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2.ファーメリーのための目印
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あれから十年。
陽気な春の昼下がり。
僕は屋根の上に登っていた。
僕の家は村で一番大きい。なので屋根の上は、村で一番高い場所でもある。
そこに僕は、大きな旗を立てた。
「よしっ、これで遠くからでも、よく見えるぞ!」
白い、大きな旗。そこには大きく、黒い塗料でこのクラブ村のシンボル、三つ葉のクローバーが描かれている。
もちろん、描いたのは僕だ。その証拠に、クローバーの横に僕のイニシャルである「D」の文字も書き加えてある。
「なびいてますなぁ」
気持ちのいい風に揺れる旗を見上げて、のほほんと呟いたのは、父さんのファーメリー、ギルバートだ。
今では僕のお目付け役として、すっかり側に居座っている。
相変わらず顔は赤く、手には酒瓶を握りしめて放さない。
最初の頃は体に悪いからと、無理矢理取り上げていたが、激しい返り討ちにあった経験があるため、今ではもう諦めて放置している。
庭に生えている背の高い木が、桃色の綺麗な花を咲かせている。
満開の花を眺めながら、のんびりと花見気分を満喫しているようだ。
そんなギルバートに、僕は自信満々に言ってやった。
「僕がこの旗を屋根の上に掲げたからには、お前のお役目も、そろそろ終わりだぞ。ギルバート」
ギルバートは酔った頭をふらつかせるように、首を傾げた。
「この旗は、目印なんだ。これが見えれば、きっと道に迷いはしない。まっすぐに、僕のところへ、やってこれるんだ!」
「何がですかな」
「とぼけるなよ、分かっているだろう? 僕がずっとずっと、待っているものを」
遠くを見つめて、僕は笑った。
「ファーメリーだよ、僕のファーメリー!」
本当は迎えに行ってやりたいけれど、自分の言うことを聞くファーメリーを持っていない子供は、村の外に出ることを禁止されている。
ギルバートは僕の指示なんて、ぜんぜん聞いてくれないし。
だからこうして、目印を立てるだけで精一杯なのだ。
でも、僕の計算が正しければ、あと少しなんだ。
あと少しで、ファーメリーは僕のところまで辿り着く。
「ディース! そんなところで何をやっているの!」
下から声がした。屋根に手をついて覗いてみると、庭でこちらを見上げている一人の少女が。
「早く降りてきなさい! 危ないでしょう!」
鬼気迫った表情で、僕に怒鳴りつけてくるのは、僕の姉のルーシー。側でホバリングしているファーメリーは、姉さんの相棒のソフィアだ。
「分かったよ。降りるから!」
僕は大声で返事し、裏に立てかけてあった梯子を使って、地上に降りた。
そして姉さんのところへ駆けていく。いつの間にかギルバートも僕の横にいた。
「まったくあなたは……。落ちたらどうするつもりですか」
姉さんは、僕より二つ年上の一七歳。長い髪をおさげにして、肩から手前へ流している。おっとりとしていて柔らかい物腰のため、あまり怒っていても、怖そうには見えない。
でも、他人には一見分からない表情の変化も、長年一緒に暮らしてきた僕にはよく分かる。姉さんは、かなり怒っていた。
でも僕は、悪いことをしていたわけじゃない。その辺りを分かってもらいたい。
「姉さん。僕は屋根の上で……」
「まあ、そんなことをしていたの!?」
「まだ何も言ってないって!」
これ見よがしに驚いてみせる姉さんだが、いったい何に驚いているのか。それは当人にしか分からない。
姉さんはハッと慌てた様子で我に返り、ばつが悪そうに俯いた。
人の話を最後まで聞かない、そそっかしいところが姉さんの欠点だ。
何とか直そうと頑張っているみたいだが、その道は、なかなかに険しそうだ。
姉さんは少し頬を赤らめて、小さく咳払いをした。
「と、とにかく。何をしていたにせよ、あまり心配を懸けさせないで」
「ごめん。もうしないからさ」
「ところで、あの旗は何?」
さっきの話の続き、と言わんばかりに、空を見上げて訪ねたのはソフィアだった。金髪碧眼の、可愛らしいファーメリーだ。
十年以上、人間の国で生活をして、見た目は成長しているが、その大きさは初めてやって来た時と変わらず、掌に乗せられるくらい、小さい。
ソフィアの問い掛けに、僕は目を輝かせた。
「よくぞ聞いてくれました! あれは目印だよ、ファーメリーが迷子にならずに、ここまでくるための!」
僕は意気揚々と返答した。姉さんが、ぴくりと表情を引き攣らせ、強ばらせた。
「ファーメリーって、あんたの?」
「そうともさ」
「ふーん。でも何で今頃、旗なんて立てる気になったわけ?」
「よくぞ聞いてくれました! またしても!」
僕はズボンのポケットから、折り畳んだ紙を取り出した。
それは、この世界の全貌を写し取ったといわれている、地図の縮小版だ。
世界は限りなく広い。この小さなクラブ村なんて、自分でおおよその見当をつけて印を付けなければ、どこにあるのか分からないほどだ。
実際、世界なんて見たことがないから実感がわかないけれど、僕の好きな地質学者の書いた本に載っていたものだから、信用している。
「いいか、ここがファーメリーたちの国がある島だ」
僕は地図の一番左端を指した。そこには地図で見ると小さいが、そこそこ大きいと思われる島があり、「妖精島」と書かれていた。
「んで、その隣の大きな大陸の、真ん中あたりにあるのが、このクラブ村だ」
妖精島から海を隔てて少し東へゆくと、地図のほとんどを占める大きな大陸がある。その中央付近に、僕が付けた印がある。
「仮に、ファーメリーがギフトの人に、いろんな交通機関を使って連れてきてもらったら、一月くらいでこの間を行くことができるんだよ。でも、もし何らかのハプニングが起こって、ギフトの人とはぐれたとしたら、歩いてこなくちゃならない」
これはあくまで僕の仮説だけれど、僕のファーメリーがやってこなかった理由は、きっとギフトの人と離ればなれになってしまったからだと考えている。
大陸を横断するための交通機関に乗るには、主要な都市に行かなくてはならないし、ギフトの持つ特別な許可がないと、ファーメリーが単独で乗ることはできない。
だから必然的に、ここへ来るには徒歩になる。
「何とか海は越えられたとする。この大陸の西の端から、この村までを道なりに進んでいくとして、おおまかにその距離と時間を計測すると、十年くらいかかる計算になるんだよ」
僕は自分の解説にだんだん熱くなってきた。拳を握りしめ、さらに熱演する。
「つまり! 僕のファーメリーが十年前からここへ向かってきているとすれば、もうそろそろ、ここへ辿り着くわけだよ!」
「なるほどー。あったまいいわねー、あんた」
ソフィアは感心していた。ギルバートはケケケと不気味に笑っていた。
しかし、姉さんは浮かない顔だった。
「でもさー、その計算って、ファーメリーがこの距離を同じ速度で淡々と歩いてきたらって話でしょ? やっぱり旅に障害は付き物でしょう、どこかで道に迷ったり、倒れちゃったりしてたら、もっと遅くなるんじゃないの? 最悪、来れないとか」
「不吉なこと言うなよ。それに遅れたって大丈夫さ。こうやって旗を立てておけば、遠くにいても見えるはずだし。遅れようが何しようが、僕はいつまででも待つから!」
僕の言葉を聞いて、姉さんは何か大きな決断をしたような表情を見せた。
「ディース。あなたに見せたいものがあります。ついていらっしゃい」
「え?」
僕の返事も聞かずに、姉さんは家の中へ入っていってしまった。
僕たちは顔を見合わせ、すぐに姉さんの後を追った。
陽気な春の昼下がり。
僕は屋根の上に登っていた。
僕の家は村で一番大きい。なので屋根の上は、村で一番高い場所でもある。
そこに僕は、大きな旗を立てた。
「よしっ、これで遠くからでも、よく見えるぞ!」
白い、大きな旗。そこには大きく、黒い塗料でこのクラブ村のシンボル、三つ葉のクローバーが描かれている。
もちろん、描いたのは僕だ。その証拠に、クローバーの横に僕のイニシャルである「D」の文字も書き加えてある。
「なびいてますなぁ」
気持ちのいい風に揺れる旗を見上げて、のほほんと呟いたのは、父さんのファーメリー、ギルバートだ。
今では僕のお目付け役として、すっかり側に居座っている。
相変わらず顔は赤く、手には酒瓶を握りしめて放さない。
最初の頃は体に悪いからと、無理矢理取り上げていたが、激しい返り討ちにあった経験があるため、今ではもう諦めて放置している。
庭に生えている背の高い木が、桃色の綺麗な花を咲かせている。
満開の花を眺めながら、のんびりと花見気分を満喫しているようだ。
そんなギルバートに、僕は自信満々に言ってやった。
「僕がこの旗を屋根の上に掲げたからには、お前のお役目も、そろそろ終わりだぞ。ギルバート」
ギルバートは酔った頭をふらつかせるように、首を傾げた。
「この旗は、目印なんだ。これが見えれば、きっと道に迷いはしない。まっすぐに、僕のところへ、やってこれるんだ!」
「何がですかな」
「とぼけるなよ、分かっているだろう? 僕がずっとずっと、待っているものを」
遠くを見つめて、僕は笑った。
「ファーメリーだよ、僕のファーメリー!」
本当は迎えに行ってやりたいけれど、自分の言うことを聞くファーメリーを持っていない子供は、村の外に出ることを禁止されている。
ギルバートは僕の指示なんて、ぜんぜん聞いてくれないし。
だからこうして、目印を立てるだけで精一杯なのだ。
でも、僕の計算が正しければ、あと少しなんだ。
あと少しで、ファーメリーは僕のところまで辿り着く。
「ディース! そんなところで何をやっているの!」
下から声がした。屋根に手をついて覗いてみると、庭でこちらを見上げている一人の少女が。
「早く降りてきなさい! 危ないでしょう!」
鬼気迫った表情で、僕に怒鳴りつけてくるのは、僕の姉のルーシー。側でホバリングしているファーメリーは、姉さんの相棒のソフィアだ。
「分かったよ。降りるから!」
僕は大声で返事し、裏に立てかけてあった梯子を使って、地上に降りた。
そして姉さんのところへ駆けていく。いつの間にかギルバートも僕の横にいた。
「まったくあなたは……。落ちたらどうするつもりですか」
姉さんは、僕より二つ年上の一七歳。長い髪をおさげにして、肩から手前へ流している。おっとりとしていて柔らかい物腰のため、あまり怒っていても、怖そうには見えない。
でも、他人には一見分からない表情の変化も、長年一緒に暮らしてきた僕にはよく分かる。姉さんは、かなり怒っていた。
でも僕は、悪いことをしていたわけじゃない。その辺りを分かってもらいたい。
「姉さん。僕は屋根の上で……」
「まあ、そんなことをしていたの!?」
「まだ何も言ってないって!」
これ見よがしに驚いてみせる姉さんだが、いったい何に驚いているのか。それは当人にしか分からない。
姉さんはハッと慌てた様子で我に返り、ばつが悪そうに俯いた。
人の話を最後まで聞かない、そそっかしいところが姉さんの欠点だ。
何とか直そうと頑張っているみたいだが、その道は、なかなかに険しそうだ。
姉さんは少し頬を赤らめて、小さく咳払いをした。
「と、とにかく。何をしていたにせよ、あまり心配を懸けさせないで」
「ごめん。もうしないからさ」
「ところで、あの旗は何?」
さっきの話の続き、と言わんばかりに、空を見上げて訪ねたのはソフィアだった。金髪碧眼の、可愛らしいファーメリーだ。
十年以上、人間の国で生活をして、見た目は成長しているが、その大きさは初めてやって来た時と変わらず、掌に乗せられるくらい、小さい。
ソフィアの問い掛けに、僕は目を輝かせた。
「よくぞ聞いてくれました! あれは目印だよ、ファーメリーが迷子にならずに、ここまでくるための!」
僕は意気揚々と返答した。姉さんが、ぴくりと表情を引き攣らせ、強ばらせた。
「ファーメリーって、あんたの?」
「そうともさ」
「ふーん。でも何で今頃、旗なんて立てる気になったわけ?」
「よくぞ聞いてくれました! またしても!」
僕はズボンのポケットから、折り畳んだ紙を取り出した。
それは、この世界の全貌を写し取ったといわれている、地図の縮小版だ。
世界は限りなく広い。この小さなクラブ村なんて、自分でおおよその見当をつけて印を付けなければ、どこにあるのか分からないほどだ。
実際、世界なんて見たことがないから実感がわかないけれど、僕の好きな地質学者の書いた本に載っていたものだから、信用している。
「いいか、ここがファーメリーたちの国がある島だ」
僕は地図の一番左端を指した。そこには地図で見ると小さいが、そこそこ大きいと思われる島があり、「妖精島」と書かれていた。
「んで、その隣の大きな大陸の、真ん中あたりにあるのが、このクラブ村だ」
妖精島から海を隔てて少し東へゆくと、地図のほとんどを占める大きな大陸がある。その中央付近に、僕が付けた印がある。
「仮に、ファーメリーがギフトの人に、いろんな交通機関を使って連れてきてもらったら、一月くらいでこの間を行くことができるんだよ。でも、もし何らかのハプニングが起こって、ギフトの人とはぐれたとしたら、歩いてこなくちゃならない」
これはあくまで僕の仮説だけれど、僕のファーメリーがやってこなかった理由は、きっとギフトの人と離ればなれになってしまったからだと考えている。
大陸を横断するための交通機関に乗るには、主要な都市に行かなくてはならないし、ギフトの持つ特別な許可がないと、ファーメリーが単独で乗ることはできない。
だから必然的に、ここへ来るには徒歩になる。
「何とか海は越えられたとする。この大陸の西の端から、この村までを道なりに進んでいくとして、おおまかにその距離と時間を計測すると、十年くらいかかる計算になるんだよ」
僕は自分の解説にだんだん熱くなってきた。拳を握りしめ、さらに熱演する。
「つまり! 僕のファーメリーが十年前からここへ向かってきているとすれば、もうそろそろ、ここへ辿り着くわけだよ!」
「なるほどー。あったまいいわねー、あんた」
ソフィアは感心していた。ギルバートはケケケと不気味に笑っていた。
しかし、姉さんは浮かない顔だった。
「でもさー、その計算って、ファーメリーがこの距離を同じ速度で淡々と歩いてきたらって話でしょ? やっぱり旅に障害は付き物でしょう、どこかで道に迷ったり、倒れちゃったりしてたら、もっと遅くなるんじゃないの? 最悪、来れないとか」
「不吉なこと言うなよ。それに遅れたって大丈夫さ。こうやって旗を立てておけば、遠くにいても見えるはずだし。遅れようが何しようが、僕はいつまででも待つから!」
僕の言葉を聞いて、姉さんは何か大きな決断をしたような表情を見せた。
「ディース。あなたに見せたいものがあります。ついていらっしゃい」
「え?」
僕の返事も聞かずに、姉さんは家の中へ入っていってしまった。
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