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Legend 33. 魔物の出る村
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「焦げ臭いです...」
ハルがつぶやく。
「そうね。ここら辺、やけに焼けた木が多いわね...」
ツィアも不思議に思っていた。
ジャガイモを調達に村に寄ることにした二人だったが、その村に近づくにつれ、一部が焼けてしまっている木が多く見られたのだ。
「昔、魔物との戦いがあったのかしら...」
ツィアは言う。
ドラゴンなどとの戦いがあれば、こうなっても不思議ではない。
「でも、どの木も最近、焼けたみたいです。魔物との戦いはとっくに終わってるのに...」
ハルはその意見に懐疑的なようだった。
「とにかく村まで行けば分かるわ!...それより...」
とりあえず、保留することにしたツィアだったが、少し顔を赤くするとハルに話しかける。
「なんですか?」
平然と聞いてくるハル。
「ちょ、ちょっとくっつき過ぎじゃないかしら...村の中でもこうしてるつもり?」
ツィアの顔が更に赤くなる。
ハルは今朝からツィアの体にぴったりと抱きついている。
離れる気配はない。
「だって、ツィアさんが『離れちゃダメ』だって...」
ハルは更にギュッと自分の体を押し付けた。
(やだ!胸の感触が...このままじゃ私、ドキドキし過ぎてどうにかなりそう!!)
そう思ったツィアは言う。
「『離れちゃダメ』っていうのは、『目の届かないところに行っちゃダメ』って意味で...くっつかなくても...」
するとハルはそっとツィアから体を離した。
(分かってくれたのね!...良かった...ゴメンね!でもこれはハルの貞操を守るためなのよ!!)
ツィアが安心していると、
「...ツィアさんは、私にくっつかれるのがイヤなんですね...」
泣きそうな顔をしながらつぶやくハル。
「ち、違うの!!それはうれしいんだけど!!」
「えっ?!」
ツィアが思わず発した言葉に、ハルはじっとツィアを見てくる。
(どうしよう...何か言わなきゃ!)
そう思ったツィアは頬を染めながら言った。
「そ、その...人に見られるのが...恥ずかしくて...」
「・・・」
しばらく黙ってツィアを見つめていたハルだったが、
「じゃ、じゃあ、モンスターハウスの中だったら...いいんですか?」
ツィアの顔を窺いながら、そう提案してくる。
「そ、そうね...うちの中なら...」
(ま、まあ、それくらいならなんとか...)
そう口にしたツィアだったが、
「じゃ、じゃあ、寝る時も!!」
目を輝かせながら言うハルに、
「そ、それだけはダメ!!」
必死の形相で声を上げるツィア。
(そ、そんなことしたら間違いなくハルの貞操を...自信があるわ!)
ツィアは変な自信を持っていた。そんなツィアの言葉を聞いて、
「つまんないです...」
ハルはまた目を伏せてしまうのだった。
「じゃ、じゃあ、手だけなら...」
そう言ってツィアがハルの手を握る。すると、
「はい!」
うれしそうにツィアに笑いかけると、ギュッと手を握り返すハル。
(ま、まあ、これくらいなら、なんとか自分を保てそうだわ!)
それでもドキドキする心臓を抑えられないツィアだった。
☆彡彡彡
「着いたわね!...あら?村の中もあちこち焦げて...やっぱり何かありそうね!」
村の中に入ったツィアが、ハルの手を引きながらそう言う。
「そうですね!街路樹に燃えた跡が...でも建物には被害がないようです!」
二人が村の様子を観察していると、村人が通りかかった。
荷車を引いている。農夫のようだった。
「あの!」
「なんだい?見かけない顔だなぁ...こんな村になんの用だい?」
ツィアが声をかけると農夫がそう聞いてくる。
「その...実は...」
「ジャガイモを分けていただけないかと思いまして!」
「・・・」
ツィアが村の異変について聞こうとしたが、ハルに邪魔されてしまった。
「なんだい、ジャガイモかい...まあ、余ってないことはないが...今年は不作でね!」
わざと難しい顔をして値を吊り上げようとしている農夫。
「では余っている分、全て買い取りましょう!銅貨60枚でどうです?」
それに対し、ハルはいきなり全部買うと言う。価格まで提示した。
「ぜ、全部かい?それなら銀貨1枚は...」
思ってもみない展開に農夫は焦ったが、取り繕うと価格交渉に入った。
銅貨60枚と言うのだから少しだけ出せば良さそうだが、そう話は単純ではない。
農夫としては余っている作物はできるだけたくさん売りたい。
余った作物は街まで運んで売るか、行商人が通りかかるのを待つしかない。
自分から足を運んできた客に、できるだけさばきたいと思うのは当然だ。
買い物慣れしている人なら相場は知っているので、個数を提示しなくても、なんとなく分かる。
結果、自然と適正な価格交渉に移っていた。
更に『余っている』と言った以上、『不作』や『売りたくない』は理由にならない。
自然と主導権はこちらが握り、交渉を有利に進めることに成功していた。
普通の交渉なら銀貨10枚は要求してきたことだろう。
ちなみに銀貨1枚は銅貨100枚に相当する。
「他にも余っている野菜があるのなら、それも買い取ります!ですのでジャガイモは...」
「そうはいっても、その価格なら、もうすぐ行商人が来るから、その時売った方が...」
二人は丁々発止のやり取りをしている。
(ハルったら、いつの間にあんなに買い物上手に...)
ツィアはその様子をただヒマそうに眺めていた。
正直、お金はたくさんあるので、面倒な交渉をツィアはしていなかった。
しかし、いつの間にかハルが出てきて価格交渉をするようになった。
最初は言いくるめられたりしていたが、今では下手したら普通の半値で買ってくることもある。
もはやすっかり、買い物はハルの仕事になっていた。
その時、一人の女性が二人を横目で見ながら通り過ぎようとする。
「ちょっとゴメン!」
交渉に夢中なハルを尻目に、ツィアは女性に話しかけた。
「なんですか?」
足を止めた女性にツィアは聞いた。
「なんかこの村の周辺、やたらと木が燃えてない?何かあったの?」
すると女性は、
「ああ...それなんですが、なんか魔物が出るらしいんですよ!」
そう答える。
「えっ?!じゃあ魔物との戦いで?」
ツィアの問いに、
「いえ、そうではなくて、最近、木々が燃えていることが多いので不思議に思っていたら、『体中、火に覆われた人型の魔物を見た』という人が何人も現れまして...」
女性はそんな証言をする。
「その魔物は人を襲ったりしないの?」
ツィアが聞くと、
「そんな話は聞いたことがありませんね...それに建物などが被害を受けることもなくて、村としては特に困ってはいないんですよ!」
女性の話を聞いたツィアは思う。
(それでみんなどこか呑気なのね!でも、火災とかが発生したら...)
そこで女性に尋ねてみた。
「でも、もし、これから火事とか起きたら...何か対策しないの?」
しかし、女性は、
「う~~~~ん...本当はそうしたいんですけど、冒険者を雇うお金もありませんし...『とりあえず様子を見よう』というのが長老の決定なんです!」
顎に人差し指を当て、少し困った顔をしながらもそう答えた。
「そっか...分かったわ!ありがとう!」
「いいえ!」
ツィアが礼を言うと、女性は去っていった。
すると、
「ツィアさん!お野菜、いっぱい買えました!...しかも格安ですよ!」
野菜の詰まった袋を抱えたハルがやってきて、うれしそうに微笑む。
「あら、ハルは相変わらず買い物上手ね!いいお嫁さんになるわよ!」
ツィアが笑い返すと、
「お、お嫁さん?!...私なんかが...で、でもうれしいです!!私、頑張ります!!そしていつか本当に...ツィアさんの...」
ハルは慌てふためきながらも、うれしそうに頬を染めるのだった。
「ふふふ!」
(なんか知らないけどうれしそう!!...きっと褒められてうれしいのね!ハルの笑顔を見るのが私の幸せ!もっと褒めてあげないと!)
ツィアがそんなことを考えていると、
「ツィアさんは何を?何か話されてましたけど...」
去っていく女性の後ろ姿を見ながらハルが尋ねてくる。
「ああ!ここの周辺で木が燃えてる理由を聞いてたのよ!...それが...」
ツィアが説明しようとすると、
「おい!誰かナンシーを見たヤツはいないか?」
大きな声で村中の人に向けて叫んで歩いている男性の声が聞こえた。
ハルがつぶやく。
「そうね。ここら辺、やけに焼けた木が多いわね...」
ツィアも不思議に思っていた。
ジャガイモを調達に村に寄ることにした二人だったが、その村に近づくにつれ、一部が焼けてしまっている木が多く見られたのだ。
「昔、魔物との戦いがあったのかしら...」
ツィアは言う。
ドラゴンなどとの戦いがあれば、こうなっても不思議ではない。
「でも、どの木も最近、焼けたみたいです。魔物との戦いはとっくに終わってるのに...」
ハルはその意見に懐疑的なようだった。
「とにかく村まで行けば分かるわ!...それより...」
とりあえず、保留することにしたツィアだったが、少し顔を赤くするとハルに話しかける。
「なんですか?」
平然と聞いてくるハル。
「ちょ、ちょっとくっつき過ぎじゃないかしら...村の中でもこうしてるつもり?」
ツィアの顔が更に赤くなる。
ハルは今朝からツィアの体にぴったりと抱きついている。
離れる気配はない。
「だって、ツィアさんが『離れちゃダメ』だって...」
ハルは更にギュッと自分の体を押し付けた。
(やだ!胸の感触が...このままじゃ私、ドキドキし過ぎてどうにかなりそう!!)
そう思ったツィアは言う。
「『離れちゃダメ』っていうのは、『目の届かないところに行っちゃダメ』って意味で...くっつかなくても...」
するとハルはそっとツィアから体を離した。
(分かってくれたのね!...良かった...ゴメンね!でもこれはハルの貞操を守るためなのよ!!)
ツィアが安心していると、
「...ツィアさんは、私にくっつかれるのがイヤなんですね...」
泣きそうな顔をしながらつぶやくハル。
「ち、違うの!!それはうれしいんだけど!!」
「えっ?!」
ツィアが思わず発した言葉に、ハルはじっとツィアを見てくる。
(どうしよう...何か言わなきゃ!)
そう思ったツィアは頬を染めながら言った。
「そ、その...人に見られるのが...恥ずかしくて...」
「・・・」
しばらく黙ってツィアを見つめていたハルだったが、
「じゃ、じゃあ、モンスターハウスの中だったら...いいんですか?」
ツィアの顔を窺いながら、そう提案してくる。
「そ、そうね...うちの中なら...」
(ま、まあ、それくらいならなんとか...)
そう口にしたツィアだったが、
「じゃ、じゃあ、寝る時も!!」
目を輝かせながら言うハルに、
「そ、それだけはダメ!!」
必死の形相で声を上げるツィア。
(そ、そんなことしたら間違いなくハルの貞操を...自信があるわ!)
ツィアは変な自信を持っていた。そんなツィアの言葉を聞いて、
「つまんないです...」
ハルはまた目を伏せてしまうのだった。
「じゃ、じゃあ、手だけなら...」
そう言ってツィアがハルの手を握る。すると、
「はい!」
うれしそうにツィアに笑いかけると、ギュッと手を握り返すハル。
(ま、まあ、これくらいなら、なんとか自分を保てそうだわ!)
それでもドキドキする心臓を抑えられないツィアだった。
☆彡彡彡
「着いたわね!...あら?村の中もあちこち焦げて...やっぱり何かありそうね!」
村の中に入ったツィアが、ハルの手を引きながらそう言う。
「そうですね!街路樹に燃えた跡が...でも建物には被害がないようです!」
二人が村の様子を観察していると、村人が通りかかった。
荷車を引いている。農夫のようだった。
「あの!」
「なんだい?見かけない顔だなぁ...こんな村になんの用だい?」
ツィアが声をかけると農夫がそう聞いてくる。
「その...実は...」
「ジャガイモを分けていただけないかと思いまして!」
「・・・」
ツィアが村の異変について聞こうとしたが、ハルに邪魔されてしまった。
「なんだい、ジャガイモかい...まあ、余ってないことはないが...今年は不作でね!」
わざと難しい顔をして値を吊り上げようとしている農夫。
「では余っている分、全て買い取りましょう!銅貨60枚でどうです?」
それに対し、ハルはいきなり全部買うと言う。価格まで提示した。
「ぜ、全部かい?それなら銀貨1枚は...」
思ってもみない展開に農夫は焦ったが、取り繕うと価格交渉に入った。
銅貨60枚と言うのだから少しだけ出せば良さそうだが、そう話は単純ではない。
農夫としては余っている作物はできるだけたくさん売りたい。
余った作物は街まで運んで売るか、行商人が通りかかるのを待つしかない。
自分から足を運んできた客に、できるだけさばきたいと思うのは当然だ。
買い物慣れしている人なら相場は知っているので、個数を提示しなくても、なんとなく分かる。
結果、自然と適正な価格交渉に移っていた。
更に『余っている』と言った以上、『不作』や『売りたくない』は理由にならない。
自然と主導権はこちらが握り、交渉を有利に進めることに成功していた。
普通の交渉なら銀貨10枚は要求してきたことだろう。
ちなみに銀貨1枚は銅貨100枚に相当する。
「他にも余っている野菜があるのなら、それも買い取ります!ですのでジャガイモは...」
「そうはいっても、その価格なら、もうすぐ行商人が来るから、その時売った方が...」
二人は丁々発止のやり取りをしている。
(ハルったら、いつの間にあんなに買い物上手に...)
ツィアはその様子をただヒマそうに眺めていた。
正直、お金はたくさんあるので、面倒な交渉をツィアはしていなかった。
しかし、いつの間にかハルが出てきて価格交渉をするようになった。
最初は言いくるめられたりしていたが、今では下手したら普通の半値で買ってくることもある。
もはやすっかり、買い物はハルの仕事になっていた。
その時、一人の女性が二人を横目で見ながら通り過ぎようとする。
「ちょっとゴメン!」
交渉に夢中なハルを尻目に、ツィアは女性に話しかけた。
「なんですか?」
足を止めた女性にツィアは聞いた。
「なんかこの村の周辺、やたらと木が燃えてない?何かあったの?」
すると女性は、
「ああ...それなんですが、なんか魔物が出るらしいんですよ!」
そう答える。
「えっ?!じゃあ魔物との戦いで?」
ツィアの問いに、
「いえ、そうではなくて、最近、木々が燃えていることが多いので不思議に思っていたら、『体中、火に覆われた人型の魔物を見た』という人が何人も現れまして...」
女性はそんな証言をする。
「その魔物は人を襲ったりしないの?」
ツィアが聞くと、
「そんな話は聞いたことがありませんね...それに建物などが被害を受けることもなくて、村としては特に困ってはいないんですよ!」
女性の話を聞いたツィアは思う。
(それでみんなどこか呑気なのね!でも、火災とかが発生したら...)
そこで女性に尋ねてみた。
「でも、もし、これから火事とか起きたら...何か対策しないの?」
しかし、女性は、
「う~~~~ん...本当はそうしたいんですけど、冒険者を雇うお金もありませんし...『とりあえず様子を見よう』というのが長老の決定なんです!」
顎に人差し指を当て、少し困った顔をしながらもそう答えた。
「そっか...分かったわ!ありがとう!」
「いいえ!」
ツィアが礼を言うと、女性は去っていった。
すると、
「ツィアさん!お野菜、いっぱい買えました!...しかも格安ですよ!」
野菜の詰まった袋を抱えたハルがやってきて、うれしそうに微笑む。
「あら、ハルは相変わらず買い物上手ね!いいお嫁さんになるわよ!」
ツィアが笑い返すと、
「お、お嫁さん?!...私なんかが...で、でもうれしいです!!私、頑張ります!!そしていつか本当に...ツィアさんの...」
ハルは慌てふためきながらも、うれしそうに頬を染めるのだった。
「ふふふ!」
(なんか知らないけどうれしそう!!...きっと褒められてうれしいのね!ハルの笑顔を見るのが私の幸せ!もっと褒めてあげないと!)
ツィアがそんなことを考えていると、
「ツィアさんは何を?何か話されてましたけど...」
去っていく女性の後ろ姿を見ながらハルが尋ねてくる。
「ああ!ここの周辺で木が燃えてる理由を聞いてたのよ!...それが...」
ツィアが説明しようとすると、
「おい!誰かナンシーを見たヤツはいないか?」
大きな声で村中の人に向けて叫んで歩いている男性の声が聞こえた。
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