」
顔を赤くしながらそう言うローズに、
「...ローズちゃんなら...いいよ!」
真っ赤になりながらもローズの目を見て答えるマリーがいた。
そんなマリーを見てローズがボソッと口にする。
「...責任は...取るから...」
「えっ?!」
またしてもマリーが驚きの声を上げる。
気まずそうに目を逸らしていたローズだったが、マリーの目を見直すと言う。
「『責任は取る』って言ったの!!...マリー!あ、あたしの!...お嫁さんに!!...」
「うん!!」
そんなローズにマリーは満面の笑みで頷くのだった。
しばらく頬を染めながら俯いていた二人だったが、
「そろそろ帰らないとみんな心配してるわよね...」
ローズが不意に口を開く。
「そうだね!行こっか!」
マリーが立ち上がる。すると、
「マリー!」
「何?」
ローズはマリーの側に寄ると声をかけた。
「約束の...印...」
マリーの唇に柔らかい感触が伝わる。
「うん...好き...ローズちゃん...」
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もう一度、顔を寄せると、そっと目を閉じるマリーとローズだった...
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★↑例の如く恐ろしく省略してますがコメディのようなものです。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
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